【マニラ時事】9日投票のフィリピン大統領選で
トップを走るダバオ市のドゥテルテ市長(71)の暴言が止まらない。
これまでも「フィリピンのドナルド・トランプ」
と評されるほど失言が多かったが、選挙戦後半に入っても、
女性蔑視発言や同盟国の米国を挑発する発言を連発。
ただ、支持率にはあまり影響が出ておらず
「むしろいい宣伝になっている」との指摘もある。
ドゥテルテ氏は、南部ミンダナオ島の最大都市ダバオの市長を
約20年にわたって務め、治安を劇的に改善させた実績を持つ。
選挙では犯罪対策に焦点を絞り、
就任半年以内の犯罪撲滅や警察官や軍人の給与引き上げを約束。
「麻薬密売人はすべて殺せ」「自分の治世は血塗られたものになる」
と過激な言動を繰り返している。
4月中旬には、刑務所で起きた
豪州女性強姦(ごうかん)殺害事件に関連し、
「彼女は美しかった。市長(である自分)が最初に強姦すべきだった」
とジョーク混じりに述べ、女性団体や他候補が一斉に反発。
その後謝罪したものの、豪州や米国の大使が批判に加わると
「黙れ。大統領になったら断交してやる」と逆上した。
また、候補者討論会で南シナ海問題が議題となった時には、
「自分がジェットスキーに乗って(中国の人工島に)
フィリピンの国旗を立てる。
そして『ここは俺たちのものだ』と言う」と訴え、聴衆を沸かせた。
ただ、こうした発言は現時点で人気に影響を与えてはいないようだ。
女性蔑視発言後に行われた世論調査結果では
支持率は前回よりも1%の低下にとどまった。
むしろ地方政治家出身のドゥテルテ氏にとり、
暴言が連日メディアで報じられることが全国的な知名度向上につながっている。
フェイスブックでの大統領選候補者に関するやりとりの中で、
ドゥテルテ氏を取り上げたものは68%と他候補を圧倒。
強権的な姿勢を批判的に論じるメディアも多いが、
「報道が逆に人気を盛り上げる結果になっている」
(地元紙記者)との声も聞かれる。
-時事通信社-
ここまでくると逆に
痛快に思えてくる。
眉をひそめて聞くのがバカバカしく感じてくる。
もう笑うしかないのか?
≪トランプ氏、ストーンズの楽曲使用中止要求に「倍返し」≫
【AFP=時事】米大統領選で共和党の指名獲得を確実にした
ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、
世界は無情ではなく欲しいものがいつでも手に入ると信じているようだ。
英ロックバンド「ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」
から選挙集会での楽曲使用中止を要求されたにもかかわらず、
5日の集会でも堂々と代表曲を使用してみせた。
トランプ氏は米テレビ局CNBCに対し
「いいかい、私たちは実にたくさんの楽曲を使っている。
使う権利も持っている。
私はいつだって(楽曲使用の)権利を買っているんだ」
と述べ、ストーンズ側の要求を一蹴した。
トランプ氏は選挙集会で会場を盛り上げようと
ストーンズのヒット曲を頻繁に使用してきた。
だが、ストーンズは4日、
「トランプ氏の選挙陣営に楽曲使用を許可したことは一度もない。
ローリング・ストーンズの全楽曲の即時使用中止を求める」との声明を発表。
同氏に楽曲を使われることに怒りを表明してきた
多くのミュージシャンの一団に加わった。
-AFP=時事 5月6日(金)16時22分配信-
人間としての程度の低さから云って
ほぼ同じと云っていいだろう。
こんなこと云っている自分だって
人のことを馬鹿呼ばわりできるほど、
立派な人間ではないことは承知している。
だが私は一般人だ。
しかし大統領候補は同様の人間であってはいけない。
人々を幸せに導く義務がある。
なのにどちらの候補も、その身勝手な発想と言動が
たまたま国民の不満と共鳴し、
崇高な理念とは無縁な人間に過ぎないのに
国民の共感を勝ち得ている。
それは裏を返せば、
多くの国民も同程度の意識の中でしか生活していないことを意味する。
それはまさしく衆愚政治の見本と云える。
一方で何とか大統領当選実現を阻止しようと思う勢力も一応ある。
自分たちの国からそんな愚かな大統領を輩出する事を
恥だと考える人たちもそこそこいるようだ。
でも現実は大統領当選実現が迫っている。
しかしだからと云って、
そんなことをいつまでも嘆いてはいられないだろう。
世界を見渡してみると、
主張していることは一見まともだが、
やっていることはトランプやドゥテルテと
何ら変わらないトップや独裁者の何と多いことか。
ハッキリ名指しするが、
習近平も金正恩もプーチンも朴槿恵も
その行いは愚かそのものだ。
かつてナチスドイツを率いたヒトラーの時代にも
同様の現象があった。
何千万人の血を流し、ようやく得たハズの教訓も
今の現状を見ると、全然役に立ってはいないようだ。
もしトランプやドゥテルテが大統領になったら
強固だった日米間の軍事同盟は緩和・解体に向かい、
東アジア情勢は火薬庫と化すだろう。
私たち日本人がいくら気に病んでも始まらない。
所詮他人の国の動きだから。
日本は日本で、独自の足固めが必要な時期に来ているようだ。
そしてこの日本が、かつての戦争を語る際、いつも言われていた
「あの時は仕方なかった」という合言葉。
数十年後にも再び使う羽目になるのか。
苦い歴史の反省から、一度は平和主義を標榜した日本。
その理想だけではこれからも生き延びられないのか?
歴史の教訓が何の役にも立たない人間という生物。
せめて『人類の英知の祭典』2020東京オリンピックまでは
平穏無事に過ごせることを祈りたい。
再び戦争によるオリンピック中止などと云う事態には、
決してなりませんように。
10代の子供たちが雨の中、国会前で叫ぶのを見て
胸が痛むオヤジが一句。
『仕方ない』 また繰り返す 無力感
お粗末。
トップを走るダバオ市のドゥテルテ市長(71)の暴言が止まらない。
これまでも「フィリピンのドナルド・トランプ」
と評されるほど失言が多かったが、選挙戦後半に入っても、
女性蔑視発言や同盟国の米国を挑発する発言を連発。
ただ、支持率にはあまり影響が出ておらず
「むしろいい宣伝になっている」との指摘もある。
ドゥテルテ氏は、南部ミンダナオ島の最大都市ダバオの市長を
約20年にわたって務め、治安を劇的に改善させた実績を持つ。
選挙では犯罪対策に焦点を絞り、
就任半年以内の犯罪撲滅や警察官や軍人の給与引き上げを約束。
「麻薬密売人はすべて殺せ」「自分の治世は血塗られたものになる」
と過激な言動を繰り返している。
4月中旬には、刑務所で起きた
豪州女性強姦(ごうかん)殺害事件に関連し、
「彼女は美しかった。市長(である自分)が最初に強姦すべきだった」
とジョーク混じりに述べ、女性団体や他候補が一斉に反発。
その後謝罪したものの、豪州や米国の大使が批判に加わると
「黙れ。大統領になったら断交してやる」と逆上した。
また、候補者討論会で南シナ海問題が議題となった時には、
「自分がジェットスキーに乗って(中国の人工島に)
フィリピンの国旗を立てる。
そして『ここは俺たちのものだ』と言う」と訴え、聴衆を沸かせた。
ただ、こうした発言は現時点で人気に影響を与えてはいないようだ。
女性蔑視発言後に行われた世論調査結果では
支持率は前回よりも1%の低下にとどまった。
むしろ地方政治家出身のドゥテルテ氏にとり、
暴言が連日メディアで報じられることが全国的な知名度向上につながっている。
フェイスブックでの大統領選候補者に関するやりとりの中で、
ドゥテルテ氏を取り上げたものは68%と他候補を圧倒。
強権的な姿勢を批判的に論じるメディアも多いが、
「報道が逆に人気を盛り上げる結果になっている」
(地元紙記者)との声も聞かれる。
-時事通信社-
ここまでくると逆に
痛快に思えてくる。
眉をひそめて聞くのがバカバカしく感じてくる。
もう笑うしかないのか?
≪トランプ氏、ストーンズの楽曲使用中止要求に「倍返し」≫
【AFP=時事】米大統領選で共和党の指名獲得を確実にした
ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、
世界は無情ではなく欲しいものがいつでも手に入ると信じているようだ。
英ロックバンド「ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」
から選挙集会での楽曲使用中止を要求されたにもかかわらず、
5日の集会でも堂々と代表曲を使用してみせた。
トランプ氏は米テレビ局CNBCに対し
「いいかい、私たちは実にたくさんの楽曲を使っている。
使う権利も持っている。
私はいつだって(楽曲使用の)権利を買っているんだ」
と述べ、ストーンズ側の要求を一蹴した。
トランプ氏は選挙集会で会場を盛り上げようと
ストーンズのヒット曲を頻繁に使用してきた。
だが、ストーンズは4日、
「トランプ氏の選挙陣営に楽曲使用を許可したことは一度もない。
ローリング・ストーンズの全楽曲の即時使用中止を求める」との声明を発表。
同氏に楽曲を使われることに怒りを表明してきた
多くのミュージシャンの一団に加わった。
-AFP=時事 5月6日(金)16時22分配信-
人間としての程度の低さから云って
ほぼ同じと云っていいだろう。
こんなこと云っている自分だって
人のことを馬鹿呼ばわりできるほど、
立派な人間ではないことは承知している。
だが私は一般人だ。
しかし大統領候補は同様の人間であってはいけない。
人々を幸せに導く義務がある。
なのにどちらの候補も、その身勝手な発想と言動が
たまたま国民の不満と共鳴し、
崇高な理念とは無縁な人間に過ぎないのに
国民の共感を勝ち得ている。
それは裏を返せば、
多くの国民も同程度の意識の中でしか生活していないことを意味する。
それはまさしく衆愚政治の見本と云える。
一方で何とか大統領当選実現を阻止しようと思う勢力も一応ある。
自分たちの国からそんな愚かな大統領を輩出する事を
恥だと考える人たちもそこそこいるようだ。
でも現実は大統領当選実現が迫っている。
しかしだからと云って、
そんなことをいつまでも嘆いてはいられないだろう。
世界を見渡してみると、
主張していることは一見まともだが、
やっていることはトランプやドゥテルテと
何ら変わらないトップや独裁者の何と多いことか。
ハッキリ名指しするが、
習近平も金正恩もプーチンも朴槿恵も
その行いは愚かそのものだ。
かつてナチスドイツを率いたヒトラーの時代にも
同様の現象があった。
何千万人の血を流し、ようやく得たハズの教訓も
今の現状を見ると、全然役に立ってはいないようだ。
もしトランプやドゥテルテが大統領になったら
強固だった日米間の軍事同盟は緩和・解体に向かい、
東アジア情勢は火薬庫と化すだろう。
私たち日本人がいくら気に病んでも始まらない。
所詮他人の国の動きだから。
日本は日本で、独自の足固めが必要な時期に来ているようだ。
そしてこの日本が、かつての戦争を語る際、いつも言われていた
「あの時は仕方なかった」という合言葉。
数十年後にも再び使う羽目になるのか。
苦い歴史の反省から、一度は平和主義を標榜した日本。
その理想だけではこれからも生き延びられないのか?
歴史の教訓が何の役にも立たない人間という生物。
せめて『人類の英知の祭典』2020東京オリンピックまでは
平穏無事に過ごせることを祈りたい。
再び戦争によるオリンピック中止などと云う事態には、
決してなりませんように。
10代の子供たちが雨の中、国会前で叫ぶのを見て
胸が痛むオヤジが一句。
『仕方ない』 また繰り返す 無力感
お粗末。