卑怯な「コウモリ」（イソップ物語）

　昔々、「獣一族」と「鳥一族」が権力争いの激しい戦争を行っていた。
　その様子を見ていたズル賢い「コウモリ」は　獣一族が有利になると「私は全身に
毛が生いているから「獣の仲間です」と云って近寄り　媚びておこぼれを頂戴していた。
　また、鳥一族が有利になると鳥たちの前に現れ「私は羽根があるので鳥の仲間です」
と云って媚びていたコウモリだ。
　その後　獣族と鳥族が「戦うのはもうやめよう」と和解して戦争が終わった‥が‥
幾度も寝返りを繰り返し双方にいい顔をして来たコウモリは　鳥族や獣族からも相手に
されず　嫌われてしまう・・居場所の無くなったコウモリはやがて暗い洞窟の中に
身を潜め　夜だけ飛ぶようになった‥とさ～（イソップ物語から）

　現役の頃　私も有利な方向になびく性格で　八方美人でゴマすり・優柔不断な男
だったかもしれません。反省です・・
　でも「追従も世渡り」の言葉もある。お世辞を云ってご機嫌取るのも世渡り方法だ。
人間関係を円滑にするためにはお世辞の一つも必要なのです。難しい世の中ですね～
　　　　　　（写真はネットからお借りしました）