赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

会社が潰れる時

2012-02-23 17:26:44 | 日記
 昨夜、日経懇話会の青年部の勉強会がありました。
 「会社が潰れる時、JALの場合」と題してセミナー。

 赤カブ不動産屋の事務所のような零細でも勉強になりましたね。
 JALの場合は外から見る、聞くでしたが。
 内部にいた方の冷静で真摯な説明はなるほどと思うものでした。

 結論からいえば「危機感が無く、環境の変化に対応できなかった」なのですが。
 JALの特別法による特異体質も原点にはあるのですが、その他の事は参考にしませんと。

 特異と言えば政治的体質が大きいでしょうが、内向き志向、組合分裂、高コスト体質、派閥ぬる ま湯などあげる事が出来るでしょう。

 日本航空特別法で守られた特異な事業の体質に政治的体質。
 それが赤字体質でも分厚い内部留保や保護された事業。

 1985年8月12日の123便の御巣鷹山の事故の直前、民営化の決議をしていたことなどは知りません でした。役員会ではなく気勢を上げていたようです。

 その直後の大事故だったんですね。

 民営化された後も信賞必罰も無く、綱紀の緩みが進んで行ったようです。
 その後は高値止まりの航空券も自由化、湾岸戦争、多様な保有機の高コストなど。
 赤字体質が進んだようです。
 その後の日本エアーシステムとの合併が更に高コスト体質へ。

 その後倒産の引き金になったのは年金減額を発表した事から、社員はそこまで言っているとの認 識になったようです。
 ぬるま湯から目覚めたときでしよう。

 その後の会社更生法で復活したのは周知のとおりですが。

 赤カブ不動産屋が思うのはやはり危機感の欠如が変化対応を阻止したのだと。
 内部から出来なければ外から、強制的に法的手続きを取ったのが良かったんでしょう。

 零細企業ほど肌身で分かるのですが、出来るかは別として。
 勉強になりました。

 今日も応援頂きありがとうございました。
 
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コメント
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