SSに入れるとテンポが悪くなるな、と思って切り取ったオマケ4コマです
となりあるオマケ、の本を借りる話、の場面で
ミオのために持ち出す本の題名をかいて司書に渡す前の一部分
ミオは、ミカの図書館構想が実現できるように手助けをしたいという思いで
借りる立場から犯罪抑止を考えてみたのですが、ミカにドン引きされる、というオチです
ミカが教師から「侯爵家として責任ある社会貢献をするとしたら何をするか」という課題を出されて
図書館の構想を出したのが、10~12歳くらいの時です
善意の貸し出しと犯罪の抑制、本の貸出を重点におくと犯罪の抑制が軽視され
犯罪の抑制に重点を置くと、善意の貸し出しがままならなくなる、という壁に突き当たって
その構想での社会貢献を断念した、という話
公園の桜の木が切られまくっている、というニュースを聞いて
今の公共は性善説であるからこそ成り立つものなんだな、と己の常識に激震が走って
出来たネタ
そういや側溝のふたやら電線やら盗まれまくっているのもそれか、とやや厭世的になり
民度も上り詰めればあとは下がる一方なのかスラム化まっしぐらだな!とそこから
ミカの統治に思いをはせてネタを一つ生むにとどまる妄想脳が健在な春
当初は授業ではなく、ミカが自主的にいずれ自分が当主になった時のために
社会貢献の一つとして書庫を開放する準備をしている(あと、庭園の解放もある)
というそれだけのネタでしたが、せっかくなので
統治者としての授業の一環、の一つに盛り込んでおきました
どうすれば図書館を開けるか、は、図書館だけにこだわっていては実現しないだろうと社会貢献だと思います
当時のミカが壁に突き当たったのも、図書館だけを見据えた構想だったからでしょう
ミカにはこれから統治者としての広い視野が求められ、それを補ってくれる人間関係を果てしなく広げていく必要があります
果てしなさ過ぎて、こっちが果てそうです
世界の半分が欲しいか、と言われても、これっぽっちも欲しいと思えないよ竜王様…
て感じです
風呂敷広げるだけ広げて皆様に畳んでもらうのを待つばかり