石原都知事が命名したという「立ち上がれ日本」党は、ほんとに日本を立ち上げてくれるのだろうか?われわれと同じ世代の人たちがいくら頑張っても、たかが知れているような気がしてならない。気力はあっても体力は大丈夫だろうか。
古希を過ぎた人たちは、戦火を潜り抜けてはいるが、青春期におけるマッカーサー教育によって、去勢された人たちなのだ。武道も日本古来の儒教思想も核となる家の考え方もことごとく否定されて育った人たちなのである。戦うことを忘れさせられて育った人たちなのだ。
ごまかしながら創った自衛隊も武器の使用も戦うこともできない武力集団なのである。海外派兵もままならず、こんなことで何が国際貢献といえるのだろうか。
基地問題にしても然りである。なぜここまでこじらせてしまったのだろうか。自民党も自民党である。13年間もかけて一向に前に進めなかったのだから。この際米国の言うことを聞かざるを得ないだろう。いまさら肩肘張らずにご無理ごもっともと素直に聞けばいいではないか。しかし、これが最後としてである。
なぜならば、日本には国土も国民も自衛する能力が無いのだからである。対韓国、対中国、対ロシア、対北朝鮮問題。米国がバックアップしてくれなければ何事も前に進まないではないか。
北方四島問題、尖閣諸島のガス田開発、竹島問題、教科書問題、拉致被害者救済問題。何一つ解決しようともしないし、一歩も前に進んでいない。
国内問題にしても少子化問題、高齢者問題、社会福祉問題、若年層の学力低下問題、それより何よりここしばらくの経済力の低下はどう解決してくれるのだろうか。
もうこんな国いやだ! といっても逃げ出すわけには行かない。
本当に日本の救世主が現れるのはいつになるのだろうか?