大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

御所柿

2017年10月16日 | 趣味の園芸

柿が美味しい季節。

先日、御所市のある施設を訪ねたとき、敷地内で御所柿を見かけた。

御所(ごせ)市やのに御所(ごしょ)柿ってなんでやろ?

我が家にも樹齢約300年の御所柿の古木があったんやけど、家を建て替えるときに切ってしもた。

柿の実を採るとき、柿の枝は脆くってすぐ折れるから注意しろとよう言われたよなぁ~

@御所柿(ごしょがき)

奈良県御所市原産の完全甘柿の品種である。

甘柿のルーツと言われる柿で、「五所柿」や「やまとがき」、「ひらがき」などとも呼ばれる。

江戸時代初期、大和国御所町で、褐班(ゴマ)がなく樹上で自然に甘くなる完全甘柿が突然変異によって生まれた。

それ以前の柿といえば、渋柿か、受粉して種が入り褐班ができて初めて甘くなる不完全甘柿しかなかった。

甘味が強くて粘り気のある食感は「天然の羊羹」ともたとえられ、極上の「御所柿」として幕府や宮中にも献上されていた。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は正岡子規の有名な句だが、ここに登場している柿が「御所柿」だと言われている。

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