大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

円空への旅:弥勒寺

2013年07月24日 | 東海
私が岐阜県関市まで出かけたのは、“鰻”が目的ではなかった。
今回の旅は“円空への旅”。

円空は、江戸時代前期の行脚僧であり、全国に「円空仏」と呼ばれる独特の作風を持った木彫りの仏像を残したことで知られる。
私は、奈良県吉野郡天川村栃尾のお堂の内で観た“円空仏”の感動が今も忘れられない。

彼は大峰山でも修行をし、仏を彫った。

それで彼が生まれ育った美濃、そして終焉の地となった岐阜県関市の“弥勒寺”へ。

円空さんの墓参から始めたいと思ったんや。

@円空仏
円空は生涯に約12万体の仏像を彫ったと推定され、現在までに約5350体発見されている。円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。多くは寺社、個人所蔵がほとんどである。その中でも、岐阜県、愛知県をはじめとする各地には、円空の作品と伝えられる木彫りの仏像が数多く残されている。その内愛知県内で3000体以上、岐阜県内で1000体以上を数える。また、北海道、東北に残るものは初期像が多く、岐阜県飛騨地方には後期像が多い。多作だが作品のひとつひとつがそれぞれの個性をもっている。円空仏以外にも、多くの和歌や大般若経の扉絵なども残されている。

@弥勒寺
美濃地方の豪族身毛津(むげつ)氏の氏寺と推定される古代寺院弥勒寺はその後廃寺となっていたが、近世に「円空仏」の作者として知られる円空が再興した。元禄2年(1689年)に園城寺(三井寺)の末寺となったことが記録にみえる。円空は元禄8年(1695年)にこの地で没した。
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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2013-07-24 10:27:54
円空様の仏たちですか。屋根瓦にまでされてますか。独特の雰囲気ですね。
小さな木の端にまで仏様の姿を見つけられましたね。
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円空の空気 (ひー)
2013-07-24 10:45:18
初めて見たとき、苦手だと思った円空の仏様。
でも、見れば見るほど、知れば知るほど引き込まれる気がします。
まだ本物を見たことがないので、オイラも岐阜ティに行ってみようかなぁ。。。
返信する

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