一茶の鳩

先週の土・日曜日もそこそこの渋滞やったけど、この３連休、我が家の前の道路は、紅葉を見に来た人たちの車で“大渋滞”。
食材を買いに外出も出来ない状態が続いている。
“渋滞”と言えば、先日こんなことがあった。
私が信号待ちをしていると、前方の信号が青に変わってもすぐ前に停車しているＷ県ナンバーの車がなかなか動かない。
遠くから来られて、きっと道に迷っておら れるのだろうと、クラクションを鳴らさずにじっと待つことにした。
やがて助手席が空いて初老の女性が降りてきた。
私はその姿を見て道を教える心準備をした。
しかし、その女性は自分たちの車の前方に回って行った。
もしかしてパンク？
パンクやったら普通、運転手が降りてくるんと違うかなぁ～？なんて思って見ていても、なかなか女性が戻って来ない・・・
私はその車の左側を抜けて通り抜けようとも考えたのだが、女性が開け放したままのドアが邪魔でそれも出来ない状態だった。
やがて信号が黄色になり、赤になり・・・
その女性の姿が今度は運転席側から見えてきた。
なんとその女性は、１羽の鳩を追っ払っていたのだ。
Ｗ県ナンバーのご夫婦？は、お国に帰ってどんな土産話をされるのだろう？
「奈良へ行ったら、道に鳩がおって、その鳩が・・・」なんてことが、話題になるのだろうか・・・
“雀の子そこのけそこのけお馬が通る”
これは有名な一茶の句やったよなぁ～
「写真；奈良の大仏」