4姉妹の2番手3番手、双子のトールとトーリです
きりっとした顔をしているほうがトール(23)、盗賊
ふんわりした顔をしているほうがトーリ(23)、武闘家
(名前の発音はどっちも、「毛布」とかと同じような感じで)
外見では、小さい頃は母親似かと思われていましたが、大きくなるにつれて父親似であることが判明
髪もくせっ毛が強くなって、手でクルクルするだけでふんわりカールになるのがお気に入り
(長女のシオとミオは直毛ストレートで母親似ですな)
しかし、性格はどちらかというと気が荒い母親ゆずり
トールの方は、雑ですがさっぱりしていて、活発、外交的です
トーリは、割と細かい気性ですが結構陰湿で、基本、他人と交流するのは嫌いです
そういう性格上、どちらも武器はツメですが、トールの方が回復に気を配ることができるので、
彼女のほうが盗賊をやってます
というのも、二人は双子、旅をするときも二人で戦闘も二人、時々、長女のパーティに混ぜてもらったりしますが
でもやっぱり二人の方が意思の疎通も100%、他人は邪魔よねー、っていう二人パーティが基本です
服は父さんの手作り
ペアルックだけど色違いにして、髪型も差別化して、紛らわしくないように、誰からも見分けがつくようにしていますが
実はそれがフェイク!
時々、ひっそり互いの姿を入れ替えて周囲を欺いては、二人でにやにやしたりしています
はい、根っから性格悪いんですこの二人!
私の下手な絵でなんですが、きちんと見分けがつくのは父さんくらい(なにしろ母親的立ち位置ですから)
長女でも時々見間違うほどですが、この二人の性格の悪さを知っているので、長女は端から見分けようとはしてません
もうこいつらは二人で一人でいいわ、っていう投げやりな感じ
でも双子は長女のことが大好き!
強い女が好きっていうのと、それが自分たちの姉っていう自慢と、村の上位にいる人っていう憧れがあります
好きな子に意地悪してしまう小学生の心理、それそのもので姉に絡んでは怒らせる毎日
でも好きだからなんです
反対に、よわっちい妹のミオのことは大嫌い
父さんがかばうのも面白くないし、長女がミオに対して手ぬるい(と双子は思っている)のも不満です
なので小さいころから率先して、いじめてました
みそっかす、の意味で「みそ子」と呼び、それを面白がって周りの子たちも便乗し、
徹底的に弱者としてミオを底辺においこんだ最たる人物、がこの二人
そんな経緯を村の女性たちは知っているので、今回、ミオが戻ってきて
この先、下剋上のようなことが起これば、「これは見もの!楽しみじゃない?!」と大興奮なのでした
ヒロの策がうまくはまったのも、そういう村の気質があったからこそですね
双子は村では中堅の位置で、弱くもなく強くもなく、という具合
何しろ双子なので、互いに互いの考えてることが手に取るように解るっていう戦闘、が得意です
純粋な力技ではなく、双子ならではの関係性を発揮して勝つ、もしくは逃走するスタイルなので
「正直、戦いにくいなこいつら…」っていうのが周りの評価で
あと性格悪いこともあって、取り巻きには好かれてもいるけどそれ以上に嫌われてもいる困ったサンです
本人たちは気にしてませんが
そんな彼女たち、盗賊&武闘家としてのレベルは99
ですが、あまり村を離れて遠くまで旅をするのが好きではありません
環境が変わったり、異文化に触れたりするのが面倒だし疲れる、と思っているので
東ナザム地方周辺とセントシュタインのある大陸をうろうろするくらいまでの行動範囲です
世界地図にして4分の1にも満たない、というところでしょうか
それに比べて、ウイたちは主要部分とはいえ世界を巡り天界にまで足を延ばしちゃった強者ですから
そういう意味では圧倒的に、ウイたちが優れているのが現状です
ウイたちが戦ったモンスターの種類も、過酷な経験も、人々の期待を背負ったことも、まだ彼女たちは知りません
ミオもどう話せばいいのかわからない、という状態なので父親への手紙にもそれは書いていません
遠く離れている以上、不安要素を手紙に書くということは心配させるだけでしかない、という
ミオなりの判断でしたが、戻ってきた今でも、やっぱり上手く話せないままです
もっと年を重ねて、大人の目線で振り返った時に、あれはこういうことだった、と、一歩ひいた昔語りで
誰かに聞いてもらいたくなるようなものかも、と私的には思ったりしています
それが、伴侶か、子供か、孫か、あるいは全然知らない誰かか、何にしろ遠い将来の事ですね
話がそれました
えーつまり、村の対人での決闘では明らかに「戦闘力」で敗北したウイたちですが、
(寄ってたかってぼこる、っていう多VS少の決闘でしたが、それも全然ありな村です)
(不満ならお前らも人数あつめてこいやー、って主張ですよ)
世界中を巡り冒険することを「強さ」で測るなら、この村でウイたちに勝る人たちはいないですよねー
(まあそれを話したところで、でもアンタたち負けたじゃん、って相手にされなさそう)
まだまだ世界は未熟で、これから発展していく状態にある、というのが天使ツアーズの世界観なので
世界制覇した冒険者たちもまだほんの一握りかな…
日本で言えば明治初期くらいかなー、と勝手に思っているほどです
ストーリーでウイたちが働きかけなければたどり着けないような地もあったり、箱舟が必要だったり
その辺のことも踏まえて、
ウイたちと、この世界の人たちの強さの差はそんな感じです
強さと経験
今回の村での決闘は対人という経験が不足していたウイたちに潔く負けてもらいました
まだ彼ら17,8やそこらの子供ですから、散々負けるのもいいもんですよ
人間、いい味が出て出来上がってくるのは20後半から30代、っていう渋専と
バトルマンガみたいに長く続けば続くほど強さがインフレしてわけわからん、ってなるのも
私ごときには手に負えない案件なので(;'∀')ゞ
そんなこんなで
だからこそ、トールとトーリにはまだまだ見知らぬ世界が広がっていて、これから先、
思いもよらない冒険をしたり、人生の選択があったり、世界中どこにでもいけるし何でもできるっていう
希望と興奮に満ちた世界が開かれているわけですね
そこへ飛び込んでいくことで、また違った価値観で妹や、その仲間たちに接するようになるかもしれない
ならないかもしれない(-_-;)
そんな、双子の設定です
双子を描くときはいつも、一人描いてコピー&ペースト!の荒業炸裂!!