ミカ個人所有の別宅(良い名称が解らないスミマセン)の管理を任されている司書執事
顔も名前もしっくりこないので4コマとSSと名前が違ってる一大事
イメージが固まったら、その辺り書き直しておこうかなと思って放置しているものの
もうキャラの引き出しはすっからかんなので期待はできない…
(キャラ画整理してたらミカのじいちゃんとエルシオンの学院長がかぶってることに気づく)
(ついでレンレンとラヴィエル様もかぶってた多分もっと探せばかぶりまくりだと思う)
なので、画像もなしに設定だけ書きなぐります
この人、名前がないので今は仮に司書執事と呼びますが
(セレブ探偵、とか、有閑刑事、とか、あんなノリで、司書執事)
この司書執事の設定を作ったのは、この話のためではなくて
ミカのお見合い話とかを考えていた時に、「ダメだミカ一人じゃ見合いもままならない!」と思い
お助けキャラ要員として投入するためでした
そして今から書く設定は、彼が自分の身の上話としてミカの見合い相手に打ち明けるはずの話なのですが
多分ミカの見合い話まで書くことはないと思うので、ここで暴露しておきます
(書くことがあったとしても数年先になるともう私が全部忘れてしまってると思うので)
大まかに、50歳代
執事と司書、両方の資格を持ちつつ、教師向きの性格で的確なアドバイスができる
という人物像ですが、この人が何故ここに配置されているのかというと、別邸の歴史から語らないといけません
大昔、ミカのお爺ちゃんのお爺ちゃんが当主だった時代に建てられた別邸です
現代で言うと、勤務地が東京で自宅が埼玉だった場合、埼玉まで帰るの辛いから東京に別邸建てるわ、っていう用途です
あとは、お妾さんを住まわせたり、羽目を外して騒いだりする隠れ家だったり、そういう感じでも使いますかね
その頃は侯爵家としての財産だったので使用人も侯爵家の人間が始終務めていましたが今は違います
侯爵家とは無関係の個人の持ち物(今はミカのもの)ということになっています
別邸に侯爵家の使用人を回すことはなく、別邸の使用人が侯爵家に上がることもありません
そうなったのは、大昔にあった事件にさかのぼります
以下、事件のイメージです
ミカのお爺ちゃんのお爺ちゃん、高祖父の従者の一人が粗相をしでかします
お喋り好きでついうっかり貴婦人たちのいる席で口を滑らし、その些細な一言が大事になり
彼は侯爵家の従者の身分をはく奪されてしまいました
この悪名は速やかに貴族界に広まるのでもうどこの従者として勤めることもできません
市井の方でも貴族界とごたごたするのは嫌なので良い働き口は望めません
そういった境遇を哀れに思った高祖父が、
「一度侯爵家に関わった者、その様に口の軽いものを放つのは侯爵家にとって命取りになる」
「一生鎖をつけたまま幽閉してしまうのが良い」
という名目で、彼と彼の一家を城下にある別邸の管理人とすることで事を納めます
別邸を侯爵家の財産から切り離し、孫(ミカのお爺ちゃん)に払下げ、孫個人の財産にしています
この事件のせいで、「従者が主人格に口をきくのは恐れ多い」という謙る程度だったものが
事件の後には「従者は主人格と直接口をきいてはならない」と厳格化されましたとさ
っていう昔話風+大岡裁き風になるように、事件をイメージで作ってはいるのですが
自分で作っておきながら、罪状と刑罰が果たして釣り合っているかどうかが、今ひとつ自信ありません
大岡裁きで高祖父の知名度アップとなるか、ただの大バカ者になるか、貴族社会を構築しきれていないというか
この時代、このツアーズ世界で、果たして法治はどこまで整っているのが良いか、とか考え出すと
世界観を作り上げるためにまず政治と立法関係の勉強もしないといけなくなってきたので、ひとまずこの程度、で放置してあります
あ、法治なだけに?
そういう経緯があって、個人の所有物となった屋敷に一般人となった彼は死ぬまでこの屋敷で務め
侯爵家への感謝のために代々屋敷の管理人を務めてきて、今あるのが現在の司書執事さんです
いやー…上手く設定を説明できたでしょうか…
身の上話だと聞き役の姫が突っ込んだり補足したりして
ある程度の謎や不自然さは会話の中で自然に流れるので気になりませんが
いざ設定を書くとなるとあちこち破綻が見えて、自分自身で行き詰まるのが難です
会話って素敵だな
司書執事と、メイド二人(妻と娘)で屋敷を管理していますが、それだけでは手が回らないので
庭や建物の補修など、そういう専門的な仕事は民間に依頼したりします
資格はありませんが、侯爵家の執事としても見劣りしないだけの知識と教養は必須
次の代の彼の息子も大学で今猛勉強中です
一応、公にはしていませんが、侯爵家の若様が度々来る、という事があるので
屋敷に出入りする人間には貴人に対する振る舞い方もしっかりしつけます
ここに教師成分が必須、で
あとはミカの図書館計画にも噛んでもらわないといけないかな、と思って司書成分も足しましたが
図書館を開放し民間の学力をあげると第一次産業の従事者が減る問題とか
第一次産業の減少を何で補うかとか、そうなった場合の侯爵家の維持とか
そういうところを考えていくと、ミカの別邸が図書館として開放されるのは恐らく
ミカの死後くらいにまで時間がかかりそうだな、というところに行きついたので
無駄と言えば無駄だったかなという気がしないでもないですが
あの屋敷に司書を別に雇う、というのもあまりイメージできないので
現状このまま司書執事さんには司書執事として頑張ってもらうことにしております
そのうち(数年後?)良い手を思いついたら、司書と執事は別人、という風に分けるかもしれない
(そうなると4コマの彼が大岡裁きの血縁者で、SSの司書は民間人から新たに雇用、という方向に)
(って今書いてて、それでいーんじゃ…、と思えてならない…)
そんなあやふやな人物像、ひとりでふたり?司書執事さん
そんな司書執事さんと別邸の設定話でした
見合いの姫の一人と意気投合する設定があるだけに分け辛い司書執事