女性の装いにも保革対立=「乱れ」に締め付け強化-イラン
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女性の装いの寄生は去年強化されたはずだけれど、この夏強化って?暑いでしょう。
とはいえ女性の髪型は年々前髪を出す女性が増えていたのは、旅行者の私ですら感じていた。
イランでは女性の髪を他人に魅せるのはタブーとされている。
イランで変化を感じたのはマネキン。
私が初めてみたものは顔のないマネキンであったが、その後顔のあるマネキンが増えていき、去年暮れには再び顔の消えたものが増えた事実を考えると、「乱れ」に締め付けの変化もわかるような気がする。
半袖の人も見かけるが、イランでは夏でも男性でも長袖姿が望ましい。
ネクタイは禁止だが、私たちの言うクールビズとは少し違う。
サラリーマン以外の人でもカッターシャツの方が多く、暑いと長袖をまくって過ごされる。
アーシューラーの12月を終えて間もなくの今年1月、日本人男性が肌を露出した赤いランニング姿で走られた。
これはまずい。
腕脚の露出。加えて赤は反フセイン色だ。
イラン人の中にはこの赤を見て、フセインの死を思い浮かべた方も少なからずいらっしゃるだろうし。
ランナーはテヘランの映画館には入館できなかったという。
黒いマントゥ(お尻まで隠れた上着)を着た旅行者の私は、一人でも複数ででもテヘランをはじめ各地で映画を見ることが可能だ。
イランの社会・政治・生活:ペルシャ文化復興運動などイラン人女性のインタビュー / ほうきじゅんこ
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女性の装いにも保革対立=「乱れ」に締め付け強化-イラン
【カイロ時事】イランで保守強硬派アハマディネジャド大統領が再選された昨年6月の大統領選以降、保革対立がくすぶり続ける中、宗教警察が女性の「装いの乱れ」に対する締め付けを強化している。表現や政治などの自由拡大を求める改革派に対し、イスラム体制堅持に躍起になる保守派の「示威行動」との見方も出ている。
シーア派イスラム教を国教とするイランでは、女性は髪の毛や体の線を見せない服装が義務付けられている。しかし、改革派を中心に、こうした規制に反発する女性も多い。
イランからの報道によると、3月21日に始まったイラン暦新年以降、「不適切な装い」の女性71人が空港で航空機搭乗を禁じられた。イスラム教の聖地を擁するコム州では、6万2000人の女性が「ベール(頭髪を覆うスカーフ)をきちんと着用していなかった」として警告を受けた。
イランでは、服装が乱れがちな夏に監視が強化されるのは通例だが、今年はより厳しいとの声がある。イラン専門家は米紙への寄稿で「保守派が政治的優位に立っていることを示そうとしている」と分析。「改革派の怒りの火に油を注いでおり、人権侵害や汚職、独裁的な政治体制などと併せて(イスラム体制に対する)時限爆弾となっている」と指摘した。(2010/06/24-14:39)