八島ビジターセンター

長野県のほぼ中央、霧ヶ峰高原の八島湿原を中心とした地域の最新情報をビジターセンターからお届けします

冬眠から覚めつつあります。

2012年04月24日 | Weblog

4月も下旬!八島ビジターセンターの開館日が目前に迫ってきました!現在開館準備をもぞもぞ(ゆっくり)と進めています。やや冬眠をしていたブログは本日より冬眠から目覚め、八島湿原の様子をみなさまにお伝えしていきます^^のでよろしくお願いします!


さて、本日はとてもぽかぽかとした陽気でした。一生懸命歩くと汗ばんでしまうほどです。太陽が出ていて木道があったまっていたせいか、虫たちが木道の上で日光浴(?)をしている姿を見かけました。





彼らは幼虫の姿で越冬したのかもしれません。上の写真はカレハガの仲間と思いますがこの幼虫は雪の中で丸くなっている場面によく遭遇しました。こんなちいさな体のどこに冬を乗り切るエネルギーが蓄えられているのかまったくもって不思議です。
小さな体で厳しい冬を乗り切って、さあ春だ♪とひなたぼっこをしているのかもしれません。

ただ、彼らは小さいため、よく見落とされます。踏まれてしまうことも。木道を歩くとき、すこしだけ足元に注意をしてあげてください。彼らを踏まないように・・・。



湿原はまだまだ薄茶色です。



水路を流れる水の音がよく聞こえます。今は雪解けシーズンなので水量は多めです。



こちらは八島湿原でいちばん人気の○○(さて何でしょう)。春先に「あれは何ですか?」とよく質問されます。周りが枯れ木なのに、ここだけ葉が繁っているので目立つのも当然です。



まだまだ薄茶色でちょっとさびしい感じのする八島湿原ですが、鳥たちはにぎやかです。霧ヶ峰の夏鳥の代表格、ノビタキもよく見かけます。
鳥の中にはほかの鳥の鳴きまねをする鳥がいます。モズやカケスがとても有名です。
でも私が聞く限り、ノビタキも鳴きまねをしているようです。
今日聞いたのはシジュウカラの鳴きまね。「ツーピーツーピージュジュジュジュ・・・
とまるで本物が鳴いているようでした。(本物よりもまるっこい声、さえずっているのは明らかにノビタキ)
ほかにカッコウやジュウイチ、ホトトギスの鳴きまねをしている奴も・・・。特にジュウイチの鳴きまねはうまく、本物と間違えるほどです。

ノビタキがほかの鳥の鳴きまねをすることはあまり聞いたことがなかったので、今日のシジュウカラには驚きました。もっともっと注意して聞けば新しい発見がありそうです!

みなさんからの情報もお待ちしております。
それ、違うんじゃない?というご意見でも結構です。


八島ビジターセンターは4月29日OPEN!
開館まで今しばらくおまちください。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。