大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

ウィルソン株へ

2014年08月25日 | 九州

屋久島での2日目、起床は午前4時。

スマホのアラームが鳴らないのではないかと心配し、

(前日も伊丹行きで午前4時起床やったので、)少々寝不足。

この体調で縄文杉まで往復約10時間のトレッキングが可能なんやろかと不安・・・

ペンションの食堂で2食分の弁当を受け取り、部屋で朝食を済ませた。

残りの弁当をザックに入れて午前5時、迎えのバスに乗り込んだ。

登山道入り口まではバスで約1時間。

お盆の頃は、1日約500~600人が縄文杉を目指し、混雑したという。

今日の登山者は約250名とのこと。

トイレを済ませ、軽く準備体操をしてから、延々と続くトロッコ道をまずはウイルソン株目指して歩き出した。

 

@ウイルソン株

屋久島にある屋久杉の切り株である。

1586年(天正14年)、牧村の五郎七が足場を組み、豊臣秀吉の命令により大坂城築城(京都の方広寺建立とも)の為に切られたといわれる。

胸高周囲13.8m。

 

ハーバード大学樹木園のための収集に、日本を訪れたアメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士により調査され、ソメイヨシノなど多くの桜などの収集とともに1914年に西洋文化圏に紹介され、後年この株の名前の由来となった。

縄文杉発見(1966年)の52年前の調査である。

 

株の中には清水が湧き出ており、内部に祠がある。

またこの杉は枝が多く、使い物にならなかった先端部分は、下の沢に放置され、今でも残っている。

 

周囲は立ち入り禁止区域になっているが、内部には入ることができ、空を見上げると「ハート」型に見えるポイントがある。

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