夜の翼

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BusPower-Pro導入~FIDELIXのACアダプターに交換してみた

2012-04-01 11:10:27 | オーディオ
BusPower-ProにFIDELIXのACアダプターが使えるかどうかの問合わせをしたところ、
「スペック的には大丈夫」との回答がすぐ返ってきました。
まあ、それならということで注文したところ、翌日には届きました。
6Wタイプなので難燃性のプラスチックの白いケースです(12Wタイプは金属ケース)。
ACコードもDCコードも直付けです。


4本のネジはは1本だけ仮留めしてありました。残り3本をネジ留めして完成です。


中は基板にトランスとコンデンサー類が取り付けられているのが見えます。


基板に「FIDELIX」の文字が見えます。


早速BusPower-ProのACアダプターを交換して、しばらく通電しました。
そして、音を出してみますと、これが良い意味で期待を裏切ってくれました。
BusPower-Proだけでも十分効果があり、普及品とはいえトランス式のACアダプターなので
電源だけではそれほど変化はないだろう、と思っていたのですが、はっきりと違いが分かります。
全体的にはBusPower-Proに替えて良くなったと思った点がさらにレベルアップしたという感じです。
余分な雑味成分はほぼ皆無になり、音の余韻だとか楽器の細かいニュアンスが素直に聞こえてきます。
ノラ・ジョーンズの「Come Away With Me」はBusPower-Pro導入以前は、
どうも音がこもった感じがして録音としては良い印象がなかったのですが、
BusPower-Pro+FIDELIXにすると、いきなり生々しい。
もともとボーカルはかなりオンの録音なのですが、音のこもった感じがすっかりなくなり
ノラのボーカルは「スモーキー」ではなくなってしまいました。
声のかすれ具合がはっきり聞こえてきます。
また、バックの楽器の分離感もさらに増して、バスドラムの音の沈み方などは以前とはちょっと比較にならないほどよくなりました。
BusPower-Pro付属のACアダプターのときに感じたちょっと音を丸めて聴きやすくしている感じが全くなくなり、
高音もきれいに伸びているのですが、刺々しさ、刺激的成分は全く感じず、
音の解像度は十分高いのですが、音のエッジが立った高解像度感ではなく、
あくまで自然、とくかく音楽を聴いていて気持ちがいい。
音の出方も変化があり、低音がどっしりとした安定感というのは変わりませんが、
曲によっては低音が若干ぼあついているかなという印象から締まった方向に変化していて、
ピラミッドバランスからフラットな方向になったようです。

スピーカーでも聴いてみました。
NS-10MMTとLXA-OT1という組み合わせでもその違いが分かります。
以前気になっていた紙臭さというかカサついた印象がだいぶ抑えられました。
低音が出ていないのは相変わらずですが、入力側の低音ががっちりしているせいか、
高音側のきつさはあまり気にならない程度にはなってきました。
まあ、これならどうしても我慢ならないというほどではないので、
スピーカーを鳴らす時間もあまりないことだし、しばらくこれで行ってみようかなという気になります。

BusPower-ProとFIDELIXのACアダプターを加えて、初めてBabyfaceの真価が発揮された感じです。
Babyfaceユーザーならこの投資は決して損にはならないと思います。
それぐらい満足度が高いです。
オーロラサウンドとFIDELIXに感謝します。
好きな音楽を良い音で聴けるのは、本当に幸せです。

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