まずはHD595で聴いてみた。
価格が価格なので、効果がなかったらと心配したが杞憂に終わった。
明らかに「静か」になる。
音の背景のざわざわした感じがなくなり、見通しがよくなるというか、
電源をオーディオ用のものに変えたときに感じる変化だが、今回はかなりはっきりわかる変化である。
電源交換の変換を評価するために、いつも使っているソースがある。
中国琴の単独演奏で、基本的に単音でゆっくりした曲調なので、
音の余韻の時間が長く変化が分かりやすいので、試聴用に使っている。
USB-DACを導入し始めたときからこの曲を試聴用にしているが、
最初のDACフォステクスHP-A3のときは、楽器の音しか聞こえてこなかった。
RMEのBABYFACE+オーロラサウンドBusPowerPro+フィデリクスACアダプターの組み合わせになってからは、
演奏中に演奏者がときどき声ともいえないようなわずかな発声をしていることに気づいた。
DACをRMEのADI2-DAC+iPowerに変えたら、それがときどきではなくかなりの頻度で発せられていることが分かったが、
今回USBボードを変えて気づいたのは、この演奏者は演奏中ずっと声が出っぱなしだったということ。
演奏中に声が出てしまう(なんなら歌っている)プレーヤーは意外と多いが、この人もそうらしい。
ただ、わずかな発声なので、最初は電源由来のノイズに埋もれて聞こえなかったものが、どんどん見晴らしがよくなって、
ほんのかすかの音まで聞こえるようになったということだと思う。
電源由来のノイズが少なくなると、楽器の分離がよくなり、楽器の定位がはっきりする。
その結果全体として立体的に聞こえると言う効果がある。
ここまでは外部電源を使うことによる効果で変化の方向性としては想定どおりだったのだが、実は音色、音の出方もかなり変わった。
一言で言うと中域が厚くなり、高音のピークがあまり気にならなくなった。
結果として、曲によっては金属的な響きが気になり、若干聴き疲れする音だったが、非常に聴きやすくなった。
この変化がどの程度かというと、この高域の癖のため常用には至らなかったATH-A2000Zが
10年近く愛用してきたHD595に替わってついに常用のヘッドフォンになった、くらいの変化である。
ただ、中域が厚くなる効果として聴きやすくなるのはいいのだが、それと引き換えに空間表現がほんの少し後退した印象がある。
もともとATH-A2000Zは密閉式としては異例に空間表現が得意なヘッドフォンだと思っているのだが、
空間表現を必要とするようなジャンルの音楽をそれほど聴いていないので、この点の優先順位が最優先というわけではない。
空間表現を重視するならゼンハイザーのHD820でも買っとけという話である。
結論としては、USBボードは高価だったが、その効果が実感できて、副作用もほとんどない。
ただ、ヨドバシで聴いた試聴の時のあの音にはまだ及ばない。
こうなったら考えられる対策をやってみるしかない。
まずは、PCをカナリアに替えてからずっと気になっているPCの電源。
100Wクラスのでかい付属のACアダプターをそのまま使っている。
これを非スイッチング電源に交換したい。
PC内部でノイズが発生するのだから、PCの電源をクリーンにしても効果がないのではないかと思って躊躇していたが、
USBボードの件もあり試してみることにする。
現状でPCカナリアは最大でも40W 程度しか電力を消費しておらず(ワットチェッカーで確認済み)、12V3.5A程度の電源があればよい。
PCを購入したオリオスペックでも以前はカナリアPC用の電源を単品販売していたが、現在はPC購入時のオプションでしか入手できないようだ。
そうなるとELSOUNDのアナログ電源ぐらいしか選択肢がないが、これだとオプションでファンレスにも出来る。
PC本体がファンレスでも、替えた電源にファンが付いていたのでは元も子もない。
USBボードもそうだが、こういったニッチな製品はいつ販売しなくなるか分からないので、近日中に入手しておきたい。
そしてもう一つ、単体のヘッドフォンアンプの導入である。
ヨドバシの試聴の時のヘッドフォンアンプ、オーテクのAT-HA5000を導入しなかった理由は、金額的な面もあるが、
機能的な面でスルーアウト端子がなかったということに尽きる。
その後、スルーアウト端子のあるラックスマンのP200を一時使っていたわけだが、
デスクトップのスペースとアナログボリュームのガリの問題で、電子ボリュームの複合機であるADI2-DACの導入に至っている。
コンパクトでスルーアウト端子のあるヘッドフォンアンプがあればと思っていたら、オーテクさんが出してくれました。
AT-BHA100
トランジスタと真空管のハイブリッドタイプである。
さらにバランス出力端子もあるので、バランス接続のヘッドフォンもOK。
希望販売価格はAT-BHA5000の方が高く、機能もシンプルでシングル接続のみ、物量投入型のクラシカルなヘッドフォンアンプなので、
ヘッドフォンの駆動力自体はAT-HA5000の方が高いかもしれない。
しかし、AT-HA5000が販売終了になった今、自分の要求を満たしてくれるヘッドフォンアンプの最有力候補が出てきた。
10年選手となったHD595の後継となるオープンエアのヘッドフォンは導入したいところであるが、そのようなヘッドフォンはたいがいバランス接続。
ADI2-DACはアンバランス接続のみであるのを承知の上で導入しているが、バランス接続が出来るヘッドフォンであればバランス接続にしたいところ。
将来的にオープンエアのヘッドフォンを更新することを考慮してこのAT-BHA100を追加で導入したいが、価格が価格なので、慎重に検討する必要がある。
発売したばかりで価格もこなれていないので、情報収集とできれば試聴もして、もう少し様子を見ることにしたい。
このAT-BHA100とセットとなるDAC AT-DAC100もオーテクから同時に発売されているが、
ヘッドフォンアンプを導入したとしてもADI2-DACとの組み合わせを確かめてから単体DACの導入を検討することになるだろう。
単体DACを検討する前に、10年選手のHDH595の後継となるオープンエアのヘッドフォンの導入が先になる。
マイPCオーディオのアップグレードの道筋が見えてきたところで、まずはPCの電源のですね。
価格が価格なので、効果がなかったらと心配したが杞憂に終わった。
明らかに「静か」になる。
音の背景のざわざわした感じがなくなり、見通しがよくなるというか、
電源をオーディオ用のものに変えたときに感じる変化だが、今回はかなりはっきりわかる変化である。
電源交換の変換を評価するために、いつも使っているソースがある。
中国琴の単独演奏で、基本的に単音でゆっくりした曲調なので、
音の余韻の時間が長く変化が分かりやすいので、試聴用に使っている。
USB-DACを導入し始めたときからこの曲を試聴用にしているが、
最初のDACフォステクスHP-A3のときは、楽器の音しか聞こえてこなかった。
RMEのBABYFACE+オーロラサウンドBusPowerPro+フィデリクスACアダプターの組み合わせになってからは、
演奏中に演奏者がときどき声ともいえないようなわずかな発声をしていることに気づいた。
DACをRMEのADI2-DAC+iPowerに変えたら、それがときどきではなくかなりの頻度で発せられていることが分かったが、
今回USBボードを変えて気づいたのは、この演奏者は演奏中ずっと声が出っぱなしだったということ。
演奏中に声が出てしまう(なんなら歌っている)プレーヤーは意外と多いが、この人もそうらしい。
ただ、わずかな発声なので、最初は電源由来のノイズに埋もれて聞こえなかったものが、どんどん見晴らしがよくなって、
ほんのかすかの音まで聞こえるようになったということだと思う。
電源由来のノイズが少なくなると、楽器の分離がよくなり、楽器の定位がはっきりする。
その結果全体として立体的に聞こえると言う効果がある。
ここまでは外部電源を使うことによる効果で変化の方向性としては想定どおりだったのだが、実は音色、音の出方もかなり変わった。
一言で言うと中域が厚くなり、高音のピークがあまり気にならなくなった。
結果として、曲によっては金属的な響きが気になり、若干聴き疲れする音だったが、非常に聴きやすくなった。
この変化がどの程度かというと、この高域の癖のため常用には至らなかったATH-A2000Zが
10年近く愛用してきたHD595に替わってついに常用のヘッドフォンになった、くらいの変化である。
ただ、中域が厚くなる効果として聴きやすくなるのはいいのだが、それと引き換えに空間表現がほんの少し後退した印象がある。
もともとATH-A2000Zは密閉式としては異例に空間表現が得意なヘッドフォンだと思っているのだが、
空間表現を必要とするようなジャンルの音楽をそれほど聴いていないので、この点の優先順位が最優先というわけではない。
空間表現を重視するならゼンハイザーのHD820でも買っとけという話である。
結論としては、USBボードは高価だったが、その効果が実感できて、副作用もほとんどない。
ただ、ヨドバシで聴いた試聴の時のあの音にはまだ及ばない。
こうなったら考えられる対策をやってみるしかない。
まずは、PCをカナリアに替えてからずっと気になっているPCの電源。
100Wクラスのでかい付属のACアダプターをそのまま使っている。
これを非スイッチング電源に交換したい。
PC内部でノイズが発生するのだから、PCの電源をクリーンにしても効果がないのではないかと思って躊躇していたが、
USBボードの件もあり試してみることにする。
現状でPCカナリアは最大でも40W 程度しか電力を消費しておらず(ワットチェッカーで確認済み)、12V3.5A程度の電源があればよい。
PCを購入したオリオスペックでも以前はカナリアPC用の電源を単品販売していたが、現在はPC購入時のオプションでしか入手できないようだ。
そうなるとELSOUNDのアナログ電源ぐらいしか選択肢がないが、これだとオプションでファンレスにも出来る。
PC本体がファンレスでも、替えた電源にファンが付いていたのでは元も子もない。
USBボードもそうだが、こういったニッチな製品はいつ販売しなくなるか分からないので、近日中に入手しておきたい。
そしてもう一つ、単体のヘッドフォンアンプの導入である。
ヨドバシの試聴の時のヘッドフォンアンプ、オーテクのAT-HA5000を導入しなかった理由は、金額的な面もあるが、
機能的な面でスルーアウト端子がなかったということに尽きる。
その後、スルーアウト端子のあるラックスマンのP200を一時使っていたわけだが、
デスクトップのスペースとアナログボリュームのガリの問題で、電子ボリュームの複合機であるADI2-DACの導入に至っている。
コンパクトでスルーアウト端子のあるヘッドフォンアンプがあればと思っていたら、オーテクさんが出してくれました。
AT-BHA100
トランジスタと真空管のハイブリッドタイプである。
さらにバランス出力端子もあるので、バランス接続のヘッドフォンもOK。
希望販売価格はAT-BHA5000の方が高く、機能もシンプルでシングル接続のみ、物量投入型のクラシカルなヘッドフォンアンプなので、
ヘッドフォンの駆動力自体はAT-HA5000の方が高いかもしれない。
しかし、AT-HA5000が販売終了になった今、自分の要求を満たしてくれるヘッドフォンアンプの最有力候補が出てきた。
10年選手となったHD595の後継となるオープンエアのヘッドフォンは導入したいところであるが、そのようなヘッドフォンはたいがいバランス接続。
ADI2-DACはアンバランス接続のみであるのを承知の上で導入しているが、バランス接続が出来るヘッドフォンであればバランス接続にしたいところ。
将来的にオープンエアのヘッドフォンを更新することを考慮してこのAT-BHA100を追加で導入したいが、価格が価格なので、慎重に検討する必要がある。
発売したばかりで価格もこなれていないので、情報収集とできれば試聴もして、もう少し様子を見ることにしたい。
このAT-BHA100とセットとなるDAC AT-DAC100もオーテクから同時に発売されているが、
ヘッドフォンアンプを導入したとしてもADI2-DACとの組み合わせを確かめてから単体DACの導入を検討することになるだろう。
単体DACを検討する前に、10年選手のHDH595の後継となるオープンエアのヘッドフォンの導入が先になる。
マイPCオーディオのアップグレードの道筋が見えてきたところで、まずはPCの電源のですね。
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