晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

情けなさ過ぎる国民の堕落を示してくれたニコルさんの公演。

2011-06-06 14:49:45 | 暮らし
 英国ウェールズ生まれの帰化日本人ニコルさんの学識経験と自然と共生する生き方に感動させられてしまった。長野県黒姫で「アファンの森財団」を設立、地域住民と一緒になって森を再生している。絶滅危惧種の野鳥に始まり小動物、魚、昆虫、山野草類の再生まで成し遂げられていらっしゃる。その業績は眼を見張るものである。

 その再生した自然豊かな森へ、施設に預けられた子供たち、生まれながらに障害を持つ子供たちを年数回にわたって招待しているのだそうだ。

 そんな中で、日本人の自殺者の問題、子供への虐待の問題、捨てられている子供たちの悲惨な状態をつぶさに見て、日本人の劣化を嘆き、悔やんでいる姿がニコルさんの人間性とともにつたわってきた。彼は叫んでいた。どうしたんだ日本人、どうしてこんなすばらしい自然を破壊し続けてきたんだ、日本人への警鐘を鳴らしていた。

 ニコルさんのような人間愛にあふれた人が、居られることは大変ありがたい話である。本来ならば政治家の中からこのようなお人が現れてくれればいいのだが、無理な話だろう。ニコルさんの活動は、やがて日本人の心の病をやわらげてくれるような気がしてならない。日本を見放さないで、ご活躍されることを祈るばかりである。

 アファンの意味について説明されておられたが、聞き逃してしまった。次回までに調べておこうと思う。