大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

仏教伝来の地

2009年02月08日 | 桜井市
今日は、母の百ヶ日。
もうそんなに経ったのか・・・という感じがしてならない。
日頃は無信心な私だが、お通夜、葬式、逮夜等をしていると、
「やっぱり自分は、仏教徒やってんなぁ~」って実感する。
先日読んだ梅原猛『飛鳥とは何か』にも書 かれていた“仏教伝来”のこと。
我が家から車で少しの泊瀬(初瀬)川畔一帯は、磯城瑞籬宮、磯城嶋金刺宮をはじめ最古の交易の市である 海柘榴市などの史跡を残し、「しきしまの大和」と呼ばれる古代大和朝廷の中心地だったのだ。
そしてこの付近は、難波津から大和川遡行してきた舟運の終着地で、大和朝廷と交渉を持つ国々の使節が発着する都の外港として重要な役割を果たしてきた。
「欽明天皇の十三年冬十月、百済の聖明王は西部姫氏達率怒利斯致契等を遣して釈迦仏金銅像一躯・幡蓋若干・経論若干巻くを献る」と日本書紀に記された仏教伝来の百済の使節もこの港に上陸し、すぐ南方の磯城嶋金刺宮に向かったとされている。
この場所は、仏教が初めて日本に送られてきた記念すべき地なのだ。
また、「推古天皇十六年、遣隋使小野妹子が隋使裴世清を伴って帰国し飛鳥の京に入るとき、飾り馬75頭を遣して海柘榴市の路上で阿倍比羅夫に迎えさせた」と記されているのもこの地だったとのこと。
「写真;仏教伝来の地の碑」


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