音の履歴（その１）～Ｍ君とＦＭとモノラルラジカセと～

１回目ははご挨拶。
これからいろいろと記事を書いていこうと思うのですが、
書きたい内容を書くにあたって、少々昔語りをしようと思います。

それは今をさかのぼることだいぶ昔、私が小学生だったころの話です。
小学３年生になり、初めてのクラス替え。
同級生にM君という人がおりまして、家も近所だったもんですから、
彼に家に遊びに行くようになりました。
彼には年の離れた兄がいたためか、非常にませた感じの子供でした。
すでに自分の個室（!）があり、布団なんかでなくベッドに寝ており、
その部屋にはオフコース（!!）のポスターが張ってあったりして、
自分とはまるで別世界に住んでいるようでしたね。
彼のお兄さんは当時高校生だったので、システムコンポを持っていましたが、
まだ小学生のＭ君は、モノラルラジカセでした（でも自分の）。

当時の音楽ソースといえば、レコードかＦＭ放送しかなく、
小学生で月ごとの小遣いというものをもらっていなかったので、
音楽を聞こうと思えば、FMしか選択肢がなかったわけです。
ちょっと背伸びして高校生とかのまねをしたかった、という感じでした。
（まあ、自宅にはレコードプレーヤーというものがなかったため、
そもそもレコードは聴けなかったわけですが・・・）

そんなＭ君の影響で、、FM放送を聴くようになりました。
私の住んでいるところでは、当時はまだ民放のFM局がなく、NHK-FMオンリーでしたが、
最初のころは地元局のローカルリクエスト番組を聴いていました。
自宅にあったナショナルのモノラルラジカセ（「カセ」はもちろん「カセットテープ」のことですよ。奥さん！）で
せっせとエアチェック（完全に死語!!!）に励んでおりました。
そのラジカセというのがこれ↓。
http://www.geocities.jp/yumesawanachi/radio/national-rq556.html
つい最近まで実家にありました。
というか、まだあるのか？
（追記：実家で確認したらまだありました・・・　ラジオとしてはまだ使えます。）
昔のナショナル製品は異常に丈夫だ。
ワイヤレスマイクつきというのがポイント。
ＡＭの受信感度が異常によく、いままで聞いたことのあるラジオでは最強クラスです。

（つづく。何かこのシリーズかなり長くなりそうな予感・・・）