今回のテーマは、「おいしいみやぎの果物を知ろう」ということで、仙台市若林区にある「せんだい農業園芸センター」を訪問し、
農学博士で現在、園芸センターに勤務されている菊地先生から果物にまつわる興味深いお話をいただきました
その1 菊地先生のお話
スーパーでリリンゴを買うときの判断基準は?産地?品種?
どうしても有名な産地や、品種を選んでしまいますが、リンゴの旬を意識してみましょう。
本当においしい旬の品種を知りましょう。おのずと産地と旬の関係も見えるのでおいしいリンゴに出会えるははず
ちなみに、おいしい果物を食べたいなら生産者さんと仲良くなっておいしい時期に直接生産者さんから購入するのが一番ということでした
約1時間、そのほか、色々な果物の話を分かりやすく果物のお話をいただき、果物に対する興味がとても大きくなりました
(ちなみに、リンゴ、レモン、イチジク、等々...果物の漢字、みなさんいくつかけますか?)
その2 果物の食べ比べ
「なし」は、幸水、南水、秀玉、あきづきの4品種。秀玉は青梨で20世紀の仲間。そのほかは赤梨であきづきは晩生の品種。
「いちじく」はコハク、ビオレソエリス、バナーネ、ヌアール・ド・カロンの4品種。
コハクは普段食べ慣れている品種で、バナーネが白いちじく、あとの2つは黒いちじく。
「ぶどう」が、ピオーネ、クインニーナの2品種でした。クインニーナが今回食べ比べした中で一番甘くて味が濃い果物でした。
それぞれ糖度や味の強さが違うので、菊地先生から「○○○の順番に食べてくださいね」と教えていただき、
みんなで菊地先生がカット(まな板なしで見事な包丁さばき)してくださった果物を食べ比べ。
それぞれ個性があってとても美味しかったです!生食いちじくが苦手だった参加者もいちじく好きになりました。
その3 農場見学
園芸センターにはいくつも施設があって、雨よけ施設で栽培されている「いちじく」と「ぶどう」、
防風ネットで囲われた施設で栽培されている「りんご」と「なし」をご案内していただきました。
「りんご」と「なし」の施設で驚いたのはその管理方法で、なんと木と木が合体しているじゃありませんか
「樹体ジョイント仕立て」というものなのですが、木が一直線に繋がっているので、直線の動きで管理ができるのでとても効率がいいとのこと
そして木の勢いが強いときには幹を間引いて根と繋がっている数を減らすことで調整するそうです。
なんだかすごくないですか?小雨が降る中だったので足早の見学となりました
今回のイベント、菊地先生の講演会、食べ比べ、施設見学を通じて多くの発見気づきがありました
昼食会場は地下鉄薬師堂駅の近くにある「カフェくるり」で、厚切りミートローフと野菜たっぷりキーマカレーがワンプレートになった
「スペシャルMIXランチ」をいただきました
「食べるなら、とにかくカラダにいいものを」がお店のこだわりで、地元のお野菜をたっぷり使った料理でおなかの方も充実
満たされた1日となりました
参加者:コミュニティ会員13名、一般2名
産地交流部会:實井正樹(記)