5月25日(土)、石巻市尾ノ崎集落で地域復興のための交流会をおこなってきました。
尾ノ崎集落の方々10人が農漁家レストランのんびり村に集まり、食育部会員が持参した手づくり料理とのんびり村の坂下さんが作ってくれた牡蠣ご飯、しうり貝(ムール貝)の潮汁、焼き牡蠣、漬物をみんなでおいしくいただきました。
食事後は、野菜ソムリエが、すずこまトマトやかぼちゃ、枝豆の苗を畑に植え付けました。また、仙台の児玉さんが育ててくれた
はまなすの苗を植え、美しい浜の環境再生を願いました。
すずこまトマトを植えました。
今年度の食育部会の第1回目の活動として、5月25日(土)、石巻市尾ノ崎集落で地域復興のための交流会をおこなってきました。
石巻市(旧河北町)の道の駅「上品の郷」に集合し尾ノ崎をめざしました。
途中「やませ」現象によりどんどん気温が下がって天候が心配されましたが、一日中好天に恵まれ助かりました。道路は砂利道は一部のみで舗装整備がすすみ運転しやすくなっていました。
到着後、ご挨拶もそこそこ、食育部会員が持参した手づくり料理を盛りつけました。お料理は9品、
絹さやと豆腐の炒め和え物、新玉ねぎのポン酢醤油和え、ゆで野菜変わりタルタルソース、野菜たっぷりオムレツ、軟らか大豆の煮物、すずこまトマトワイン煮、すずこまトマトソースのラザニア、河北芹のせりやき、苺ジャム味鉄分補給煮などです。
坂下健さんは、火をおこし牡蠣を焼いてくださいました。3月をすぎると牡蠣の成長が、いちじるしく大きくなり、プリップリッで見事な牡蠣でした。「こんな大きな牡蠣を食べたことない」と驚きながらいただきました。
また、のんびり村の清子さんが作ってくれた牡蠣ご飯、しうり貝(ムール貝)の潮汁、漬物などをいただきながら尾ノ崎集落の方々と、
再開の喜びと集落復興の話題で楽しく過ごしました。
清子さんは「震災後初めて2年ぶりに牡蠣ご飯を作りました。味加減はいかがですか」と感慨深げにお話ししてくださいました。
交流会では、それぞれお好みの味や料理があり、作ってみたいのでレシピがほしいと要望されました。
健さんのお話では「震災で行方不明の方の捜索が今日も長面浦でおこなわれています。
インフラ整備が遅れているが、電気工事は8月までに完了する予定です。長面浦の牡蠣は貝毒もなく美味しい、牡蠣の生育の環境が良好で心配しないで食べてほしい。
集落移転は3年後に実現の予定です。」と尾ノ崎地域の復興をめざして語ってくれました。仲間の浜畑さんから「今度来るときは美味しい牡蠣と野菜の料理を持ってきてほしい。」と希望されました。
参加者は阿部恵里子さん、菊田朋子さん、三原恵子さん、庄子と家族の6人です。 食事後は、野菜苗とはまなすの苗木の植え付けをしました。
夏にきれいな花と香りを漂わせていた「はまなす」が消失してしまっています。
地域の風景を取り戻すために、「はまなす」の苗木80本を尾ノ崎に植えることにしました。約30本ほどはのんびり村の入り口にウエルカムフラワーとなるよう願って植
えました。
他の50本は参加した集落の方々にそれぞれの屋敷まわりに植えてもらうこととし、
持ち帰ってもらいました。はまなすにはトゲがあるので植えるのに苦労したようです。
約30本ほどはのんびり村の入り口にウエルカムフラワーとなるよう願って植
えました。他の50本は参加した集落の方々にそれぞれの屋敷まわりに植えてもらうこととし、持ち帰ってもらいました。
はまなすにはトゲがあるので植えるのに苦労したようです。
のんびり村の畑にはすでにスイカやナスが植えられていたので、今日は、すずこまトマトや枝豆、かぼちゃ、そうめん南瓜、ピーマンを植えました。
塩害の影響が心配されますが、昨年植えたナスやトマトが収穫できたという嬉しいお話を聞きましたので、今年は、すずこまトマトや南瓜の収穫が楽しみです。
トマトが収穫できるころまでには、レシピを届けるためにのんびり村を訪れたいと思います。
帰り道、道の駅上品の郷で、買い物をしお疲れさんでしたとご挨拶をし、解散しました。
上品の郷には、エコファーマーの野菜コーナーやCO2 削減栽培野菜コーナーがあったので、農家が努力して栽培した野菜を買って帰りました。
坂下健さん(左)と清子さん(右)
記録:食育部会 庄子みつ子