不整脈のトラウマに打ち勝って明るく前向きに生きる男の顛末記

明るく前向きに生きることで
不整脈とQOLをコントロールした男の生きざまを描く

不整脈に負けたくない? じゃ~人間力を上げましょう

2024-09-21 13:34:01 | 人間学


【令和の米騒動】 何人たりともオラの米は渡さねぇ byシオカラ米穀店


ここでいう不整脈は直接命を奪うわけではないが、
発作でメッチャ苦しかったり、人生の楽しみが色々制限されたり
精神的なダメージまでも含めたQOL(人生の質)を下げる御三家を言う。
それ即ち、心房細動、上室性頻拍、上室性期外収縮の3つの不整脈を指している。
心室性のなにがしや、その他モロモロについては管轄外なのでそっと退出なされよ。

不整脈から完全におさらばするためには医学・医術に頼らないと無理なモノが多い。
まあ筆者の根治までの格闘や根治術の体験談、その経過などについては
当ブログでも紹介しているので、そちらを見てもらうとして、
不整脈の怖さは、その病態とか症状だけでなく精神をも蝕む特性にある。
 ※心房細動は脳梗塞につながるので放置してはいけません
  もし脳梗塞で体に障害が残った場合、家族に迷惑をかけるからです
例えば心房細動や上室性頻拍が出始めの頃は、
あまりの苦しさや恐怖心で予期不安によるパニック症を患った。
一時は人としての生活に支障が出るんじゃないかくらいに追い込まれたり、
その後も健常人とは同じように生きれないという苦渋も味わった。
このパニック症を克服するまでざっくり10年の歳月を要したが、
不整脈を知り己を知ったあとは発作中でも平気で眠れるようになった。
苦しいのは著しく血流(=血圧)が変化するとか血流が滞るものであって、
心拍数が160近くても血圧が大きく変化しないモノは
恐怖心さえ感じなくなれば共生できる。(これが良くない場合もあるが)

同じ不整脈に襲われていても、恐怖におののくか?平気で寝られるか?の差は
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」にある。

老若男女問わず、今どきの人は情報過多な上に情報が即時入手できる弊害で
とにかく頭に知識やデータを蓄積しない。
また、タイパ(タイムパフォーマンス)とか言われる通り、
すぐに答え(あるいは成果)だけを求めたがり地道な活動を嫌う。
まあ勝手にやってろなのであるが、
自分の不整脈はどんな不整脈で、どういう時に襲ってきて、どういう時に収まって、
肉体的・精神的にどのようなダメージをもたらすか?。
数年以上という長いスパンで真摯に向き合うことである。
(それが嫌なら医者がまだ早いと言っても医者に捻じ込んで根治術をしてもらえ)

さて、ここで直接的な答えを期待した方は甘いなぁ~。
ここの住人の症状や対処法が誰かに合うとは限らない。
ということで撮影体験に例えて考え方をご紹介する。
撮影体験に例えられたら読解できない人は、まあそれまでの人。
苦しんでくれ。(逃れたければ覚悟を決めて足掻け、学べ、戦え)


筆者は腎臓の劣化防止・負荷軽減のため塩分制限や内臓脂肪の削減が必要で、
食事に気を遣ったり(まあ、あんまりしていないが)、毎日散歩をしなければならない。
始めは良かったが、散歩だけでは苦でしかないので撮影を楽しみながら歩くことにした。
歩くことを主眼にしたときは1時間に7200歩、2時間で14400歩ほど歩く。
歩数の計測や歩く距離を出すのにスマホやスマートウォッチは必要ない。
時計があれば事足りる。
さて、時計がなくなったら?。
太陽が出ていれば時間は測れる。
太陽は1時間で15°東から西に動く。
おおよその真南(別に東西南北どこでもよいが)がわかれば日時計で時間は測れる。
はっ そんなことわかんなくてもスマホあればそれでいいじゃん。
でた!。
スマホや電気がいつでもあるというお気楽な前提で考えてる。
たかがこの程度の事でも知っていると知らないとでは違いはできる。
人間支障なく生きていくためには、まあいっぱい色々あるわけだ。
こんな感じで生きることの全てで一事が万事、人間力の差が広がっていく。
(スマホなくなったら生きていけない人、わんさかいるんじゃね?)


さて、自分が歩ける範囲(半径2キロ程度か)に縦横無尽に走る道路や歩道や土手。
ここをコース・つながりは固定せず、春夏秋冬・朝昼晩、晴れ/曇り/雨/雪/嵐、
とにかく歩き回って景色の変化や自然界に何が起きているかを見て記憶にとどめながら、
撮って撮って撮りまくる。
ちなみに人の目で見るだけではダメだ。
また、スマホやカメラの液晶でもダメ。
周囲の情報から隔絶され、自分が見た世界を強く意識できるファインダーで見る。
ここが重要である(視界を絞りより深く深く見る必要がある)。
これを地道に丹念に繰り返していくと見えてくるものが沢山ある。
まるっきり関係がないように見えることでも、
理由があって密接につながっているのがわかり
なぜそうなっているかが見えてくる。

不整脈とも同じように付き合えばよい。
春夏秋冬・朝昼晩。
発作が出た時、出る前、出た後。
いつ・どこで・何をしていたとき。
その時の肉体の状態、精神の状態。
心電図(5分心電図だと自律神経状態を解析してくれるものもある)、血圧計。
発作の持続時間、活発度。
気温、気圧。
薬効くのか効かないのか、どの薬が効くような気がするか。

あらゆることに耳をすまし、目を凝らせば(もちろん記録も)、
あるいは一人ひとり特有の何らかの繋がりとかパターンとか、
解決とまでは行かなくても、軽減する方法とかが見えてくるかも。
努力をしてもしてもどうにもならなければまな板の上の鯉になる(手術台に上がる)。
その決心がつけば、それはそれで良きである。

不整脈との戦いにあたっては
感度を上げ、知識を上げ、分析力を上げ、想像力を上げ、
五現(原)主義に基づいて行動することをお勧めする。(現場・現物・現実・原理・原則)
総合的な人間力が上げれば持ち主に意地悪をする心臓も白旗をあげるかも知れない。