各種競技において、選手、コーチの国際間交流が目立ってきている。当然選手においては、選手寿命の問題もあり、出場枠の問題もあり、国を替えて出場することは止むを得ないことと思える。コーチも相手国の熱意、報酬などから要請を受ければ、それに答えるのもその人の価値観であろう。
ただ、今回の記事の扱いは、なぜか日本人の感情を逆なでするというか、出場選手、コーチ、団体を馬鹿にした得意然とした取り上げ方のように見えた。これが日本の新聞か?
北朝鮮も含め中国、ロシア大好き新聞社である。言論、思想の自由という観点から誰も非難することはないのであるが、ただオリンピック終了直後に取り上げる記事であるかどうか、常識的に判断してもらいたかった記事であった。
確かに、井村コーチの能力は高いものがあるのだろう。だが、日本選手の能力、技術、戦術すべてを承知して、その裏をかく戦法に出ればたまったものではない。敵を知り己を知れば百戦危うからずである。
悔し涙を浮かべ、更には競技終了後失神までして戦った日本選手団にあっぱれ、喝采を送りたい。