みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

秋の蔵王&山家さんちの洋ナシ食べ比べ ~前編 産地交流部会~

2015-11-25 22:30:19 | 産地交流部会のブログ

11月15日、どんなに寒くなるだろうと防寒対策しながら向かいましたが、この日は蔵王でもちょっと暖かい風が吹いていました

まずは蔵王ハートランド内の『手作り体験館』でカッテージチーズ作りを体験♪

正確にはカッテージチーズ風でしょうか?本来であれば乳製品に乳酸菌などを加えて作るものだそうです。こちらでは手軽に牛乳とリンゴ酢を使います。家庭でも簡単に作れそうなので作り方を紹介しますね

①   一人分250mlの牛乳を鍋にあけて40℃になるまで温めます。

②   牛乳の1/10の量のリンゴ酢を加え、ゆっくりとかき混ぜます。

③   白いかたまりと液体に分離するので、ザルにさらしを敷き②をこします。

④   さらに③で残った白いかたまりをさらしに包んで流されないように水道水で洗います。

⑤   ④をお好みの固さに絞り塩を加えて混ぜると完成♪

※③で残った液体はホエーと呼ばれる栄養のあるものですが、今回はお酢で作っているため利用するのはおすすめしないとのこと。

※リンゴ酢のかわりにレモン汁、牛乳に生クリーム(牛乳500mlに対して生クリーム150ml)を加えると更になめらかで爽やかな味に仕上がるそうです。レモン汁を使うときはお好みで洗わなくてもOK。残ったホエーも美味しいんだとか

※①で温めるのを70℃にすると少ないお酢で出来ますがやけどにご注意下さい。

出来たカッテージチーズはクラッカーにのせて 更に塩や蔵王ハートランドで売られている清乳ジャムをつけて美味しくいただきました♪

 

チーズ作り体験が終わると ちょうどお昼時 ランチはまたまた蔵王ハートランドの中にあるレストラン『ウィンド・スクエア』で蔵王爽清牛ハンバーグセットをいただきました

この美味しさは…力作のこの写真でご想像くださいませ♪

蔵王爽清牛とは…仙台コカ・コーラボトリング株式会社蔵王工場で爽健美茶を製造する過程で生まれるたくさんの穀類が含まれる「茶殻」と蔵王酪農センターで蔵王チーズを製造する過程で生まれる良質なたんぱく質を含んだ「ホエー」を原料とした飼料を食べて育てられた環境にも優しい新ブランド牛のことです

 

ジューシーなハンバーグでお腹を満たした後は…なんと!ゆと森倶楽部で佐藤シェフのサラダとデザートがお待ちでした

ワンプレートで盛り沢山のデザート♪この日限定の特製プレートです

特に洋ナシのパイはバターの香ばしさと洋ナシの甘さ加減が絶品

グルメ経験の浅い私はありますが、こんなに美味しいパイを食べたのは初めてです。幸せ♪来て良かった♪

このあと 満腹でも美味しく食べられちゃうサラダのバイキング♪

佐藤シェフから この日に提供されたサラダのレシピを紹介してくださいました

佐藤シェフのプロ感覚で調味されているので分量を明確にするのは難しいとのことで、分量は映像からの想像とお好みでお願いします。

≪人参マリネ≫

①、千切りした人参を1~1.5%の塩+塩麹でよく揉み込みます。

②、①を軽く水気を切りオレンジジュース、はちみつ、レモン汁、コリアンダー、レーズンを加えます。

※ポイントは塩加減とレーズンは水でもどさず甘さを活かすことだそうです。

 

≪さつま芋のサラダ≫

①さつま芋を80℃で2時間加熱、その後100℃で20分加熱します。

②①を7~8㎜の輪切り、また半月切りにして食べやすい大きさにします。

③リンゴは8等分したものを薄切り、玉ねぎは千切りにします。

④玉ねぎは生で加える分を残してリンゴと一緒に炒めます。

⑤②と④を炒め、生の玉ねぎ、レーズンを合わせ、マヨネーズ、ワインビネガー(酢と白ワインでもOK)で調味します。

※さつま芋の加熱ですが、佐藤シェフによると80℃で1時間以上加熱するとさつま芋のでんぷんがアミラーゼにより麦芽糖を生じるため甘さが増すのだとか。更に中までしっかり火を通すために100℃で加熱します。家庭で80℃1~2時間加熱は難しいですが、炊飯器を使って保温で一晩入れておくと同じ効果が得られるようです。もしかしたら水分が抜けそうなのでお水を加えておくと良いかもしれません。これだと電気代やガス代を気にしないで出来そうですね。

 

≪紫キャベツのサラダ≫

①紫キャベツ、玉ねぎ、ベーコンを千切りにします。

②①をみじん切りしたニンニクと一緒に炒めます

③②にリンゴ酢と白ワイン、砂糖、クローブを合わせ、塩・コショウで味を調えます

※お酢で紫キャベツの色を引き出します。色がキレイなので料理の彩りのポイントとして、お弁当などにも良いですね。

 

≪大根のサラダ≫

①   大根は短冊切りにして2%の塩に一晩つけておきます。

②   ①を軽く水を切り、フレンチドレッシング、ガーリックオイル、蜂蜜で調味します。

※今の時期はきのこをプラス、調味料にもゆずを加えているそうです。時期によってはサーモンや山菜などを加えても。

※蔵王では大根が名産とのことでしたが、確かに移動中 緑一面の平野が牧草かな?と思いきや よく見ると そこは大根畑で大根の葉っぱがフサフサとおがっていました♪

参考になりましたか?この日食べた材料は産地も厳選しているとのことで、全部はマネ出来ませんが、サラダのレパートリーも広がり、工夫次第では作り置きの一品にもなりそうですね。

野菜のおいしさや良さを引き出すため、プロの一工夫、ひと手間があるんですね

(レポート担当 産地交流部会佐藤明子)

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 秋の蔵王&山家さんちの洋ナ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

産地交流部会のブログ」カテゴリの最新記事