ほぼYou Tube専用としてDDC FX-D03Jを導入し、DAC ADI-2 DACにつないで使っていたのだが、ときどきプチノイズのような音が聞こえる。
単純に音が途切れているだけかもしれないが、結構頻繁に聞こえるので気になっている。
考えられる原因とすれば、
①給電不足
②ジッター
③単なる機器不良
①とすれば、FX-D03Jはバスパワー駆動なのでUSBケーブルを交換してみるか、昔使っていたバスパワー機器に給電するBusPowerProのようなアダプターを使って、給電を安定させるかだ。
給電の問題だとすると、疑わしいのはFX-D03Jに付属してきた短いUSBケーブル。
デジタルケーブルが短いことはいいことだということで使っているが、FX-D03Jがバスパワー駆動なのでUSBケーブルの給電性能に問題があるかもしれない。
調べてみたら、FX-D03Jに付属してきた短いUSBケーブルは共立プロダクツWP-819のようだ。
共立プロダクツといえば、ミニアンプ用に使用しているアナログ電源キットの発売元ではないか。
妙に親近感がわいたが、単品で購入しても550円。
付属品としてまとめて買う場合は、もっと安いだろう。
これをもう少ししっかりしたUSBケーブルに替えたらよくなるかな。
BusPowerProは近所のリサイクルショップに結構いい値段で買い取ってもらったが、実はまだ売れ残っている。
売った物の買い戻しは避けたい。
②だとするとちょっと対策のしようがないかなと思ったら、テレビからブルーレイプレーヤーへの接続に使っているSPDIF iPurifierがあることを思い出した。
ジッターが出やすいSPDIF 出力のジッターを補正して音をよくしてくれるという触れ込みのSPDIF iPurifierだが、他に使い途がなくなったのでとりあえずテレビとブルーレイプレーヤーとの接続に使っているが、テレビを買い換えて以降、使ったのは1回だけか。
これをデスクトップに持ってくるという手はある。
③の場合はあきらめるしかないが、他に代替する機器は見当たらない。
まずはお金をかけずに、手持ちの機器でできる対策としてSPDIF iPurifierを使ってみるか。
さて、SPDIF iPurifierの使い方はというと
PC>(USBケーブル)>DDC:FX-D03J>(同軸デジタルケーブル)>SPDIF iPurifier>DAC:ADI-2 DAC
となる。
SPDIF iPurifierには外部電源が必要で、付属しているACアダプターiPowerを使うことになるが、デスクトップ回りにまたiPowerが増えてしまう。
SPDIF iPurifierの電源用USBポートはiPurifier SPDIFの側面についているので、隣のUSBケーブルのコネクターに干渉しないよう向きを調整する必要がある。
SPDIF iPurifierを同軸デジタルケーブルに取り付けて、音を確認してみると、電源投入直後は若干ノイズらしいものが聞こえたが、しばらくしたらプチノイズ、音の途切れは確認できなくなった。
やはりFX-D03Jのジッターが原因らしい。
FX-D03Jの個体不良の可能性もあるが、SPDIF iPurifierのおかげで何とかなったのでよしとしよう。
FX-D03Jからの音の質自体に大きな変化はない。
若干ノイズっぽさが減ったかなという程度。
SPDIF iPurifierのおかげでプチノイズは解消したが、念のためUSBケーブルも替えておこうかな。
付属のUSBケーブルは長さが短いのはいいのだが、ちょっと短すぎてFX-D03Jの置き場所が限定されてしまう。
FX-D03Jの価格が価格なので、「オーディオ用」のUSBケーブルで一番リーズナブルなエレコムのDH-AB10にした。
オーディオメーカーのUSBケーブルだと最低でも5000円くらいするので、DDC本体価格を上回ってしまう。
手元に届いたDH-AB10は、端子に金メッキ、メッシュのケーブルシースと「オーディオ用」の雰囲気は出ている。
外見はともかく、音の方は変化はない予定だったが、音がハイ上がりになって低音が出なくなった。
これはちょっと予定外。
「オーディオ用」ということで、ちょっと「カラーリング」が強い。
高音にアクセントをつけると、Hi-Fiっぽく聞こえるので、こういう味付けの「オーディオ用」ケーブルは多いのだが、エレコムよ、お前もかという感じだ。
音の途切れのようなものは全くなくなり、FX-D03J安定運用のためには寄与しているのかもしれないが、ちょっと期待していない方向で音が変わってしまった。
単なる電源の安定化のみであれば、フェライトコア付きUSB2.0ケーブル、U2C-BF07BKのほうがよかったかもしれない。
ともかくFX-D03Jで安定して音が出るようになったので、とりあえずこれでOKだろう。