大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

ケイカルと奥の細道

2008年01月27日 | 趣味の園芸
昨日の趣味の園芸は、水田にJAの“ケイカル”を撒く作業。
“ケイカル”とは、ケイ酸と石灰の他に苦土、マンガン、鉄、リン酸など微量要素を含む、優れた土づくりの肥料のこと。
単調な作業をしていると、脳みそはいろいろ勝手に考えてくれるものだ。
朝から見た旅番組。東北・遠野でキュウリを餌に河童を釣ろうとしていた。
東北か・・・ええやろなぁ~  
東北と云えば、やっぱり“奥の細道”、芭蕉やなぁ~
それからは作業をしながら、中学校の時暗記した“奥の細道”を思い出そうと苦労する。
『月日(つきひ)は百代の過客(くわかく)にして、行きかふ年(とし)もまた旅人なり。舟の上に生涯(しやうがい)をうかべ馬の口とらへて老(おい)を迎ふる者は、日々旅(たび)にして旅を栖(すみか)とす。古人も多く旅に死せるあり。予もいづれの年よりか、片雲(へんうん)の風(かぜ)にさそはれて漂泊(へうはく)の思(おもひ)やまず、海浜にさすらへ、去年(こぞ)の秋江上の破屋に蜘蛛(くも)の古巣(ふるす)を払ひてやゝ年も暮、春立てる霞(かすみ)の空(そら)に、白川の関越えんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神(だうそじん)のまねきにあひて取る物手につかず、股引(もゝひき)の破(やぶ)れをつづり・・・』
私が作業している水田は、江戸時代は伊賀上野・藤堂藩の領地だった。
我が家のご先祖様は、その領地の管理をするのが仕事だったと伝え聞く。
つまり、芭蕉さんの生家と同業だったのだ。
私も久々に旅に出てみたいなぁ~
「写真;上野市駅前にある芭蕉像」

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