夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

音の履歴(その4)~ステレオラジカセの時代~

2009-12-15 21:50:18 | オーディオ
それまでは自宅のモノラルラジカセを使って、
ちまちまと地元のNHKのリクエストアワーをエアチェックしていたのですが、
いかんせんモノラル、いかんせん自分のじゃない。
そんなとき、叔父がAIWAのステレオラジカセをくれたのです!
中古でしたが、とにかくステレオになったことでものすごくうれしかったのを覚えています。
それがこれ↓

いやー、現物を処分してからかなりの年月がたっているんですが、
久しぶりに画像を見て、かなり感動。
ネットで探せば情報ってあるんですね。
こういうときってほんとにインターネットって素晴らしいと思います。
(ちなみにマイクはオプションです。)

中古でもらったものなので、取扱説明書がなかったため、
いろいろ試しながら使ってました。
この機種、結構多機能だったのですが、
一番は使えるカセットテープの種類がノーマルだけではなく
クロム(CrO2。TypeⅡ)も使えることが、なんともうれしかったです。
しかしCrO2は値段が高く、ほとんどノーマルしか使ってませんでしたが。
あとは、FM受信用のロッドアンテナが2本ついてるというところですね。
それにアナログメーターが2つ、トーンコントロールがBass(低音用)、Treble(高音用)が
別々にあるのもよかったです。
ただ肝心のボリュームが左右独立の上に、スライド式だったのが難点でした。
スライド式のボリュームって微調整が難しいんですよね。
ボリュームはロータリー式に限ります。

結局このラジカセは、高校に入るまで使っていましたから、
5年ぐらい使っていたことになります。
雑誌に紹介されているいろいろな音楽を聴きたいけど、
ソースはFMしかないという渇望の時代に使っていたものなので、
非常に思い入れは深いです。

しかし、今回このラジカセのスペックが分かってショックだったことがひとつ。
「フォノ端子装備でMMカートリッジ・タイプのレコード・プレーヤーを接続することが出来る」

ぬわにー!
レコードプレーヤーが接続できただと!!
当時だってレンタルCDはなくとも貸レコードはあったんだ!
レコードが買えなくとも、レコードプレーヤーさえあればレコードが聞けたのかー!
確かにあった。謎のセレクターポジション。
確かに書いてあった。一番左の赤いスイッチの一番上に「Phono」って。
取説がなくてよく分からなかった。
まさかレコードプレーヤーがつなげるラジカセがあるなんて当時は考えもしなかった。
ウン十年後に知る真実。
安いフルオートプレーヤーでよかったから中学生のときにレコードプレーヤーがあって
レコードが聴けていたなら・・・

そんなことは考えるのはよしましょう。
あのラジカセで録音したカセットテープに入っていたお気に入りの曲たち。
もう失くしてしまって今はないけれど、間違いなく自分にとって宝物でした。
それをこの歳になって確認できただけで十分です。

(つづく。ちょっとしんみりしちゃったけど、次回はついに!)