赤カブ不動産屋の独り言

 赤かぶを作り、漬けて30余年。今年は焼畑は止めて漬けるだけ。
 不動産や広告で起業して10年になります。助けられて。

2008年8月31日

2013-08-31 16:17:54 | 日記
 赤カブ不動産屋にとって、今日は特別な日と書きました。
 5年前の今日、30年と5カ月務めた前職を辞した日。
 それが2008年8月31日なのです。

 愛社精神、愛社員精神が強い奴だと自負していました赤カブ不動産屋が。
 周りからも辞する等は思いもつかない事でしたが。

 ですから「●●と対立した」とか、「女性問題を起こした」等などね。
 周りが色々とね。
 真相は心の糸が切れただけなのですが

 長く尊敬する前職の創業者の傍らにいまして。
 色々と学ぶ事が多く、特段の処遇をして頂きました。

 繰り返す企業の発展や危機のかじ取りも最中で見ることも出来ました。
 どんな不況や危機があってもこの創業者がいればと、信頼があったのです。

 最大の危機は創業者が倒れた事でしょう。
 前夜ある金融機関の副頭取を務め、住専の社長そして住専問題で引退した方と奥様。
 2週間前、弟分Y君の父親の葬儀に向かう途中に突然その人と会いたいと。
 赤カブ不動産屋が手配したのです。

 創業者と赤カブ不動産屋の4人で相撲を見てから新宿で一杯。
 金融機関の対応や今後の取引の質問等の話題で。
 中々腰が上がりませんでしたが。

 その頃は証券会社、銀行の倒産等金融危機の始まりでしたからね。
 社内に問題が有ったのでなく、今後の事なのです。

 その方と別れ、二人で帰路へ。
 その日は国技館へ向かう車中で珍しく赤カブ不動産屋に本を読んでくれと。
 一時間読んで聞かせながら。
 何時もと違っていたのですね。

 帰りは草加の事務所へ。
 創業者「誰もいないじゃないか」と。
 赤カブ不動産屋「もう12時なんだから仕方ないでしょう」と。
 二人で連れションしてね。

 先に赤カブ不動産屋の自宅へ。
 その場で別れ、次の日の朝、自宅で倒れたのです。
 別れて8時間後でしょうか。

 創業者倒れるが、前職の会社の最大の危機だったのです。
 どんな危機や問題もそれは創業者がいる前提でしたからね。

 それからの何年かは大変な事が色々と起こりましたが。
 培われた風土、文化そして何よりも鍛え抜かれた優秀な幹部たちがね。
 後継者たちも役割を真摯に果たしてくれたのです。

 赤カブ不動産屋は実力が有ったわけでなく、そのお手伝いをしただけなのです。
 後継体制も整い、創業者が亡くなり3年が経ったので。

 2008年の5月に心の糸が切れたのです。
 ただ、糸が切れただけなのです。

 後継者や優秀な幹部達の活躍が続き、リーマンショック後の危機も。
 東日本大震災後の危機も見事に乗り越えて成長を続けているのですね。

 住宅、不動産の業界の本当の危機はこれからなのでしょう。
 前職の会社も生き残り、発展する会社の1社に入ると確信していますが。
 
 そんな事を思い出します。

 赤カブ不動産屋は起業して4年半。
 この2年くらいはカッコがついてきましたがまだまだなのです。
 楽が出来た事はありませんが、面白くやれたとは思うのです。

 8月31日は特別な日。
 人生には色々な岐路が有ります。
 自ら選んだ道は全て正しいのですね。
 選んだ道に全力投球する事が後悔をしない事なのだとね。


 そんな特別な日、朝から仲間のSさんとプレデベロッパーで柏の土地の調査に。
 隣地の地主さんも売ろうかなとの事で現地に。
 不動産や不動産関連は一生の仕事になるんですね。

 今日も今週も応援頂き、面白く仕事やお節介が出来ました。
 明日からもどうぞ宜しくお願い致します。
 
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コメント (2)
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