uparupapapa 日記

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南シナ海、違法外国漁船を次々爆破…インドネシアの女傑 スシ海洋・水産相の素顔に迫る

2016-05-06 04:04:03 | 日記
人工島建造などで南シナ海の軍事拠点化を進める中国。

力による一方的な既成事実の積み上げに、

真っ向から「待った」をかける東南アジアの政治家が、

注目されている。

インドネシアのスシ海洋・水産相(51)は、

違法操業の外国漁船を拿捕(だほ)しては、

船籍が中国だろうが容赦なくドッカーンと海上爆破し、

国内漁師を中心に喝采(かっさい)を浴びている。

入れ墨もある身体一つで成功を収めてきた、

元実業家の女傑だ。(シンガポール 吉村英輝)


「中国は大国で自国では強力に独自の法律を執行している。

こちらにも同様の措置をとらせてくれるでしょう」。

スシ氏は4月1日の記者会見で、

拿捕しながら中国の監視船に体当たりを受けて奪われた

違法操業容疑の中国漁船返還を中国側に求め、

この漁船を「例外扱いせず」に爆破する方針を示した。


この中国漁船は今年3月、

インドネシア領ナトゥナ諸島沖の排他的経済水域(EEZ)内で

違法操業中に摘発されたとされる。

だが、インドネシア当局船が曳航(えいこう)中、

武装した中国海警局の船舶に奪い捕られた。

スシ氏は、逮捕した8人の中国人同漁船員について、

船長ら3人を起訴する方針も示した。


2014年の就任以来、操業違反が裁判で確定したとして、

スシ氏が「見せしめ」に海上爆破処置した外国漁船は150隻以上。

自国船が処分にあったベトナムやマレーシアなどは

「法の支配」でインドネシアと足並みをそろえる。

だが、中国はそうはいかない。



中国は、ナトゥナ諸島はインドネシアに帰属するとしているが、

南シナ海のほぼ全域の管轄権を主張する根拠としている

「九段線」の一部と同諸島のEEZが重複している。

「インドネシアとの間に領有権問題はない」と繰り返す一方、

拿捕された漁船が操業していた海域は

「中国の伝統的な漁場だ」と奪還行為を正当化し、

根拠不明な「歴史」解釈を繰り返して、

行為は密漁にあたらないとの立場を主張。

船長らの早期解放も要求している



ー中略ー



英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)によると、

昨年の漁業部門の成長率は8・4%と、

前年の7・4%から上昇。ある漁港では、

毎年900トンだった漁獲量が1300トンに増え

「スシさま効果だ」と、

これまで放置されていた外国漁船による

違法操業取り締まりの効果を称賛する声が多い。


もっとも、「爆破処置は行き過ぎたパフォーマンスでしかない」

との指摘や、「中国などとの外交摩擦への配慮がなさ過ぎる」

との批判があがる。



ー中略ー



スシ氏は、不法漁業の取り締まりで増えた漁業収入を元手に、

沿岸警備能力の向上なども模索している。

政治的影響力もあるインドネシアの国防省は、

中国の南シナ海進出をにらみながら、

ナトゥナ諸島周辺で海軍基地の整備など、

抑止力向上も目指しており、スシ氏とベクトルを共にしている。


中国は、南シナ海の領有権問題で、

フィリピンやベトナムに対しては高圧的ととれる対応に終始している。

だが、地域最大の大国で東南アジア諸国連合(ASEAN)

の盟主を自他共に認めるインドネシアとの対立は避けたいところ。

世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアとは、
過激派対策での協力も欠かせない。

スシ氏は、中国にとり「頭痛の種」となっている。(了)


-産経新聞 5月5日(木)9時5分配信-







まさに「女傑」と云う称号がピッタリだろう。

手段はあまりにも乱暴だが、

国内外から拍手喝さいを浴びているようだ。


自己の海賊行為・略奪行為を

根拠の無い自己主張で正当化し、

無理やり力でそれを押し通すならず者国家中国。



フィリピンやベトナムに対しては高圧的に接し、

日本に対しては敵視外交を推し進めている。


全く周辺国との平等且つ、平和共存など眼中にない

極めて危険な国家だ。




スシ氏のやり方が一番とは言い切れないが、

ある意味、政治家としての不退転の決意と覚悟を感じて

潔い人に思えてくる。



そんなインドネシアも、

先般の高速鉄道受注で見せた中国に対する妥協外交。


日本が現地調査で行ったデータを丸ごと中国側に流出させ、

中国による受注成功まで導いた罪は大きい。


その後建設は頓挫し、

自らの浅はかな行為を後悔しているそうだが、

全くの後の祭りと云えるだろう。



2019年までに自らの実績を国民に示したいジョコ大統領。

痛恨のミスショットとなったようだ。


今後の対中国外交に於いて

インドネシアの方針は

中国にとって厳しいものへとシフトしてくるだろう。



もしスシ氏が次期大統領になったら

とても痛快な方向になっていきそうだ。



中国の曝買いに尻尾を振り、

どんなに殴られても蹴られても愛想を振りまこうとするどこかの国とは

一味違った展開が見られそうだ。



拿捕した中国船を爆破するシーンを見て、

眉をひそめながらもどこか痛快に感じてしまったオヤジが一句。






日本にも  昔はいたよ  肝っ玉






お粗末。