大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

梅雨に水煙

2009年07月09日 | 奈良・大和路
私は塔などの建物を見ると、その上にある装飾物を見上げてしまう。
五重塔などの最上層の屋根に空に向かって垂直に立つ装飾物、それを相輪というそうだ。
軸を中心に九つの輪が水平に上下に等間隔で並んでいる部分が九輪。
九輪のその上に、板状をなした2枚の小片に火炎を透 かし彫りにした飾りが軸を中心に十字に交わり、横からは火炎の姿に見られるが、火事を避けるために「水煙」と呼ばれているという。
薬師寺東塔の飛天を透かし彫りにした「水煙」が特に有名だが、それぞれの寺、それぞれの塔の模様が興味深い。
梅雨の季節、南の太平洋からの湿った空気と北のオホーツク海からの湿った空気とが日本の上空でぶつかり長期にわたって多量の雨を降らせる。
おかげで、あの睡蓮風呂は満水状態や!
空にようこれだけの水(水蒸気)があるもんやなぁ・・・
「写真;矢田寺にて」



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1 コメント

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水煙 (ひー)
2012-08-30 10:41:12
先日、薬師寺さんで聴いた話では、、、

水煙が立つ状況とは水面より上である。
その水煙より下の部分は本来は水の中に相当する。
水中のものは燃えることがないことから、火事除けとして水煙が使われている。

とのことでした^^
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