【モスクワ=遠藤良介】ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、
露南部のソチで6日に予定される
安倍晋三首相とプーチン露大統領の非公式首脳会談で、
北方領土問題に関する
「即時の大きな前進はまず期待できないだろう」と述べた。
露主要メディアが伝えた。
ペスコフ氏は、首脳会談では領土問題に
「何らかの形で触れられるだろう」とした上で、
「このテーマはきわめて繊細であり、
専門家レベルでの緻密かつ継続的な作業を要する」と発言。
会談は「両国間の実務的で建設的な雰囲気を醸成し、
そのことによって専門家の作業が前進することも可能になる」と述べた。
露大統領府はこれに先立ち、首脳会談では
「貿易・経済と人文領域での2国間協力や
焦眉の国際問題に関して協議される」と発表し、
北方領土問題の解決に意欲を見せる日本側とは対照的な姿勢を示していた。
-産経新聞 5月4日(水)22時3分配信-
オバマ大統領の静止を押し切っての首脳会談。
会談前からの早速のけん制で先制パンチを受けた格好だ。
ロシアは完全に日本外交を舐めきっている。
ウクライナ侵略に対する制裁が効力を発揮しだしているこのとき、
いくら手を差し伸べても何の効果も無く、
少しも恩義を感じていないことを示している。
更に無様なのは、
≪日中友好議員連盟の訪中に中国が“格下”との会談を用意
南シナ、唐氏の「正当な活動」との強弁に高村氏は…≫
【北京=水内茂幸】超党派の日中友好議員連盟
(会長・高村正彦自民党副総裁)の訪中団は4日、
北京で中日友好協会会長の唐家●(=王へんに旋)元国務委員と会談し、
唐氏は5日に李源潮国家副主席との会談を調整していることを明らかにした。
李氏は中国共産党の最高指導部である常務委員でなく、ワンランク下の政治局員。
日中友好議連は昨年、党常務委員の張徳江・全人代常務委員長と会談している。
中国側は、先月の日中外相会談で南シナ海問題をめぐり対立したことを受け、
今回の訪中団に厳しい態度を取ったとみられる。
唐氏は会談で、「南シナ海で中国は正当な活動を行っており、
日本は適切に対応していただきたい」と述べ、
日本が先進7カ国(G7)外相会合などで批判を強めたことを批判。
高村氏は「南シナ海問題は、日本だけでなく国際社会全体の懸念だ」と述べ、
人工島造成など軍事拠点化を進めていることを牽(けん)制(せい)した。
先月30日の日中外相会談では、王毅外相が岸田文雄外相に
「誠意があるなら歓迎する」と挑発。
南シナ海問題でも、岸田氏が中国の動きに懸念を示し、
王氏は議題に取り上げたこと自体に不快感を示した。
高村氏らには、政府間のような厳しい外交交渉と一線を画す議員外交を活用し、
日中間の「雪解けムード」を加速させる狙いがあった。
議連は年1回の訪中で、過去2年連続で張氏と会談していただけに、
思わぬ中国側の態度硬化に戸惑いが広がっている。
-産経新聞 - 2016年5月4日-
こちらも完全に舐められている。
大体この時期、外務省を差し置いて
何しに中国くんだりまで行ったのだろう?
『超党派の日中友好議員連盟』とあるが、
カモがアホ面下げ、ネギ背負って中国詣でをしたようなものだ。
今はロシアへも中国へも徹底的に孤立化政策を貫き、
その傲慢な鼻面をへし折るのが日本政府の仕事でしょう?
もうすぐ始まるサミット。
その中で日本が議長国としての成果を出したいのなら、
一貫した外交路線を保ち、
外務省を差し置いた首相の行動や、議員連盟の行動を控えるべきだ。
今の一貫性の無い日本外交を見るにつけ、
太平洋戦争直前の外務省・軍部の2重外交を思い起こす。
結局あの時もその一貫性の無さから、対アメリカの戦争回避に失敗し
最悪のタイミングでの開戦に至った。
歴史に「もし」や「たら」は禁物だが、
外交窓口が外務省一本だったら、もっと別な展開があったはず。
更に歴史を学ばない人々の中には、
都知事外交なる訳の解らない行動をとり、
国内から批判を受けている人もいる。
最近は親日国であるはずの台湾にまで領土問題で舐められている。
外務省のお役所体質とその無能さも問題だが、
政治的な外交問題に関しては、所轄官庁として責任感を持ち、
もっとリーダーシップを発揮してほしい。
私は北方領土問題に関しては、特に関心を持っている。
4島一括返還が日本の国是のはずなのに、
歯舞・色丹でお茶を濁すどころか、
それすらはぐらかすロシアに対して、
もっと厳しい態度で接すべきと考えている。
国際的な制裁で弱りつつあるロシアに手を差し伸べても
相手は決して有難く思わないし、恩義も感じない国だと割り切り、
領土返還を少しだけチラつかせる
狡猾なやり口にパクついてはいけない。
今すぐにでもプーチンとの会談を取りやめると発表すべきだ。
そして中国に対しても、もっと強い口調で南沙諸島侵略を非難し
国際的な制裁を主導すべきだ。
今日の記事を読み、日本外交の無様な現状を嘆いてしまったオヤジが一句。
税金を 使って詣で 馬鹿にされ
お粗末。
露南部のソチで6日に予定される
安倍晋三首相とプーチン露大統領の非公式首脳会談で、
北方領土問題に関する
「即時の大きな前進はまず期待できないだろう」と述べた。
露主要メディアが伝えた。
ペスコフ氏は、首脳会談では領土問題に
「何らかの形で触れられるだろう」とした上で、
「このテーマはきわめて繊細であり、
専門家レベルでの緻密かつ継続的な作業を要する」と発言。
会談は「両国間の実務的で建設的な雰囲気を醸成し、
そのことによって専門家の作業が前進することも可能になる」と述べた。
露大統領府はこれに先立ち、首脳会談では
「貿易・経済と人文領域での2国間協力や
焦眉の国際問題に関して協議される」と発表し、
北方領土問題の解決に意欲を見せる日本側とは対照的な姿勢を示していた。
-産経新聞 5月4日(水)22時3分配信-
オバマ大統領の静止を押し切っての首脳会談。
会談前からの早速のけん制で先制パンチを受けた格好だ。
ロシアは完全に日本外交を舐めきっている。
ウクライナ侵略に対する制裁が効力を発揮しだしているこのとき、
いくら手を差し伸べても何の効果も無く、
少しも恩義を感じていないことを示している。
更に無様なのは、
≪日中友好議員連盟の訪中に中国が“格下”との会談を用意
南シナ、唐氏の「正当な活動」との強弁に高村氏は…≫
【北京=水内茂幸】超党派の日中友好議員連盟
(会長・高村正彦自民党副総裁)の訪中団は4日、
北京で中日友好協会会長の唐家●(=王へんに旋)元国務委員と会談し、
唐氏は5日に李源潮国家副主席との会談を調整していることを明らかにした。
李氏は中国共産党の最高指導部である常務委員でなく、ワンランク下の政治局員。
日中友好議連は昨年、党常務委員の張徳江・全人代常務委員長と会談している。
中国側は、先月の日中外相会談で南シナ海問題をめぐり対立したことを受け、
今回の訪中団に厳しい態度を取ったとみられる。
唐氏は会談で、「南シナ海で中国は正当な活動を行っており、
日本は適切に対応していただきたい」と述べ、
日本が先進7カ国(G7)外相会合などで批判を強めたことを批判。
高村氏は「南シナ海問題は、日本だけでなく国際社会全体の懸念だ」と述べ、
人工島造成など軍事拠点化を進めていることを牽(けん)制(せい)した。
先月30日の日中外相会談では、王毅外相が岸田文雄外相に
「誠意があるなら歓迎する」と挑発。
南シナ海問題でも、岸田氏が中国の動きに懸念を示し、
王氏は議題に取り上げたこと自体に不快感を示した。
高村氏らには、政府間のような厳しい外交交渉と一線を画す議員外交を活用し、
日中間の「雪解けムード」を加速させる狙いがあった。
議連は年1回の訪中で、過去2年連続で張氏と会談していただけに、
思わぬ中国側の態度硬化に戸惑いが広がっている。
-産経新聞 - 2016年5月4日-
こちらも完全に舐められている。
大体この時期、外務省を差し置いて
何しに中国くんだりまで行ったのだろう?
『超党派の日中友好議員連盟』とあるが、
カモがアホ面下げ、ネギ背負って中国詣でをしたようなものだ。
今はロシアへも中国へも徹底的に孤立化政策を貫き、
その傲慢な鼻面をへし折るのが日本政府の仕事でしょう?
もうすぐ始まるサミット。
その中で日本が議長国としての成果を出したいのなら、
一貫した外交路線を保ち、
外務省を差し置いた首相の行動や、議員連盟の行動を控えるべきだ。
今の一貫性の無い日本外交を見るにつけ、
太平洋戦争直前の外務省・軍部の2重外交を思い起こす。
結局あの時もその一貫性の無さから、対アメリカの戦争回避に失敗し
最悪のタイミングでの開戦に至った。
歴史に「もし」や「たら」は禁物だが、
外交窓口が外務省一本だったら、もっと別な展開があったはず。
更に歴史を学ばない人々の中には、
都知事外交なる訳の解らない行動をとり、
国内から批判を受けている人もいる。
最近は親日国であるはずの台湾にまで領土問題で舐められている。
外務省のお役所体質とその無能さも問題だが、
政治的な外交問題に関しては、所轄官庁として責任感を持ち、
もっとリーダーシップを発揮してほしい。
私は北方領土問題に関しては、特に関心を持っている。
4島一括返還が日本の国是のはずなのに、
歯舞・色丹でお茶を濁すどころか、
それすらはぐらかすロシアに対して、
もっと厳しい態度で接すべきと考えている。
国際的な制裁で弱りつつあるロシアに手を差し伸べても
相手は決して有難く思わないし、恩義も感じない国だと割り切り、
領土返還を少しだけチラつかせる
狡猾なやり口にパクついてはいけない。
今すぐにでもプーチンとの会談を取りやめると発表すべきだ。
そして中国に対しても、もっと強い口調で南沙諸島侵略を非難し
国際的な制裁を主導すべきだ。
今日の記事を読み、日本外交の無様な現状を嘆いてしまったオヤジが一句。
税金を 使って詣で 馬鹿にされ
お粗末。