大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

絵馬の謎

2007年12月20日 | 大和高田・葛城市・香芝市
先日、当麻山口神社の絵馬殿を撮影した写真を見て、その絵馬の数の多さに驚いたという記事を書いた。それらの絵馬の謎がおおよそ分かった。
この間、N盆地の西部(二上山の麓)に住んでいる若者に会ったので、私は秋の初めに当麻に行って見たコトの話をした。
当麻寺の猫たちのコト、当麻寺の北側の墓地で中将姫の墓塔を見たコト、さらにその墓地には立派な五輪塔があったコト、當麻山口神社の絵馬のコト etc・・・
縁とは本当に不思議なものだ。
当麻寺の北側の墓地にあった五輪塔は、その若者の家のものだという。それは平安時代後期の作?で、現在重要文化財に指定されているとのこと。これは凄いコト!
若者は絵馬のコトは知らなかったので、お家の方に“当麻山口神社の絵馬”のことを聞いてもらうことにした。
その結果、その若者の絵馬も奉納されていることが分かった。
当麻山口神社は近郷十六カ村の郷土鎮守産土大神として広く崇敬、信仰されてきた旧指定郷社だそうだ。
これらの地区では、家に子どもが生まれると、絵馬を奉納するのが仕来りとなっている様子。近年は簡略化され、家単位ではなく、地区単位で奉納されるようになったということだ。
当麻氏の祖先は聖徳太子の異母弟・麻呂子皇子だという。
蘇我氏と物部氏の対立もこの当麻の地であったとか・・・この神社の絵馬の歴史や絵馬に込められた願いには、深いものがあるんやろなぁ~
「写真;当麻寺北側の墓地にある中将姫の墓塔」









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