晴耕雨読を綴る。

3.11から考え方を変えた。液状化と直下型地震に脅える日々。自然の驚異を感じながらも、共生と調和を求めていく!

又廻ってくる8月15日

2014-08-14 05:01:31 | 日記
 朝鮮で聞いた玉音放送
確か8月15日12時前後だと思う。母が大事な放送があるからと家に呼び込まれた。

朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル繭臣民ニ告ク
朕ハ帝国政府ヲシテ米英文蘇四国ニ対シ其ノ共同宣言を受託スル旨通告セシメタリ・・・

  裕仁 天皇御璽 

 昭和20年8月14日

 内閣総理大臣男爵   鈴木貫太郎
 海軍大臣         米内光正
 司法大臣         松坂廣政
 陸軍大臣         阿南惟幾
 軍需大臣         豊田貞次郎
 厚生大臣         岡田忠彦
 国務大臣         櫻井兵五郎
 国務大臣         左近司政三
 国務大臣         下村 宏 
 以上9名のサインがある。

 あの独特の昭和天皇の調べだった。子供ながら暗く悲しい雰囲気は伝わってきた。7歳の夏の記憶である。あれから69年、良くぞここまで生き延びたものと感慨無量である。食料はない米も砂糖も麦さえなかった。主食はサツマイモであった。すいとんもよく食べた。おもちゃもない、遊び道具もない、トランプ、花札、もっと言えば教科書もなかった。隣近所の先輩のお古を探した。これらは引き上げてきてからの話である。

 ソ連兵が進入してきたのも見た。日本人村一団の引き上げ作戦、漁船を雇っての夜逃げ同然の脱出劇、二度の失敗を経てようやく釜山についたときの喜び子供は何も分からなかったが親たちの心労はいかばかりだったかと思える。

 あんな思いは二度としたくない。戦争は二度と起こすな。平和を維持することは難しい世相であるが、頑張るしかない。

 中国の扇動、ロシアの北方領土での軍事演習、この二国の動きは要注意だ。


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