空中散歩；足摺岬

室戸岬を眺めながら“足摺岬”も見れたらええなぁ～って思ってた。
願いは叶うもの？？？
やがて眼下に四万十川と“足摺岬”が見えてきた！
昔，四国遍路をしていたとき，１泊２日で足摺岬を巡ったことがある。
早朝に自宅を車で出発，阪神高速→明石海峡大橋→鳴門大橋→四国自動車道を高知へ。
そこから海岸線を西南に，足摺岬へお寺を巡りながらの旅やった。
問題は，その日の宿を宿毛で予約していたこと。
午後５時までに足摺岬にある第３８番札所金剛福寺に参り御朱印を頂かねば，翌朝，宿毛からまた足摺岬まで戻ることになる。
足摺岬から宿毛まで，車で片道約１時間のロス・・・
あの日，凄いスピードで車を運転したのを覚えてる。
帰路は，愛媛のお寺をいくつか巡って，しまなみ海道を渡って本州へ，山陽道経由で自宅へ戻った。
１泊２日で総走行距離は約１３５０ｋｍ，人生で一番長いドライブやった。

先日，ぼんやりＴＶを見ていたら「四国ぐるり一周ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅」という番組をしていた。
出演者は，太川陽介と蛭子能収，そして今回のマドンナ遠藤久美子。
３人の四国一周のスタート地点は、四国巡礼88か所に倣って徳島県の徳島駅からスタート。
順調にスタートした3人はバスを2つ乗り継ぎ、最初の県境高知に向かおうとしたところ、乗り継ぎバスがないことに気づく。県境を越えて、最初のバス停はなんと15キロも先。3人は仕方なく歩くことに…。なんとか15キロを歩き、室戸岬を目指す3人だった。
そして、目的地に到着したのはもう日が沈んだ時間。暗闇の中を観光したり、流れ星を見るなどし，約1時間の後、さらに西へのバスに乗り継いで安芸へ到着。高知名物カツオのたたきを食べ、また明日からのバス旅に燃える3人であった。
翌朝，3人は始発のバスで安芸を出発。高知市の中心・はりまや橋で乗り換え、目指すは足摺岬方面。海側から少し山に入るルートで着いたのは四万十川の上流「大野見」。次のバスを待つ時間に、3人は少し川遊び。橋から見降ろしても四万十川の透明度は抜群。すぐに河原に降り、石投げで子供の頃に戻った3人であった。
次に到着したのは「窪川」。ここで、昼食として四万十川のうなぎをいただく。さらに、時間があった3人は近くの霊場である岩本寺へ。無事バス旅が成功するよう祈願して足摺岬へ。ようやく到着したのは夜9時近くであった。
昨晩は到着が夜だったので、足摺岬の早朝散策へ繰り出す3人。日の出で赤く染まり始めた足摺岬から見る水平線を見てから出発する。最初の乗り換えは清水プラザ。乗り換えまでの時間が1時間ほどあったため、ここで朝食をいただく。何とか日が変わる前に香川県に入りたい3人。宿毛、宇和島を経て一気に松山市に・・・

＠ローカル路線バス乗り継ぎの旅
テレビ東京系列の『土曜スペシャル』でレギュラーシリーズとなっている企画である。
毎回、太川陽介と蛭子能収に女性ゲスト一人を加えた三人が、地方の路線バスを乗り継いで目的地の達成を目指す旅番組。
タイトルの通り、路線バス以外の高速バスをはじめ、鉄道や飛行機・船といった交通機関や、自転車、ヒッチハイクは一切利用禁止である。ただし、コミュニティバス、空港連絡バス（一般路線バス扱いの路線）は利用できる。
第4回までは、県境などでバス路線が途絶えている区間はタクシーも利用できたが、第5回からは禁止に改められた。
例外として宿泊の予約（交渉）成立後に宿側の送迎という形で乗車させてもらう車は許される、また歩いている途中に立ち寄った先の好意で自家用車にて送ってもらうこともある。