■モニターに隠れたスピーカーを再配置
まあ、本当はスピーカーを心置き鳴らせる部屋が欲しい。
賃貸だしそうもいかないので、だましだまし普通のPCデスクを使ってきた。
PCをタワー型から現在のスリムな横型PCになってからは、ちょうど下にPCが収まるモニター台を見つけ、PCとモニターはうまく収めることが出来た。
問題はスピーカーで、デスクトップ用のスピーカースタンドを使ってはいるが、PCデスクの幅が75cmなので、ワイド画面のPCモニターにしてからはスピーカーがモニターに半分くらい隠れてしまう。
ヘッドフォン中心の再生環境だし、まあ仕方ないかとそのままにしていた。
最近Direttaとヘッドフォンアンプを導入した。
どちらも小型なのでなんとかなるかと思っていたら、ちょっと甘かった。
Diretta Target PCの方はCDケース大なので、モニター台の上に乗せられて、操作しやすい場所に収まった。
ヘッドフォンアンプZEN CAN Signatured 6XXはADI-2 DACの上に乗せられるなと思っていたのだが、幅自体は問題ないものの、DACの上に乗せると高さの関係でモニター台のフレームに引っかかる。
これを避けるためにモニター台を左にずらすと、ADI-2 DACの上のZEN CAN Signature 6XXはモニター台に干渉しなくなったが、左のスピーカーがモニターに完全に隠れてしまった。
この状態でスピーカーを鳴らしてみたが、さすがに左チャンネルの音が小さくなる。
PCデスクをもっと幅の広いものに替えればそれで済むのだが、このためだけにPCデスクを買い換えもちょっと気が引ける。
現在の部屋ではもう横にスペースがなく、スピーカーをデスクトップからスタンド置きにするという方法も使えない。
いろいろ考えた結果、現在PC用電源の置き台に使っているメタルラック(元々はシンク下に使っていたもの)をPCデスクの天板の高さに合わせたものに置き換えることにした。
ちょうどいい幅と高さのメタルラックのセット品を見つけたので、それにした。
ただ、普通のメタルラックだから、その棚はワイヤーが張ってある仕様で平らになっていない。
そこで、オーディオボードを自作したときに余ったMDFの板材をカットして、天板にした。
MDFだけではちょっとだけ高さが足りなかったので、これも余っていた遮音テープをMDFの両面に貼って高さを調整した。
この遮音テープ、元々は防音マットをつなぎ合わせるためのものだが、特殊樹脂製でかなり重く、重さが必要なボード類に貼り付けて使うのに重宝している。
1段目には左のスピーカー、2段目にはPC用のアナログ電源を自作のオーディオボードに乗せて設置した。
これで久しぶりにスピーカーが左右ともモニターに隠れず、高さもそろって設置することが出来た。
ついでに、スピーカーを面ファスナーのベルトでスピーカー台ごと縛ってしまうことにした。
金属製のスピーカースタンドを使っているので、天板の鳴き止めに天板裏側に昔懐かしブチルゴムを貼っているのだが、ブチルゴムのべたつき防止にブチルゴムの上から遮音テープを貼っている。
これでスピーカースタンドの鳴き止めはしっかり対策できたが、接着力が弱くなってきているのか遮音テープが自重に負けてはがれて垂れ下がってきている。
スピーカースタンドの天板裏側に貼ってある遮音テープの上から面ファスナーベルトをかけて、遮音テープの垂れ下がり防止をしたい。
最近地震も多いため、スピーカーの落下防止の意味合いもある。
スピーカーの前後2個所、ちょうど3点インシュレーターを置いてある場所に横からベルトを回して固定した。
バックル付きのベルトにしたので、しっかりと固定することができた。
見た目はよくないが、思ったほど目立たないからしばらくこれで使ってみる。