今回の不整脈頻発期間中も
様々な発作の形態を体験・確認できました
一言で言ってしまえば
異常刺激が発生する場所(リエントリーも含め)
異常刺激が起こるメカニズム
に違いがあって、その組み合わせで
発作が起きる時間
発作の起き方
自覚症状
に違いが出るということです
寝てる時に出る
じっとしてると出る
動くと出る
食後に出る
無差別に出る
その違いは理由があって起こるということです
今回の主治医の方針はメインテートだけでなく
頓服として飲んでいたサンリズムを1週間続けて飲み
発作を完全に止めるというものでした
で、薬を飲み続けると
抑えられる発作と抑えられない発作がある
ということがよくわかりますが、なぜなんでしょう?
不整脈治療薬について詳しく乗っている
素晴らしいサイトがあるので
自分の薬について確認しておくといいでしょう
心臓病の薬
メインテート(ビソプロロール)
一言で言ってしまえば心拍数を抑える薬で
心臓の感受性を全体的に低下させるものと考えればいいでしょう
リエントリーから来る不整脈にしても
100%リエントリーするわけではないので
異常刺激が伝わるのは確率の問題と考えることができます
となれば、理論上元となる心拍数を減らせば
リエントリーによる不整脈も数は減らせる計算になります
サンリズム(ピルシカイニド)
刺激の伝導速度を遅らせ
異常な刺激を遮断する目的を持った薬です
これは筆者の個人的な理解の仕方ですが
相対不応期に来る不整脈の信号を遅らせ
不整脈としないようにする薬で
異常な刺激の発信側を調整しようというものです
この二つの組み合わせで不整脈を無くそうとしますが
残念ながら筆者の不整脈は完全にゼロにはなりません
それでは不整脈薬とはそもそも何なんでしょう?
筆者は網だと思ってます
それぞれの網の大きさと網目の細かさが異なる網
それで引っかかるものはブロックできるというものです
当然発生場所・伝達速度などによって
ブロックできないものが存在する可能性があります
筆者が処方されている薬は
これで症状が軽減されればありがたい
安全でそこそこ効く第一選択薬となります
第一選択薬群(βブロッカーやナトリウムチャンネル遮断薬)
でも症状が抑えきれず日常生活に支障をきたす場合は
次の段階に進みます
それが不応期自体を延長し
異常な信号が来ても反応しなくなるようにする
カルシウム拮抗薬
カリウム遮断薬
となります
これらは不応期を延長するので理論上効きはいいハズです
不応期は信号がきてもそれに反応しない
心臓自体が備える優秀な防御装置ですから
それでも不整脈を薬のみで根治できないのは
人体が非常に複雑なメカニズムを有しているから
なんでしょうねぇ~
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Ⅰb群のメキシチールを処方されました
Ⅰc群でない薬を使うのには
何か理由があるんでしょうね