乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

女性の装い「乱れ」保革対立=締め付け強化     イラン関係ニュース

2010-06-27 | 乱鳥徒然 Rancho's room.




女性の装いにも保革対立=「乱れ」に締め付け強化-イラン
                jiji com.


 女性の装いの寄生は去年強化されたはずだけれど、この夏強化って?暑いでしょう。

 とはいえ女性の髪型は年々前髪を出す女性が増えていたのは、旅行者の私ですら感じていた。

 イランでは女性の髪を他人に魅せるのはタブーとされている。



 イランで変化を感じたのはマネキン。

 私が初めてみたものは顔のないマネキンであったが、その後顔のあるマネキンが増えていき、去年暮れには再び顔の消えたものが増えた事実を考えると、「乱れ」に締め付けの変化もわかるような気がする。

 半袖の人も見かけるが、イランでは夏でも男性でも長袖姿が望ましい。

 ネクタイは禁止だが、私たちの言うクールビズとは少し違う。

 サラリーマン以外の人でもカッターシャツの方が多く、暑いと長袖をまくって過ごされる。

 アーシューラーの12月を終えて間もなくの今年1月、日本人男性が肌を露出した赤いランニング姿で走られた。

 これはまずい。

 腕脚の露出。加えて赤は反フセイン色だ。

 イラン人の中にはこの赤を見て、フセインの死を思い浮かべた方も少なからずいらっしゃるだろうし。

 ランナーはテヘランの映画館には入館できなかったという。

 黒いマントゥ(お尻まで隠れた上着)を着た旅行者の私は、一人でも複数ででもテヘランをはじめ各地で映画を見ることが可能だ。




イランの社会・政治・生活:ペルシャ文化復興運動などイラン人女性のインタビュー / ほうきじゅんこ

 ↑ 後日表示されない場合はお許し下さい。





jiji com. ▼

女性の装いにも保革対立=「乱れ」に締め付け強化-イラン

 【カイロ時事】イランで保守強硬派アハマディネジャド大統領が再選された昨年6月の大統領選以降、保革対立がくすぶり続ける中、宗教警察が女性の「装いの乱れ」に対する締め付けを強化している。表現や政治などの自由拡大を求める改革派に対し、イスラム体制堅持に躍起になる保守派の「示威行動」との見方も出ている。
 シーア派イスラム教を国教とするイランでは、女性は髪の毛や体の線を見せない服装が義務付けられている。しかし、改革派を中心に、こうした規制に反発する女性も多い。
 イランからの報道によると、3月21日に始まったイラン暦新年以降、「不適切な装い」の女性71人が空港で航空機搭乗を禁じられた。イスラム教の聖地を擁するコム州では、6万2000人の女性が「ベール(頭髪を覆うスカーフ)をきちんと着用していなかった」として警告を受けた。
 イランでは、服装が乱れがちな夏に監視が強化されるのは通例だが、今年はより厳しいとの声がある。イラン専門家は米紙への寄稿で「保守派が政治的優位に立っていることを示そうとしている」と分析。「改革派の怒りの火に油を注いでおり、人権侵害や汚職、独裁的な政治体制などと併せて(イスラム体制に対する)時限爆弾となっている」と指摘した。(2010/06/24-14:39)




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104; 『假名草子集 』から「竹斎」 日本古典文学大系 90  昭和40年 岩波書店

2010-06-27 | 読書全般(古典など以外の一般書)




 2010年度 104册目



        『假名草子集 』から「竹斎」
                



『假名草子集 』から「竹斎」上・下

 日本古典文学大系 90

 P、91~P、126  上

 P、127~P、159 下

 岩波書店

 昭和40年 1000円(P,533)


 


「竹斎」を知ったのは最近のこと。

『江戸の笑い』(国文学研究資料館共同研究報告「日本文学の特質」)を読んだ2008年。

 昨年度は古典講座の課題の一つは「伊勢物語」、自分でも何種類かで何度か読む。

 その折「仁勢物語」と比較しながら遊んだことは印象深い。



「仁勢物語」は岩波の『假名草子集 』にある。

『假名草子集 』をぱらぱらめくると、「竹斎」が載っていた。

 これはいいぞと机の傍らの本に加え、早五ヶ月。月日の経つのは早い。

 本は本の山に紛れ込み 『假名草子集 』を加えた登り龍のようだ。

『本の重み』と言う書物を本の上に重ねて置いたとたん、床が抜け落ちたというジョークを聞くが、他人事とも思えない。



 読んだ直後に文字はばらばらに分解され、忘れるために読書する。

 これぞ時間の無駄遣い。

 時間の無駄遣いという贅沢に酔いしれるため、わたしはページを繰るのだろうか。

 諸条件の変化などを考えるとがこの贅沢が何十年と続くとも思われないが、今を大切に過ごしたいと思うのである。



 ところで「竹斎」

 愉快痛快名台詞。

「竹斎」は江戸初期。この頃こういった流れる決め言葉の連続が流行っていたのかも。

 後になって、歌舞伎などはこういった流行言葉を取り入れたのだろうかとも思うが詳しくは知らない。

 一例として、110ページなどを読むとそれは顕著で、諸々芝居演目が目に浮かんでくるから楽しくてならない。



「竹斎」は黙読では見失ってしまうので、声に出して抑揚を楽しんみ遊そぶ。

 音読途中はわかったような錯覚に陥るから幸せである。

 だが、振り返るとぽかんと穴はあいていた。まぁ、こんな感じ。



「竹斎」には謡曲などの記述が多い。「楊貴妃」などは度々出てきた。

 また「伊勢物語」や他の歌のパロディーも多い。「仁勢物語」よりもわかりやすいのはありがたい。



 音や名詞や韻を踏む。ことば遊びでつなぐ「竹斎」

 こういった部分は歌舞伎には取り入れられている。



 二日声出し読んだ「竹斎」

 読了後には声かすれ。

 家族少々心配気味で、
「風邪をひいたの?」
と、のんき顔。

 流石噂の藪医者竹斎、「竹斎」読まずばかすれまい。

 わたしゃ雉かと手を胸に当て、竹斎の呼ばずに猫を呼ぶ。

「待ってましたの天下の竹斎。誰そ呼びたる 『天下一の薮薬師の竹斎』」

 ニャンがいるよと手出し爪出す。

 薮の中から蛇いで虎出る。竹や笹やと握り寿司。

 竹は真っすぐ天に伸び、花の命は短くて、

         薬師には上手も下手も無かりけり贔屓贔屓に時の仕合せ  竹

         草木類いは色々ありし裏や表や問わず夕暮れ       乱

         竹斎に月も仏も無かりけり裏やめしやの秋の夕暮れ    乱    合掌








 役者気取りで満足読了。覚えているのはごく一部。

 芝居好きにはたまらない。洒落た本だと棚に上げる。      ちーん

 
 

 
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「風除風天尊」と「逢坂1丁目1-1」

2010-06-26 | お出かけ






 大阪の夕日丘から天王寺に向かう途中、「風除風天尊」と記されていた。

 矢印方向を見るが、あるのはビルのみ。

 おそらくもとはここにも風天尊が鎮座されていたのであろう。

 もしくはビルの中には今も何らかの形が残されているのかも知れないと勝手な判断。

 風天尊は全国にあるようだが、四天王寺別院の清水寺で見られるという。

 四天王寺は子の関係でなじみ深い期間があったが、当時は別段気にも とめていなかった。今更のように惜しいと後悔。

 ここ天王寺近く「風除風天尊」すぐ側にも「四天王寺別院」があるが,それは次回に記録する予定。



「風除風天尊」を少し歩くとビルには「逢坂1丁目1-1」とある。

 ほほう,ここは逢阪か。1丁目1-1とはなんと小気味がいいことか。

 そんなこんなでカメラを向けると,家族少々あきれ顔。



 逢坂とは多分「境界」という意味。

 坂とつく限りはそういったことも考えられると妙に納得し安堵する。

 よって逢坂という地名は近畿内でも重要な境界部分で見られることも多い。



 Wikipedia(2010、6/26)で調べてみると次のような具合だ。

       滋賀県大津市逢坂
       逢坂山 - 逢坂山トンネル
       逢坂関
       大津市立逢坂小学校
       大阪府大阪市天王寺区逢阪 - 地名および地名の由来である天王寺七坂のひとつ、逢坂 (大阪市)
       大阪府四條畷市逢阪
       奈良県香芝市逢坂

 なるほど、地図で確かめると面白いことがわかりそうな香りがする。



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和菓子あれこれ、無駄話。

2010-06-26 | お出かけ








 写真は大阪夕日丘近くの谷町筋の六法通。






 先日おおさか六法通から夢膨らませて遊んでいた。

 和菓子の好きな私は今月京都の水無月黒(黒糖)を食べそびれ、落胆。悲しい思いをしている。

 百万遍や出町近くではどうも水無月黒は店頭には並んでないようす。

 もしかすれば出町のふたばやその商店街和菓子屋にはあるかも知れないが、仕事の帰りに家族にそこまで足を運んで買ってきてくれとは言いづらい。

 京阪祇園下車すれば難なく買える「黒」。

 面倒だからと、百万遍で水無月白に加えて緑(抹茶)まで買ってきたから、さぁ!大変。

「黒がいいの。」
をぐっとこらえ、息をのむ。

 黒の無い白なんて!おかずのないご飯?!って,これ!ちと意味違いか。ぁはは。



 さてさて、昨日は六法通から六方焼きを思う浮かべたが、実はそんなに好みでもない。

 六方焼の皮の材料は
     薄力粉
     卵
     重曹
     砂糖
で、中は粒餡。いやいや、時々粒餡も見かける。

 よ!風見鳥! 

 八方美人な六方焼き、ってシャレで済まそうとしている私。



 ネットで調べると、六方焼きは今川焼きという説明まで載っている。

 おいおい!それはないだろう。

 今川焼きはあのあったかいやつじゃん。

 でも、関西では 回転焼きって言うよね。

 太鼓饅頭って言うのも、同じかな?



 京都寺町ではロンドン焼が懐かしいな。

 素朴なお味のひと口サイズ。白あんたっぷりのロンドン焼は思い出したように買ってしまうかな。

 ラララ、白あん。

 ロンドン焼の中身を味噌餡に蛙と、どうなるんだろう。

 柏餅味噌餡の好きなわたしにはたまらない想像だけど、これって 合うかな?

 

 そういうと姫路には「御座候 」があったっけ。

「御座候 」は大阪デパ地下ではいつも長蛇の列だ。



 長蛇の列というと歌舞伎座館内で売られていた たいやき。

 しっぽまで餡が入っていたみたいだけど、あまりの人の多さにめげて結局買い損ねたよ。

 あれはおいしかったのかな。多分、おいしかったんだろう、な。

 食べてないからね、想像したってつまんないなや。


 どちらかというとたいやきも今川焼(回転焼き)に近い・・・って思うんだけど、違うかな?



 六方焼と今川焼(回転焼き)って形の門外だけじゃなくて、皮の食感が大きく違うな。

 六方焼はごつごつしていて武骨者といった感じ。

 その点今川焼(回転焼き)は柔肌。

 芝居なら『六方焼』がいいけど,食べるなら『今川焼(回転焼き)』がいいな!って、そんな芝居、あるのかい?

 おいおい!六方焼は荒事かえ?


 
 今川焼(回転焼き)から思うのは三笠かな。

 あれはふぐ和付和したヒットケーキに焦げ目を付けた中に餡が挟まっているな。

 中の餡はじゅくじゅくだと嫌いなんだ。

 だから大阪の「五色どらやき茜丸」は私の場合は合わなかったよ。

 茜丸さん、ごめんね。これ,あくまでも私の問題だから、さ。



 三笠というと五月の若鮎を思うけれど、あれは子どもの頃は苦手だった。

 中のりゅうひが子どもの頃は半端に感じて損した気分だったな。

 今は好きだけど。多分違いがわかる女に成長したんだなって・・・たいそうすぎるか。

 でも、若鮎の外川は薄くて焦げ目がきつい方がおいしいなと思うのですが、みなさんはいかがでしょう。

 若鮎や 花びら餅 なんかだと、少し美しい言葉に変わるのさね。↑



 六方焼と同じ形できんつばっていうのがあるでしょう。

 でもきんつばの元の形は丸かったんですって。

 きんつばを漢字に治すと「金鍔」

(刀の)鍔の形なんですって。びっくり。

 元は刀のつばも丸かったものが多かったんですね。

 ・・・と言いつつ歌舞伎『鞘当』をみたぁい心境にかられる私って、馬鹿ですね。
 
 まぁ!まぁ!深読みしませんことよ、なんちゃって。



「のびたくぅん、焼き菓子はもういいよ。しずかちゃぁん、今日は葛餅が食べたいな。氷に笹の葉なんか乗っけちゃってさ。それか。竹筒羊羹。きゅんきゅんに冷やしといてよね。」

・・・って、あんたがホントに食べたいのは、



     冷えたあんこに 大吟醸かい?

 

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「最乗山 鳳林寺」  大阪市天王寺区六万体町   (8景)

2010-06-25 | お出かけ





 六法通りを歩いていると、最乗山 鳳林寺がある。

 一願不動明王と書かれていたので、中に入ることにした。

 夫は普通の民家を兼ねているとなかなか入ってはこない。

 それならば少し待っていてねと、一人楽しんだ。


 最乗山 鳳林寺は、曹洞宗の寺院。

 才庵存芸和尚の開基によって、天正16年に創建された。

 元は武蔵国岩槻(埼玉県)、寺名は芳林寺

 天正末期に豊臣秀吉に現在地を寄付され、岩槻(埼玉県)よりここに移ったとされる。



 門をくぐると、「上島鬼貫」という名。この寺に墓があるという。

 江戸時代の代表的な俳人らしい。

 著書
    『大悟物狂』
    『独言』
    『俳諧七車』など

    「行水の 捨てどころなき むしのこえ」




 どうにも候にもわからないので、寺の由来を載せておこう。



 そこを真っすぐにすすむと本堂。

 近づいて、10センチにも満たない小さな窓枠から中をのぞいてみよう。



 あらあら!いかめしいお顔姿の一願不動明王さまが・・・。

 時代はいつ頃のものなのだろう。

 結構新しそうな感じがする。

 ここで興味深く眺めていると、表通りで待ち、しびれをきらした夫が境内に入ってきた。



 一願不動明王さまは全国各地にいらっしゃるが、ここの一願不動明王さまも男らしい。



 一願不動明王さまのいらっしゃった小さな本殿の左には、元の門と思われる。

 元はこちらの門がメインだったのだろうか。

 山門風は重厚な作りだ。

 前のものは昭和20年 3月、大阪大空襲で焼失。

 昭和34年に本堂、山門などを再建

 これは表から見なければなるまい。



 6月12日は開かずの門だったが表通りから見ても落ち着いた雰囲気。

 寺は改築されているが最乗山 鳳林寺には随所随所に木のまま残された部分があり、落ち着いた空間として楽しむことができた。



 元和元年(1615)、芳林寺を訪れた家康公から葵の紋の嚢(ふくろ)を拝領。

 摂津一国僧録の朱印を授けられる。

 曹洞宗の大本山・永平寺からは僧録状を受けた。

 寺号を鳳林護国寺と改め、寛永年間(1624~1643)から元禄年間(1688~1703)にかけて、仏殿を中心とした七堂伽藍が建立される。


 
 鳳林寺は大坂城代の菩提寺。

 畿内における曹洞宗第一の道場とのこと。
 
 



              最乗山 鳳林寺

              大阪府大阪市天王寺区六万体町 2-10
                  
              



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雨・曽我合わせ、ただそれだけ

2010-06-25 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


  意味はない

  華存芽詩沈不問心

  戈巽汝士沈平常心

  可尊女子沈打破也

     意味はない

     意味はない
  
     雨・曽我合わせとでもしておこう・・・



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丸竹夷二押御池 姉三六角蛸錦 四綾仏高松万五条. 坊さん頭は丸太町 つるっとすべって竹屋町

2010-06-25 | お出かけ

(写真上は東京国立博物館 浮世絵)





 
 上の写真は大阪夕日丘近くの谷町筋の六法通。

 六法通か。

 人によっては六法通といえば『六法全書』を思い浮かべるかも知れない。

 ふふ。六方焼きも捨てがたい。六法通から、私の妄想は始まる。

   

 私などは六法通から、弁慶が歩いていたのかと全くでたらめな想像をして遊んでしまう馬鹿者である。

 この通りは可能なかぎり六方を投げながら歩くのが好ましいいう決まりができたなら、さぞ楽しいことだろうなんて思うのは、やはり阿呆のわたしだけか。

 いやいや、そもそも字が違いますからと大阪の方に突っ込みを入れられそうだが、うっちゃっておくんなさいまし。

 そういうと今年の大阪城薪能は『安宅』(勧進帳)だそうだ。

   

 六法通というと寺の多さを思い浮かべ,親しみを感じる。

 今は奈良に住まいする身だが、生まれ育った京都は好きだ。

 単純に『六』という共通から六角通を思い浮かべ、六法通という地名に惹かれる。
     
          丸竹夷二押御池
          まるたけえびすにおしおいけ

          姉三六角蛸錦
          あねさんろっかくたこにしき

          四綾仏高松万五条
          しあやぶったかまつまんごじょう

          雪駄ちゃらちゃら魚の棚
          せったちゃらちゃらうおのたな

          六条三哲とおりすぎ
          ろくじょうさんてつとおりすぎ

          七条こえれば八九条
          しちじょうこえればはっくじょう

          十条東寺でとどめさす
          じゅうじょうとうじでとどめさす

 ただし、京都人は雪駄ちゃらちゃらから後はあまり歌わずなじみがない。

 誰もが知っているのは、四綾仏高松万五条までかも知れない。

   

 この京都の東西通り名(歌)には、戯れ歌もある。

          坊さん頭は丸太町
          つるっとすべって竹屋町
          水の流れは夷川
          二条で買(こ)うた生薬を
          ただでやるのは押(惜しい)小路
          御池で出会うた姉三(姉さん)に
          六銭もろて蛸買うて
          錦で落として四(叱られ)かられて
          綾(誤)まったけど仏々と
          高(タカ)がしれてる松(マ)どしたろ(弁償したろ)ー。
 
 それにしても六法通という地名からこんなに楽しめるのは幸せなことかも知れない。

   

          それっきり
          そればっかし
          どんとはらい
          どんとはれ 
          とーぴんぱらりのぷう

          そんなこんな
          すこーんすこーんこめだんご
          めでたしめでたし
          おしまい

              どんだけ言うのん^^;;って言うか、あと、思い出されへん

          おやかまっさんどした

          



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103; 『介護保険は老いを守るか』 沖藤典子著 岩波新書  新赤版 2010年

2010-06-24 | 読書全般(古典など以外の一般書)



2010年度 103冊目  






           『介護保険は老いを守るか』

  



 沖藤典子 著

 岩波書店

 岩波新書  新赤版1231

 2010年 2

 244ページ 840 円



 最近本を読んでいてしばし満足のいくものから遠ざかっていたが、昨日の二冊(『歌舞伎のデザイン図典 』『血栓の話―出血から心筋梗塞まで』)以降、運が向いてきたようだ。

『介護保険は老いを守るか』は組織的介護の現実を突きつけられた挑戦状のようにも感じ、恐怖心さえ生じてくる。

 著者沖藤典子さんは事実を論理的に展開し,介護に置ける社会的問題点をぐいぐいと書き上げておられる。

 そこにはファシズム的発想はなく、事実を知らしめたいとした姿に他ならず、安心し信頼して読むことができる。

 一人うがりの押しつけめいたものはなく、この方の公演ならば 素直に聞くができるだろうと思った。

 沖藤典子さんは女性だが、男前な性格だった。


 それにしても年金問題といい介護保険の問題点といい、安心して歳を重ねていくにはほど遠いのだろうかと考えさせられる。

『これでいいのか、介護保険』『年老いる恐怖』『安心した老後を迎える為に選ぶ選ぶ死』という本はもう出版されている。そんな気さえする切なさよ、なぁ。




  内容

二〇〇〇年四月に始まった介護保険制度は、「介護の社会化」「高齢者の自立支援」を進める画期的なものとして歓迎され、今日、約四〇〇万人が利用している。だが、この間、財源論を盾に改悪が続き、緊急の課題も山積み状態。社会保障審議会の委員として議論に加わってきた著者が、利用者の視点に立って徹底検証と具体的提言を行う。

  目次

第1章 介護保険はなぜ創設されたのか(介護保険サービスの夜明け;高齢社会の到来と新しい事態;介護の社会化;介護保険サービスの推移)
第2章 介護保険サービスの「適正化」(同居家族と「生活援助」;生活援助利用制限の波紋;なぜ厳しい、外出支援;福祉用具貸与にも「適性化」の嵐;直撃された小規模事業所)
第3章 解決されるか、介護現場の危機(介護で働く人たちの叫び;介護保険施設の新たな課題;ホームヘルパーは「社会の嫁」か;ケアマネジャーの悩みと責任)
第4章 迷走した要介護認定(要介護認定とは何か;衝撃の二〇〇九年版テキスト;経過措置と基準緩和)
第5章 老いを守る介護保険への道(第4期(二〇〇九~一一年度)の介護報酬改定;利用者にとっての介護報酬改定;介護保険一〇年で見えたもの;老いを守る介護保険への道)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 安心できる老後のために、この10年を検証

 2000年4月1日、介護保険という制度がスタートしました。衰えた老人の面倒は、家族が看るのが当然―そんな旧来の価値観の下、心身の負担を負わされていた「長男の嫁」、「老老介護」を担う妻や夫をはじめ、様々な立場からの願いがようやく実り、「介護の社会化」が実現したのです。いうまでもなく、急速に進む超高齢社会化という日本の現実が、その背景にありました。

 ホームヘルプ、ケアマネジャー、デイケア、ショートステイ……。見慣れぬカタカナ語の洪水に、はじめの頃、当の高齢者らが戸惑ったのは当然ですが、それらも次第に理解され、定着しつつあるといえそうです。今では、約400万人もの人々が、費用の10%負担(他は税45%、保険料45%)で介護保険のサービスを受けているのです。自宅での掃除・洗濯、入浴の介助、施設での数日間のリハビリ等々……。

 では、この制度に問題はないのでしょうか? とんでもありません。
 この10年を振り返ると、財源難を言い立てる政府によって制度・運用が改悪され、サービス利用が制限され続けた、とさえいえそうなのです。その経緯に、一般利用者の声を反映させるべく社会保障審議会の一員として直接かかわってきた著者が、この間の変化を子細に検証、介護現場の実情もリアルに伝えながら具体的な提言を示します。

 最適の著者によるタイムリーな出版。これを一つの手掛かりに、介護保険の今後についての国民的な議論を巻き起こしたいものです。

(新書編集部 坂巻克巳)

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平成二十二年度  歌舞伎鑑賞教室 『恋飛脚大和往来』片岡 我當 進之介 中村 京妙 (6景)

2010-06-24 | 歌舞伎





   平成二十二年度  歌舞伎鑑賞教室




 六月十二日

 大阪クレオ中央で 平成二十二年度 歌舞伎鑑賞教室を楽しむ。

 今年は三年前にもはられた演目『恋飛脚大和往来』

 今回も「封印切」のあと、我當丈出演の「新口村の場」

 我當丈の孫右衛門、片岡 進之介さんの亀屋忠兵衛は同じだが、梅川は中村 京妙が演じられた。

 今回は吉弥さんはいらっしゃらない。

 芝居前の解説は坂東 薪車さん。

 薪車さんは素顔が美しく,チャーミングな方だった。

 また、ユーモアに富んだ方で,話が相当上手い。

 今回の解説は工夫を凝らされ それでいて自然体。

 体験コーナーのテーマは『女形』

 まず初めに指名されていた男性お二人に加えて希望者男性お二人が加わっての合計四人。

 男性にふられるといった設定で最後は泣き崩れるといった小芝居を鳴りきりで楽しんでおられた。

 当然会場中和んだ雰囲気で大笑い。

 坂東 薪車さんの魅力あふれる解説であった。



 続いて「封印切」

 義太夫のお声がすばらしい。

 丹波屋八右衛門は少し声を殺した甘えたような台詞の言い回しだったが、忠兵衛役の役者さんの言い回しは素晴らしくよかった。

 はずかしながら、名前は知らない。



 今回の「封印切」は『ええい、もうええ。切ってしもたろ。』(関西弁以下同様)

ではなく、
 
 『しもたぁ。(切れてしもたぁ)』

の方をとられた。

 これは三年前の歌舞伎教室と同様。

 もしかすれば私が知らないだけで、松嶋屋さんの表現は後者『しもたぁ。(切れてしまったぁ)』なのだろうか。

 歌舞伎は知らないことが多い。



 待ってましたの「新口村の場」、我當丈が出てこられると嬉しくてならない。

 杖をついてとぼとぼと出てこられた姿は朝の光景を思い出し、また先代仁左衛門はんは支えられて出てこられた姿を思い出す。
 
 芝居がすすむにつれ涙が流れ、どうしようもない。

 まわりですすり泣く声がかすかに漏れる。

 ところが、孫右衛門の

「(どうぞつかまっておくれ)今やない!今やない。

の台詞で会場中大爆笑。

 最近なのかどうなのか、ここのところ特に気にかかる。

 歌舞伎舞台において こういった悲しい切ない場面で爆笑といったことに度々出くわす。

 女形が泣き崩れての泣く声(台詞)に大笑い、台詞の決め所(名台詞)で爆笑といったこともまれではない。

 一瞬気持ちをそがれるのは悲しいものだ。



 梅川忠兵衛を涙ながらに見守る孫右衛門。
 
 最終の 
          あぁあぁあ、あぁあぁあ、あぁぁ(歌

          ばさっ! 

     (同時に)手を組み、タイミング良く祈り込む。


 おしい。
          ばさっ! 

     (同時に)手を組み、タイミング良く祈り込む。
が微妙にずれた。

 雪が落ちるのが少し早く、組む手が少し遅れたように感じ、お気の毒だった。



 今回も 我當丈の歌舞伎教室は面白かった。

 これからも味わい深い我當丈の芝居を観たいと心より願っている。

 いつまでもいつまでも舞台を楽しみたい我當丈の御健康を願って・・・。
















松竹株式会社 歌舞伎美人より ▼

巡業

平成二十二年度
歌舞伎鑑賞教室
歌舞伎・その美と歴史への招待

平成22年7月15日(木)~23日(金)


一、歌舞伎へのご案内

              解説  坂東 薪 車


二、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)

  新口村の場

            孫右衛門  片岡 我 當
           亀屋忠兵衛  片岡 進之介
            傾城梅川  中村 京 妙


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102; 『血栓の話―出血から心筋梗塞まで』 青木延雄著 中公新書 2000年

2010-06-23 | 読書全般(古典など以外の一般書)




2010年度 102冊目  






           『血栓の話―出血から心筋梗塞まで』

  



 青木延雄 著

 中央公論新社

  中公新書 1523

 2000年 3/15

 247ページ 840 円



 本日二冊目は中公新書の『血栓の話―出血から心筋梗塞まで』

 この本以前某図書館でお借りしていたもの。

 飛行機に長時間乗る心配から深部静血栓症が気にかかり読み進めたが、これがまた面白い。

 難しい専門的なところはお手上げだが、一般主婦のわたしにも参考になる部分が多く、一気に読了。

 大変勉強になった。

 本書を読み終えまずしたこと、それは ゆっくりと緑茶をいただいた。

 その後置き去りにしてあった戸棚の奥の青汁で久々のサプリメント(ビタミンE、アスコルビン酸、マルチビタミン)を流し込む。

 本書によるとビタミンE、アスコルビン酸は血管内にできた傷を修復しやすいとのことだ。

 まぁ、これくらいの量では何ら期待はできないだろうが、気休めの点から言えば精神的な効果は見込まれるだろう。

 それにしても単純なわたし。



 本書には「ウロキナーゼ」という言葉が頻繁に出てきたが、食べないよりは納豆キナーゼもそれなりの効果はあるのだろうか。

 そういうと脳梗塞を持った人は夕食で納豆を食べると良いと何かに載っていた。



 亡くなった方の血液を輸血すると地が固まりにくいという。

 ただ最近では倫理的観点云々から実施されないという。

 死亡後の血液は固まらず,血栓ので来やすい対汁には有効らしい。

 これまた微妙、難しい問題。



 深部静血栓症が再発するという事実を知る。ただ,血栓は自力で溶ける場合もあるらしい。

 結構恐ろしい。

 深部静血栓が肺に飛ぶと一時間以内に亡くなる方もいらっしゃるという。

 多くは六時間が勝負だというから,考えただけでも身震いしてしまう。

 まぁ,そんな感じ。


 著者が研究されていた内容を海外研究者が先にまとめてしまったという一件。

 ここの記述表現は大変面白かった。

 どこの世界でも色々あるんでしょうね。

 本書を読んでいて感じた青木延雄先生は大変人間的に血の通った方で、全体を通してゆったりとした気分で楽しめたと喜んでいる。



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101; 『歌舞伎のデザイン図典 』 2000年 岩田彰著 中村雀右衛門監修 東方出版

2010-06-23 | 読書全般(古典など以外の一般書)







2010年度 101冊目  






           『歌舞伎のデザイン図典 』

  



 岩田彰 著

 中村雀右衛門 監修
 
 東方出版(大阪)

 2000年

 157ページ 2,940 円



 早朝に起き,簡単に用事を済ませ『歌舞伎のデザイン図典 』を楽しむ。

『歌舞伎のデザイン図典 』は歌舞伎演目にそった衣裳や鬘や小道具が紹介され,まるで舞台を見ているような錯覚に陥る。

 藤娘の鼻の大きさなどの理由は有名だったが,部分によりその大きさが帰られ,利用価値が違っていたところまでは知らなかった。

 長唄歌詞が載せられており一度は読んだものの楽しくてならない。

 昼から声に出して読み、歌詞そのものもノート(或はコピー)に控えておきたい。

 これは楽しい本に出会えたと喜んでいる。







 歌舞伎は日本が生み出した、世界に誇る古典芸能である。その歴史は古く400年に及ぼうとしている。歌舞伎の舞台に登場する衣裳、かつら、小道具、大道具には四季の特性を捉えた日本人の心が集約されている。そこに表現されるかたちは、歴代の名優と歌舞伎に携わる裏方が築き上げた独特な日本の伝統文化に、仏教伝来と共にシクルロードを通り伝播した、先行芸能の芸と技を生かしたものである。本書は“色彩と象形によるデザイン”という視点で様々な方向から展開し、歌舞伎を通して日本文化の再発見を味わう絶好の楽しみを提供する。
歌舞伎の衣裳に表われた花鳥風月、小道具・大道具・かつら等の意匠の美を、カラー写真380点で解説。色彩と象形の斬新さを楽しみながら、日本独特の文化の再発見へと誘う。


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100; 『瓢亭の点心入門―瓢亭の料理に学ぶ、おもてなしの基礎とコツ 』 高橋 英一 著 2000年

2010-06-22 | 読書全般(古典など以外の一般書)






2010年度 100冊目  






           『瓢亭の点心入門―瓢亭の料理に学ぶ、おもてなしの基礎とコツ 』

  



 高橋 英一  著

 矢野 正善  写真
 
 淡交社

 2000年

 112ページ ¥ 1,575




 本年度100冊目は『瓢亭の点心入門―瓢亭の料理に学ぶ、おもてなしの基礎とコツ 』を楽しんだ。



 京都南禅寺の瓢亭にはわずかながらも行ったことがある。

 特に朝がゆは手頃なお値段で今日のお味を楽しむことができるので、学生時代のお気に入りだった。

『瓢亭の点心入門―瓢亭の料理に学ぶ、おもてなしの基礎とコツ 』にのt例る色とりどりの料理の中には私が知っているものもあり,懐かしさもひとしおであった。

 京料理が食べたい、美味しいものをいただきたいと今更ながらに思う昨今である。

 

 この本はお料理ばかりでなくおもてなしの心が凝縮され、それでいて俳画のようにふと息の抜き場のある。そんなお料理が載せられていた。

 器、お部屋、空間、盛りつけ、花・・・、料理人の心が芸術的に姿をあらわしていた。

 それを『瓢亭の点心入門―瓢亭の料理に学ぶ、おもてなしの基礎とコツ 』では次のように記されていた。



 点心に限らず懐石料理でも同じですが,まず何の趣向で催されるかを頭に置き,次にその季節をお客様にしっかりと感じさせ,色とりどりを考えて,一目見た時,その美しさ,趣向に一瞬の驚きをあたえます。
(108ページ)

 なるほど,的確だ。

 日常生活にも季節の風と光を取り入れ、お料理に限定することなく和の心とも言える【点心に限らず懐石料理でも同じですが,まず何の趣向で催されるかを頭に置き,次にその季節をお客様にしっかりと感じさせ,色とりどりを考えて,一目見た時,その美しさ,趣向に一瞬の驚きをあたえます。】といったことを頭の片隅に置きながら、心地良い暮らしをめざしたいと感じた。
 



 京料理の一人者である瓢亭主人が、ダシ・ご飯の準備から、魚の下ごしらえ、向付から吸物までの一品例、そして四季折々の趣向別献立など、楽しい点心づくりを基礎から説いた入門書。


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徳島県のうだつの町 森家を拝見させていただく 2 (14景+5景)

2010-06-22 | お出かけ





      徳島県のうだつの町 森家を拝見させていただく






 五月、徳島県のうだつの町で素敵なお宅を拝見させていただいた。

 以前に記録させていただいた「徳島県 脇町うだつのM様のお屋敷

 今回は私が心奪われるほどに共鳴を受けた追加記録です。

 乱鳥の拙い記録ではありますが、見ていただければ嬉しいです。



 まず初めにわたしが心奪われましたのは、上の二ヶ所。

 重厚で、歴史の重みを感じさせていただきました。

 わたしは何かを拝見させていただく時、「重厚」という感覚がとても心地よく感じるのです。



 そして次に興味を持ったのが医療関係の数々でした。

 医療で使用された薬瓶は、ときめく色彩。
 
 色とりどりの薬瓶は、何度も訪れるほど好きな『アーブギーネ博物館』(イラン/テヘラン)に展示されている「涙の小瓶」を思い出します。

 実際に使用されたこの数々の小瓶は宝石にも勝る美しいものでした。



 私たち親子は病院受付付近に長くおじゃましておりました。

 興味深くて楽しかったのです。



 特にこの『麻酔使用日計簿』

 こういったものを手の届く所においていただける歓び。

 私たちはわかりもしないのに、ぱらぱらと見て満足していました。



 そしてこの窓は、元郵便局だった頃の窓口だそうです。

 美しい形でした。

 この形は西(イランなど)でよく見る窓の形と共通しています。


 窓ガラスも心奪われました。

 ガラスの色が少し銀化し始めているのか、ため息が出るほどに美しい色彩でした。



 書類や道具の一部が置かれ、居心地のいい空間です。

 私は本などの囲まれていると落ち着きますので、こういったお仕事道具が置かれているのは好きです。

 実際に使われていたものが素晴らしいお屋敷内に置かれていると、家に息吹が流れ 空気の流れを感じ取れるので楽しいのです。

 こういった理由も含めて、私はM様のお宅に心奪われておりました。



 ベンガラというのでしょうか。

 美しい壁面、お庭、廊下。

 夢のようなお家です。



 もう一つの庭には秩序正しく並べ積まれた瓦。
 
 明るい空間で、井戸などもあります。

 庭はとても広く、お屋敷に囲まれていました。

 写真はお庭のほんの一部分です。



 この提灯も印象的でした。

 わたしにとっては、こういった提灯はお芝居などで見るばかりです。

 実際に拝見させていただいた「醤油屋」と記された提灯。

 これに明かりを灯し、うだつの美しい町並みを歩かれたのでしょうか。

 そう思うと、心はときめきます。



 素敵です。とても美しいです。

 まるでお芝居を見ているように私はまどろみの中で夢が膨らみます。



 素晴らしい屋根の梁組(?)でした。



 以前はあえてM様と書かせていただいておりましたが、うだつ通りの森家邸宅です。



 素晴らしいお家,興味ある品の数々を拝見させていただき、心より感謝しております。

 楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。



 こちらは以前に記録させていただきました写真です。▼











 徳島は今回二日間歩かせていただきましたが、今回の旅行(行程)で特に印象に残ったのはうだつ町と 西祖谷と 大歩危の舟下りでした。

 徳島は楽しく他にも印象深かったものがいっぱいありましたが、今のところは森家邸宅と大歩危の舟下りしか記録できておりません。

 うだつの町並は美しく、予定時間を遥かに超えて楽しませていただきました。

 町に入る前の川にかかる沈下橋は 思いのほか大きく、増水時の思い浮かべて驚いていました。

 また舞台に興味のある私は、劇場の奈落の底を見て喜んでいました。

 手押しポンプで井戸水を汲み、蕎麦雑炊に舌鼓をうち 楽しい時間を過ごすことができました。



 森様をはじめ うだつ町で親切にしていただきました皆様方に感謝申し上げます。

 ありがとうございました。








                         2010年5月5日   徳島県うだつの町にて



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寺がいっぱい 1    天王寺区 夕日丘近く 11景

2010-06-21 | お出かけ






 夕日丘でおりて大阪クレオ中央に行く。

 途中 最初に見た『法岩寺』です。



『法岩寺』はビル仕様。

 右端には『石業師』の石がありました。

 寺すぐ側に石業。

 理にかなっていますね。



 ここは夕日丘の交差点。

 文楽のポスターが貼られていた近くです。



 少し歩くと『遠州 奥山半僧坊大権現』



『遠州 奥山半僧坊大権現』の「千度石」の向かい側。

 入って右側には、悲しいほど庭石が無造作に置かれていた。



『遠州 奥山半僧坊大権現』を入ってすぐに「百度石」ならず「千度石」

 回数を増やすという考えか,或はご利益が増えるという考えか。

 いずれにしても中国思想の「いっぱい」と云う意味合いも含まれていることだろう。



 これは面白い。

 こういうの、なんて言ったかな。確か東寺や訪中寺の屋根でも見られたかな?

 そんなに古そうにも思えないが,八匹が八方向に守っておられる。 

 イランでも中国でも八は注目すべき数字だが,日本でも演技がいい数字として好まれる。


 中央におわせますのは不動明王でよろしいでしょうか?

 合っているような違うような。



『遠州 奥山半僧坊大権現』の塀はなんだか懐かしい。

 京都の仏光寺や松原のあたりを思い出す。

 京都生まれのわたしにとって、寺が多いと心落ち着く。



 寺の近くを歩く大阪人男性。

 若干吉本新喜劇の内場さんのかばんの持ち方を思い出す。

 お洋服とおかばんが大阪の南側らしくってほくそ笑む。



 しばし歩くとすぐに天台宗の寺



 道路を挟んで向かい側には十三まいりの寺

 日本三体虚空菩薩と外の案内で知る。

 おおさか十三佛霊場大十三だそうだ。

 かなり気にかかったが 歌舞伎教室で急いでいたわたしは、向かい側から楽しんだ。



 夕日丘のある地下鉄は路線地図では紫であらわされている。

 紫は僧侶の袈裟の色をあらわしているという。

 それほどまでにこの辺りは寺が多い。

 






                   2010年06月12日

                   大阪 天王寺区 夕日丘近くの寺


                   つづく

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【文楽のポスター】  大阪夕日丘にて

2010-06-21 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



 地下鉄夕日丘駅から大阪クレオ中央に向かう途中、天王寺区六法体町の掲示板で文楽のポスターを見つけた。

 流石、大阪だな。

 わたしは文楽を聴くセンスに欠けるのが残念。

 文楽を楽しむことができれば、もっと世界が広がるのかも知れないのに、本当に残念だ。


 
 天王寺区六法体町はお寺がいっぱいある夕日丘。

 夕日丘といえば四天王寺の近く。

 四天王寺には訳あって数えきれないくらい行ったことがあるが、夕日丘には息子の受験&発表日以来。

 ほとんど行ったことがない。


 
 行きは地下鉄夕日丘駅からだが,帰りは天王寺まで歩いた。

 歩く途中の寺の数々は本当に楽しかった。

 右手には遠くに新今宮の日立の塔が見える。

 そうか、ここは通天閣とも隣接していたんだと改めて知るくらい、大阪は知らないわたし。


                          

                          2010年6月12日  天王寺区六法体町(夕日丘)にて

 
 


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