晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

朝日新聞対橋下知事。

2008-10-21 18:23:14 | 注目の話題

 当の私も朝日新聞購読者である。小中学時代から朝日新聞に慣れ親しんできた関係で、今更購読を云々する気にはなれないのだが、朝日新聞もこれまでに幾度と無く間違った見解やら偏見やらあったことも事実である。

 人は朝日は左がかっているとか何とか言っているが、確かにその傾向はあった。対中国対北朝鮮問題において常に相手側の立場に立った論調を繰り返してきた。拉致問題についても否定的であったように記憶しているが?それもこれも社の方針であるから致し方なかろうと思う。

 しかし、10/3社説に取り上げた橋下知事へ「弁護士資格を返上しては」は、朝日ともあろう新聞の社説で取り上げる問題であるとは思えないのだ。論じること事態、マスコミのあるべき姿というか報道倫理に反しているのではないかと思う。これこそ活字の暴力以外の何者でもない。しかも人の職業を云々し、個人を攻撃している。今は大阪府知事であるから公人としての立場であるが、問題発言のときは一弁護士であり、タレントであった個人の発言に対して、それが法律に触れようが触れまいが社説で職業選択の自由まで指図するとは言語道断であり、おごり以外のなにものでもない。

 問題の発端は、光市母子殺害事件の弁護団に係わることからである。ある日、突然に妻と子を殺されてしまった被害者の立場を考えてほしい。まだ若いおろかな犯人によって過去も未来も粉々にされた被害者がいるのである。

 法はいかなる犯罪人にも等しく弁護人を保障している。経済的に弁護費用を負担できないものでも法定弁護人を採用できるようになっている。だからといって本件の弁護人のごときふざけたというか漫画チックな自供幇助をしていいのだろうか。

 世論の多くは橋下弁護士の見解に賛同したはずである。だからといって、朝日新聞社が、広島地裁の判決を持って弁護士資格を返上せよとはどこか納得できないばかりでなく、朝日新聞社の血迷った姿が見えてくるような気がしてならないのである

 頑張れ、橋下弁護士、頑張れ橋下大阪府知事!