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赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

未曾有の震災の中で興奮状態が続く

2011-03-22 21:41:23 | 日記
 未曾有の大震災の前では誰もが興奮してしまう。
 何とかしなければ。
 かわいそうだ。
 心配だ。
居ても立っても居られない。

 日本人としては当たり前の感情だと思います。
 例え身内が災害に遭ってないとしても。
 赤カブ不動産屋もそうですから。

 しかし、興奮状態とは真実が見えなくなり、感情の赴くままになることな んですね。
 一つは報道について。 各放送局は震災の日からどの局も、競争のように繰り返し、繰り返し衝撃映像を映し出し、救 済についてや対応について放送は少なかったんです。

 そして、千載一遇のチャンスのようにパフォーマンスをします。
 アナウンサーがヘルメットをし放送しました。
 後ろで見える報道局の職員はヘルメットなどしていません。
 どの局も。

 真実を見落としたことは、原発事故の問題です。
 赤カブ不動産屋は震災の日から原発事故も心配なのに、どの放送局も言及しませんでした。
 

 二つ目は地震と津波の避難民と原発事故の避難民
 興奮状態は避難民の区別がつきません。
 皆かわいそう、何とかしなくてはの感情はわかります。
 地震と津波の避難民は命からがら逃げ、着るもの、お金、薬など必要な物さえありませんでし た。
 そして、寒さに震え、命のあったことに安堵したんです。
 だから救援、支援が急がれたんです。

 新都心のスーパーアリーナの3,000人の避難民とは異なるんです。
 早急に物資が必要との要請がありましたが、実際は受け取らない、炊き出しに並ぶ人もいな  い。
 そうです、20K圏内の避難民は準備をして、通帳や印鑑を持ち、車でひなんしたり、着るも のも衛生品も薬も持って来れたんですから。

 何とかしなくてはという興奮状態はこんな事も見過ごしてしまいます。

 三つ目は溺れている人を助けようと思い、周りも見ずに飛び込む清い心

 人を助けようとする人は自分の行き道を見つけて助けないと、お互い沈んでしまうのは真実で はないでしょうか。

 食料、燃料、生活用品は震災地へ優先に。
 今関東にいる人たちは不要不急の燃料は我慢し、歩けば良いです。
 こんな事は日本人として当たり前でしょう。

しかし、興奮状態は真実が見えなくなり、震災に遭われた方の喪に服し、自分達の足下の経済 を見ない状態が続けば、支援する側も一緒に避難民になってしまいます。

 政府は震災に遭われた企業に緊急融資をすることを明言しました。
 とても大切なことですが。

 ところが今起こっている体力の弱い中小企業を中心に経済の停滞が起こっているんです。
 小売り、飲食をはじめ壊滅状態になるのではと心配するほどに。
 このまま行けば帝国データーバンクの倒産情報に載らない倒産が急増することになります。

 住宅会社には資材が入らない、企業のイベント、地域のイベントなどが次から次に中止など。
 行き過ぎの感情。

 被災された方々を支援すると言う事は足下の経済をしっかり固めないと、支援できなくなると 言う事です。

 日本のGDPは輸出よりも個人の消費の占める割合が高いんです。
 一気に日本経済を崩壊させる気なんでしょうか。

 一人一人は正しい選択をしているようですが、これが一気にスパイラルに日本経済を奈落の底 に落としていくんです。
 合成の誤謬です。 この経済を停滞させる原因は計画停電と行き過ぎた自己犠牲ではないでしょうか。
 むしろ真実が言えないほど国民が興奮しているか、建前で言っているんでしょう。

 まあ、電力の約1000kwの供給不足と言われる真実は分かりませんが。
 他に方法は無いのでしょうか。

 今日も日経平均は大幅に続伸しました。
 これも興奮と欲の中の上昇と思います。
 
 経済も株価もこんな単純には行きませんよ。
 今こそ自分の仕事を大切にし、出来る支援を継続することなんでしょうか。

 
 今日も応援ありがとうございます。

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悲しみを乗り越え前進する時が

2011-03-22 21:04:56 | 日記
この度の大災害を乗り越えて、涙しながら前進するときが来ます。

ただ涙し、止まると日本沈没、12000万の避難民が出て、不安の中の震災避難民の支援も出来ません。

赤カブ不動産屋は今、不安の中で避難している方々を思えば、食糧やガソリンや計画停電など我慢するのは日本人として当たり前ではないかと。

しかし過度になれば、支援しなくてはならない人々も避難民になってしまいます。


電車が着きましたから、自宅に戻ったら、続きを書きます。
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