晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

「原発のウソ」を読んで。

2011-06-23 14:35:10 | 注目の話題
 東電が隠しているのか、原子力保安協委員会が隠しているのか、或いは政府が隠しているのか、とにかく福島原発事故は深刻な状態が続いている。


 1986年4月チェルノブイリで事故が起きた。今もって100km圏には住めないというではないか。しかもチェルノブイリは100万kw福島は300万kwの発電量なのである。規模において3倍、原子炉数にして1:4の対比なのだそうだ。正確にはチェルノブイリ4基のうち1基が事故を起こした。福島は4基とも深刻な状態が続いているのだ。それに使用済燃料も存在する。

 人間は2シーベルトの放射能を受けると死ぬ人が出始めるそうだ。4シーベルトでは2人に一人が死に、8シーベルト被爆すると全員が死亡するという。東海村で起きた再臨界事故を思い出して欲しい。お二人の方が見るも無残な死を遂げているではないか。福島でもこれからどんな事態が起きるのか、いやすでに相当量の放射能を浴びながら作業している人たちがいるのだ。

 いったい政府は今後の対応をどのように考えているのだろうか。東電の存在は?補償能力は?水棺処理はできるのだろうか?避難した住民の今後の生活保障、精神的ケア、お金には換え難い故郷を返せるのか?農産物の補償、水産漁業への補償、近隣諸国への謝罪、特に海を放射能汚染した罪は、今後数百年にわたって食物連鎖という形で復讐してくる。

 菅が悪い、誰が悪いと政局しかできない国会議員諸氏よ!あなたたちは本当に国民の安心、安全を守る気があるのか?

 福島はじめとする東北地区被災地のことを本当に支えてあげる気構えはあるのか?これから梅雨に入る。その後過酷な夏がやってくる。まごまごするともっと深刻な冬がやってきてしまう。一国の猶予も無いはずなのだ。こんな政府も議員も要らない。サラリーマン化した政治家など真っ先に葬りたい気持ちである。一人一人福島原発で、放射能に汚染された水でも土でも処理してみろ。話を聞くのはそれからだ!