安土城跡入り口で入場券を購入しようとしたら、係の人から「今、見寺のお抹茶券の付いた入場券がお得ですよ。」と声をかけられた。
「見寺って?」
せっかく来たんやから、勧められるままに購入した。
@見寺
見寺は安土城本丸の西方の峰にあり、天正4年(1576)織田信長が鈴鹿山の江雲寺を移して造立した臨済寺の寺で、天正10年の安土城落城の際にも火災を免れたが、安政元年(1584)の失火で本堂を焼いた。
昭和7年に安土城大手道の伝徳川家康邸跡に仮本堂を建てて、現在に至っている。
元の見寺跡に建てられている三重の塔、および二王門は重要文化財となっている。
なお、寺宝として信長の所用と云われる永楽銭を散らした銀象眼の鉄製刀鍔(国指定重要文化財)、信長の陣羽織が伝えられている
二王門は屋根は入母屋造り、本瓦葺きで棟木に元亀2年(1571)の銘が残っている。
門内に安置されている金剛力士像も国指定重要文化財で、頭部の内側に応仁元年(1467)因幡院朝作の造像銘が残っており、信長が見寺の創建にあたって他所から移したものである。
三間三重の塔で屋根は本瓦葺き。
棟木に享徳3年(1454)とあり、天正3~4年に信長が甲賀の長寿寺(甲賀市石部町)から移建したものとされている。
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