W. A. モーツァルト:フィガロの結婚 (ベーム, 1976年)【全曲・日本語字幕】
2025年1月
今月のオペラは、『フィガロの結婚』をいくつかの常連動画で楽しませていただくことにする。
モーツァルト、、、
わっしょいわっしょい!わっはっは^^
【作曲】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 1785~86年
【初演】
1786年5月1日 ウィーン、ブルク劇場
【台本】
ロレンツォ・ダ・ポンテ(イタリア語)
【原作】
ピエール・ド・ボーマルシェの戯曲『たわけた一日、あるいはフィガロの結婚』
【演奏時間】
第1幕 45分
第2幕 45分
第3幕 40分
第4幕 40分 合計 約2時間50分
【時と場所】
18世紀半ば、スペインのセヴィリャ
【登場人物】
アルマヴィーヴァ伯爵(Br): 領主
伯爵夫人(S): 伯爵の妻
スザンナ(S): 伯爵家の女中
フィガロ(Bs or Br): 伯爵の従者
ケルビーノ(Ms): 伯爵邸に住む少年
バルトロ(Bs): 伯爵家お抱えの医者
マルチェリーナ(Ms): 伯爵家の女中がしら
バジリオ(T): 伯爵邸の音楽教師
ほか
【第1幕】
時は18世紀、舞台はスペイン、セヴィリャのアルマヴィーヴァ伯爵の館。
伯爵の従者フィガロと、同じく伯爵家の女中スザンナの結婚式当日の話です。
フィガロはスザンナから驚きの事実を聞きます。
それは、二人の主人である伯爵が、手先の音楽教師バジリオを使って、スザンナを誘惑しているというのです。
フィガロは怒って、伯爵をこらしめる作戦を考えます。
【第2幕】
その作戦とは、伯爵に仕える少年ケルビーノにスザンナの服を着せて、伯爵がスザンナと夜こっそり会おうとしたときに、彼を差し向けて驚かせようというものでした。
事情を知った伯爵夫人の協力のもと、スザンナが少年ケルビーノに女装をさせます。そこへ急に伯爵が現れて大混乱。
結局、フィガロの作戦は失敗します。
その上、フィガロにお金を貸していた女中マルチェリーナおば様が、弁護人バルトロといっしょにやって来て、
「借金を返さないなら、フィガロは私と結婚する約束だったわ」
と言い出します。
フィガロとスザンナの結婚のゆくえはわからなくなりました。
【第3幕】
ところが大変な事実が発覚します。
捨て子だったフィガロ、実は、マルチェリーナおば様と弁護人バルトロの二人が若かりし頃、恋の火遊びをした結果、できてしまった子供だったのです。
つまり、父母、息子の関係でした。
この3人にスザンナを加えた4人はすっかり意気投合。
無事、フィガロとスザンナは結婚式を挙げることができました。
さて、一方の伯爵はというと・・・、まだこりずにスザンナを誘惑しようとしています。
見かねた伯爵夫人は、今度は自分がスザンナの服を着て、密会の現場に行くことを決心します。
【第4幕】
その夜、屋敷の裏庭。
伯爵は、スザンナと秘かに会えるのを楽しみにやってきます。
そして、スザンナの服を着た伯爵夫人をスザンナと勘違いして、甘い言葉をささやくのです。
これで証拠は押さえられました。
伯爵夫人は何も知らない伯爵に正体を明かします。
スザンナと思って近寄った伯爵は、実はそれが自分の妻だったことを知って驚きます。
深く反省した伯爵のことを、夫人は温かく許してあげたのでした。