久々に名著かな、これは。しりあがり寿の『真夜中の弥次さん喜多さん』の装丁でもお馴染み、祖父江慎デザインの「よりみちパンセ」シリーズの一冊。<中学生以上向け>と銘打っているだけあって、すべての漢字にルビが振ってあってわかりやすく書かれているんだけど、内容は重くて極めて重要。米軍基地移転経費問題なんかを考える意味でも、示唆に富んでいるんじゃないかな。
著者の小熊英二といえば、『<民主>と<愛国>―― . . . 本文を読む
先日もチラッと書いた中津川の中二殺人。加害者の高校生には二歳になる子供がいて養護施設に預けられているそうだけど、マスコミが当初いっていた「よくしゃべるいい子」とか「楽しい子」っていうのはいったい何だったんだろう?「マスコミのきれいごと」については、普段わたしがあまり好きではないコメンテイター、大谷昭宏と勝谷誠彦も批判記事を書いていて、ナルホドって感じだ。
・大谷昭宏「学校も報道もきれいごとはやめ . . . 本文を読む