ベビーリーフ勉強会 ~あなたの知らないベビーリーフの世界~ レポート
2017年第1回目のイベント「ベビーリーフ勉強会~あなたの知らないベビーリーフの世界~」が冬晴れの1月22日(日)に行われました
市内青葉区のスタジオエアシーを会場とし、参加人数は受講者11名(会員5名、一般6名)、生産者の良葉東部様から2名、スタッフ4名、計17名でした。
今回の勉強会は3部構成で、食素材研究部会ならではの様々な角度からベビーリーフを追求しました
〇第1部「ベビーリーフをじっくり知ろう」
普段はいくつかの品種をミックスして食べるベビーリーフを、1品目ごと6種類食べ比べました
「ピノグリーン」は小松菜の仲間で癖がなくジューシー、
「ルッコラ」はゴマの香りでピリッとした辛味、
「ロロロッサ」は結球しないレタスの仲間で柔らかい歯ごたえ、…。
それぞれを丁寧に味わってみるとなかなかの個性派揃いです
見た目だけでなく、味わいや食感が色々楽しめるのがベビーリーフの魅力
また、多品種が混ざっているため多くの栄養素をバランスよく摂取でき、栄養面からもビジュアル面でも“使える食材”ということを実感しました
第2部「ベビーリーフランチを楽しもう」
メニューはベビーリーフをはさんだロールパンサンド2種とベビーリーフをトッピングしたミネストローネスープです。
柔らかいベビーリーフはパンにたっぷりはさんでも馴染みやすく、食べやすいと好評でした
ミネストローネは赤とグリーンのコントラストが鮮やかで、見た目も元気が出そうなスープでした
サラダ以外でも工夫次第でベビーリーフの用途は広がりそうです。今回のレシピはどちらも簡単ですので、ご家庭でも是非作ってみてくださいね
第3部「生産者さんをお迎えして…」
今回使用したべビーリーフの生産者、株式会社東部環境 良葉東部統括部長の佐藤和隆氏と遠藤栄美さんをお招きし、栽培に至った経緯や栽培方法の特徴などを伺いました
ここで皆さんにクエスチョンです
問題:「良葉東部」は何と読むでしょう?
答えは・・・“イーハトーブ”
“イーハトーブ”と言えば宮沢賢治が描く理想郷の名称でご存知の方も多いでしょう。
ベビーリーフの栽培施設は東日本大震災の津波で水没した大川中学校跡地に作られました。“またいつでも地域の人々が戻って来られるように。色々な方にも気軽に足を運んでいただけるように。”との想いと“食卓に安心で美味しい野菜を届けたい=良い葉→よい葉→イーハ”+社名の「東部」から名づけられました。
想いのこもった素敵な名前です
また、良葉東部の刈り取りのこだわりは一株ずつ手刈りしていることですそのため切り口の状態が良いので日持ちがし、長さに統一感があるので盛り付けても上品です
「ベビーリーフなら『良葉東部が日本一』と言われる会社にすることが夢」と語るお二人の姿がキラキラ眩しく見え、大変印象的でした
参加された方からの感想です。
〇ベビーリーフの栄養素や味、色々と勉強になりました。何気なく食しているとあまり味に意識が向きませんでしたが、1つ1つ食したことで違いが分かり楽しかったです
また、生産者の方の声も聞け、機械と手刈りの違いも分かり、今度は意識して食してみようと思いました。(Iさん)
〇保存の仕方も教えていただいたので手軽に使えます。スープ、パンで身体も温まり、ゆっくり落ち着いてお話をお聞きすることができました(Kさん)
〇ベビーリーフはおしゃれ感だけかと思って今まであまり購入していませんでした。リーフレタスよりも食べやすいので子どもたちにも良いので、これからもっと利用したいと思います(Wさん)
今回のイベントは企画した側も予想以上に学び・気付きの多い勉強会になりました。これからも食素材研究部会では素材の魅力を色々と探っていこうと思います。どうぞご期待くださいませ
レポート 食素材研究部会 成田浩子
写真 食素材研究部会 内海京子