みやぎ野菜ソムリエの会

会員同士の相互交流と情報発信を目指し、各種勉強会、産地の視察研修等を自主的に行っていく野菜ソムリエ会員のコミュニティです

JA石巻直売部会と合同の野菜の日イベント報告(前編)

2013-09-24 17:29:03 | 野菜の日記念イベント

みやぎ野菜ソムリエの会、今年の野菜の日は、二か所からの呼びかけがあり、大宮会長始め役員の皆様は人員配置と段取りに大忙しでした。栗原班と東松島班の二班編成で行いました野菜の日イベント。東松島「菜っちゃん市場」編をご覧下さい。JAいしのまき鳴瀬直売部会と共催で行いました野菜の日イベントは、すずこまトマトと菜っちゃん市場の新鮮な野菜を使った「すずこまと夏野菜のキーマカレーや石館副会長謹製のすずこま味噌ソースでのスティックサラダなどを野菜ソムリエの会10名と直売部会8名でいっしょに作り、菜っちゃん市場常連のお客様に振舞いました。前編は調理の様子をご覧下さい。

 

去る8月31日、JA石巻直売部会とみやぎ野菜ソムリエの会合同主催による野菜の日イベントが開催されました。

みやぎ野菜ソムリエの会参加者は地元会員ですずこまを作っている石森さと子さん宅に伺いました。

すずこまが赤く実っています。

 

 

本日の食材です。

スイスチャードが見事です。奥のかごには菜っちゃん市場の野菜が盛りだくさん!

 

 

主役のすずこまトマトです。

真っ赤に実ったすずこまは美味しそうです。

左側の写真はすずこま青トマトです。赤くなりきれなかった青いトマトです。

実は青トマトも料理次第で酸味の素敵な美味しい料理になるんです。

料理の色どりにもいいですね!

 

 

今回JA石巻直売部会さんからは9名、みやぎ野菜ソムリエの会からは10名の参加を頂きました。



菜っちゃん市場に掲示されたポスターです。

賑やかな感じですね!

 

 

野菜調理は小野集会所をお借りし、皆さんで役割分担をして調理を進めていきました。

調理前にミーティングです。

石館副会長から始まりのご挨拶

 

 

 いよいよ調理開始

 

 

 

会員の阿部恵里子さんからテキパキと指示が入ります。


♥今回の調理を仕切ってくれた阿部恵里子さんのコメント♥

鳴瀬直売部会の方々と一緒に大鍋二つ60皿分のキーマカレーを作ります。

野菜を切る手早さとタマネギをじっくり炒める丁寧さがありまして、本当に美味しいカレーになりました。

 作りながらいろいろお話しが出来て楽しいひと時でした。


大量のタマネギを炒めています。  涙が~~

 

 

ついつい食べ比べをしちゃいました。

 

食素材部会の成田浩子さんからのコメント

当日の調理では、カレーにトッピングする野菜とスティックサラダを担当しました。沢山の野菜が準備されていましたが、一番の注目はやはり“スズコマ”です。

調理を進行させつつ、勉強兼てのプチ試食で生のものと炒めたものを食べ比べしました。(決して、お腹が空いてつい手が伸びたわけではありません。)

生は味も薄くインパクトに欠けますが、加熱すると食感と風味が断然良くなります。色々な食材や調味料と調和し、旨味をUPさせるという意味に納得しました。

石館さんが作ってきてくださったディップソースもちょいと試食。「味噌との相性もいいね。」「そのまま(野菜に付けない)でもいけちゃう♪」などと、手を動かしながら口も動かし、わいわい賑やかな調理タイムでした。   

 

 

 キーマカレーに入れる食材がとってもきれいにカットされています。 

 

 

 

阿部さんの発案でニンジンをすりおろして、隠し味にするため、あちらこちらでニンジンをすりおろしています。

 

 トッピングの青すずこまを炒めています。綺麗な色です。

ゼリー質が少なく果肉が多いので、こんな料理法が可能なんですね!

 

 

 煮込んでいきます。

ルーを入れ込むとカレーらしさが出てきます。

 


 調理の合間に石巻河北新報さんから取材も。

地元ですずこまを作っている会員の石森さと子さんと石館副会長が取材を受けています。

 

 

 

では、ここでお待ちかねの当日作ったレシピをご紹介致します。

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 「色々野菜のキーマカレー~炒め野菜載せ」

「キーマカレー」の材料 5皿分

豚ひき肉  200㌘~250㌘ タマネギ大1個ー1㌢角に切る。ナス中2個ー1㌢角に切る。ピーマン2個ー1㌢角に切る。
オクラ    4個-1㌢幅に切る。スズコマ  300㌘-2㌢角に切る。水     60cc  市販カレールー 100~120㌘
ガラムマサラ 小さじ1サラダ油  大さじ1

「トッピング用お野菜」

ナス1個・インゲン2本・ピーマン1個・赤いスズコマ2個・青いスズコマ2個(石森さんの畑のスズコマ )のトッピングで色鮮やかにする。

作り方

1フライパンにタマネギとサラダ油を入れて混ぜてから。火をつける。中火でじっくりと炒め、ひき肉を加えて、しっかりと色が変わるまで炒める。
2ナスを加えて、更に炒め、水とトマトを加えて煮立てる。沸騰したらアクをとり、弱火から中火で約5分間煮込む。
3一旦火を止め、カレールウとガラムマサラを加えて、煮溶かす。最後にピーマンとオクラを加えて、ふたたび中火で7~8分程煮込む。
4別フライパンでナス、インゲン、ピーマン、赤・青スズコマを炒めてトッピングする。
※「色々野菜のキーマカレー~炒め野菜載せ」は、食育部会で8月開催した「おやこ収穫体験」で作られたレシピを提供頂き、それにJA石巻直売部会の「炒め野菜を載せる」というアイディアを合わせて作られた一品です。

「野菜スティックースズコマソース添え」

材料 

「野菜スティック用野菜」
きゅうり・ピーマン・ニンジン・スイスチャード-スティック状にすべて切る。

「スズコマソース」
タマネギ100㌘-みじん切り スズコマ150㌘-湯むきして粗みじん切り 味噌大さじ2 みりん大さじ2 酒大さじ2 レモン汁 大さじ1サラダ油 大さじ1

「スズコマソース」の作り方

1フライパンにサラダ油を熱して、タマネギを炒め飴色になってきたらすずこまも加えて更に炒める。
2味噌、みりん、酒を加えて、ぽってりとするまで炒めたら、最後にレモン汁を加える。

Point:

タマネギをしっかりと炒めることで、甘みのある美味しいソースが出来上がります。暖かくても冷たくても美味しくいただくことが出来ますので、
ステイック野菜や、炒めたナスのソースとして、又卵料理に添えてもおいしいです。
水を加えてないので冷蔵庫で5日は保存可
※すずこまソースは野菜ソムリエ石館志保子さん考案のレシピです。

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ほぼ、完成した料理を車で5分ほど離れた会場「菜っちゃん市場」運びます。

盛り付けや参加者の様子、また、サプライズの来訪者などは後編でお伝えします。


最後になりますが、当日スタッフとして参加頂いた佐藤明子さんからのコメントをご紹介致します 

野菜の日、すずこまトマトを使ったカレーをふるまうということで、

「そのカレー…私も食べたい!!」

と思い参加させていただきました。自分が皆さんの足をひっぱらないようにと思うとドキドキの参加でしたが、

ベテランな方が勢ぞろいだったので余計な心配でした。出来上がったカレーは野菜の‛だし’がよく出ていて美味しかったです。

 もちろんすずこまトマトの旨味も利いて野菜が沢山食べれるカレーでした。 

デザートにはすずこまジェラードにスイカ割の西瓜もいただき、お腹いっぱいのイベントでした。

個人的に この後、埼玉から来た友人と合う予定だったので、珍しい野菜や軟らかそうなお餅、

丁度いい塩加減で漬けられた漬物などが売られていた菜っちゃん市場での買い物を我慢して指をくわえて見ていたのですが、

畑から掘りたての下仁田葱を遠慮なくいただき、好物の摘みたての枝豆を購入してしまいました。

 震災した東松島のこの土地でも こんなに野菜が育つようになったんですね。

ただでは育たなかっただろうこの土地で 畑をここまでにした地元の農家の方々のパワーを感じました。

そして私は東松島を後にすると葱の臭いをプンプンさせながら 友人とお酒を交わすこととなりました。

どうにか持ち帰った下仁田葱でしたが、母に預けると「根っこがあるから植えてくる!」とまた別の土へ帰り、

大好きな枝豆は石館さんから教わった「フライパンで蒸し焼き」にしました。ホクホクして甘みがあり美味しかったです。 

2013年8月31日は私にとって とても野菜充実した一日でした。

                                                  

 

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