二上山中腹の展望台にて

鹿谷寺跡から少し尾根を登ると見晴らしのよい展望台に出た。
下を見ると、国道166号線が見える。
推古天皇の時代（7世紀）に造られた官道第一号。
難波から堺を経て飛鳥の都に通じ、都が平城京へ移るまでは、シルクロードの終点として大きな役割を果たしたという。
近世においては竹内街道と呼ばれた。
河内の平野へと出る間の丘陵に光るもの，それはおそらくビニールトンネル。
ブドウの促成栽培をしてるんやろう。
眼は無意識に羽曳野丘陵に立っているＰＬの塔を探してしまう。

去年は千早赤坂村で楠公さんの史跡・お城巡りをしたときも，その塔を見たんやった。
今登ってきた尾根道を振り返ると，そこにはこれから登る二上山の雌岳が聳えていた。

山の中腹が白く見える場所は，凝灰岩が露出しているところ。
鹿谷寺跡あたり？
古代は石切場やったという。