御蔵島うつぼ記

うつぼとこつぼの島暮らし

少年少女禅の集い at 建長寺

2012-07-25 21:12:04 | 日記

暑いです;;

暑いですね;;;

更新滞っておりましてm__m

二泊三日で某鎌倉建長寺に詰めておりました。

 

毎年夏のこの時期に、建長寺では寺院子弟対象の少年少女禅の集いが行われます。

大人にとっても、とて~も興味深く、わくわくする行事です。

かれこれ・・・はて?何年目になるんだろう? 友人坊主の「そ」に誘われ、

三日間の中の、粘土仏を作らせたり、仏さまスケッチをさせたりの講師として(の、名目で?)参加しています。

 

一日目

子どもたちを集めてのオリエンテーション、

開会式、

斉座、(さいざ=昼食)、

オリエンテンプリング(「そ」の造語。寺散策などを指す)、

薬石(やくせき=夕食)、

法燈会(ほうとうえ=懺悔式*仏教では「さんげ」と読む

    ゴメンナサイなことを紙に書いてそれを燃やしチャラにする)、

座禅、

解定諷経(お経を唱える)、

開浴(かいよく=風呂)、

解定(かいちん=就寝)、

 

二日目

開静(かいじょう=起床)、

朝課(ちょうか=朝のおつとめ*お経唱える)、

座禅、

粥座(朝ご飯)、

バスで三浦海岸に行き、海水浴、地引き網&BBQ、

末寺の福寿寺さんにて水浴び&休憩、

建長寺に戻って、

開浴、

薬石、

夜の集い(皆でやるゲーム大会で大騒ぎ)

座禅、

解定諷経、

解定、

 

三日目

開静、

朝課、

座禅、

粥座、

日天清掃(お掃除)、

仏さまスケッチ、

斉座、

閉会式、

 

すべてが分刻みで行われ、お手伝いの坊さんたちが走り回り、

つられて?なのか?子どもたちも走り回る。

禅宗では、生活のすべてが修行という考え方に則って、

無言で行わなければならないことが多々あります。

そんな規則ごとや約束事を、無法者の子どもに守らせながら、

守らない子どもを叱り、

注意し、

子どもに気を取られてたら、

お経のドコを読んでいるのかわからなくなってしまった;;;り、

鼻水が垂れてる子どもに鼻を擤ませたり、

単布団(座禅に使う座布団)を持てない子どもの手伝いをし、

また、

海水浴に行った先の砂浜の汚れ具合に唖然とし、

BBQの葉山牛をおかわりし;^^

風呂に入る時にも風呂場の神様に三拝(立って座って三回拝む)をさせて、

夜には坊さんたちと反省会(ただの飲み会ね;^^)をするという、

まったくエキサイティングな三日間なのでした。

 

家が寺だからといって日常的に子どもに座禅をやらせることは少ないらしく、

お経も座禅も、出来る子も居れば出来ない子も居る。

しかし、

小さいから、幼いから出来ないワケではなく、ヤル気がナイから出来ないのだな。。。

とか、

よく、子どもはズルいとか言われるけど、まぁ確かにそんなモンかも。。。

とか、

それでも、すべてに真剣に面と向かって生きている子どもはキラッキラ☆

なんてーコトが、

時間が経つにつれ手に取るように見えてくる。

 

私が、昔は天敵だった子どもと対峙できるようになったのは、

もしかしたら、この行事に参加しているから、なのかもしれません;^^

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