こんな話を描いておきながら、私自身はマナーとか儀礼とか社交界とか、たしなんではおりませんので
なんちゃって貴族設定に加えて、ここでもなんちゃって社交術が展開されていると思ってくださいませ(;'∀')
(誰も本気にするとも思いませんが…)
ここでのホストはお爺さんです
本来なら、ミカがお爺さんに友人たちを紹介する場を設けるならば、
ミカがホストとして、お爺さんをゲストとしてもてなすのが普通なのですが
ミカがそういう事ができない困ったちゃんなので、事前にウイたちを紹介したい旨を相談しに行った時に
お爺さんがホストをかってでてくれている、という状況です
なので、ウイたちとミカがゲスト、という立場(貴族界では、いい歳してミカは甘ったれてると言えなくもない)
ここで、ミカの友人が遊びに来ている、と言う情報を得たお母さんが参加してくるとなると
ミカがホストになって、お母さんをゲストとしてもてなすのが普通です
(この場合、お爺さんがお開きにしてくれるのを、ミカも母も待つ、という感じ)
しかし、ここでの問題点、お母さんの申し入れ、「息子の友人に挨拶をしたい」というのが本音か建て前か?
(別に興味ないけど形だけ「紹介して欲しいわ」という姿勢を見せておく、のがマナー、みたいな)
という事でミカが困り果てているのを見て、お爺さんの助け舟です
お爺さんがホストの立場を継続して、母と息子の友人を引き合わせる場を設けた、という形にすることで
母の申し入れをなかったことにしておいて、新たに会談の申し入れを母の方へ送っています
そしてウイたちに教えた3ステップ
母がお爺さんに「お招きアリガトウ」と挨拶をして、ミカがその場に居合わせた全員を紹介します
ウイたちは身分が下なので、ここでは主導権はありません
ただ初めましての意味でお辞儀をするくらいが精々
その後、母が本気でウイたちと交流したいと思えば、そのままお茶会に突入することになります
しかし、建て前だけで実際に交流したいわけではない場合は、紹介が終わった時点でお開きにすることもできますよ
という意味を持たせての、お爺さんの提案です
(これならミカが、断るべきか断らざるべきか、と悩まなくても良い)
(ミカは友人を連れてくるのが初めてなので、マナーの先生に教わったことはできても母の真意は全く理解できないわけで)
なにそれ!くそメンドクサイ!!!
っていうのが、例え家族間であっても避けては通れないミカたちの日常です
とにかくそういう形式にこだわります
誰が見てるわけでもないのに、これぞ様式美、っていうのを貫く無意味な貴族社会
たまたま目にしたNHKの華道茶道の番組を見て組み立てた設定です
道、のつく世界はなかなか奥が深くて、ツアーズの中の貴族社会をいい具合に刺激してくれます
わりと切実だったのに、この扱い