切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

集英社だからできた話。(文庫版『人間失格』をめぐって。)

2007-08-21 23:59:59 | 超読書日記
人気漫画「DEATH NOTE」の漫画家が表紙を書いた太宰治の『人間失格』が売れているそうだけど、こういうアイデアって、集英社だからできたことなんじゃない?

ところで、個人的には「人間失格」より「DEATH NOTE」の方が断然深いと思っているわたしだけど、太宰治なら断然初期で、「猿面冠者」、「ダスゲマイネ」、「雌について」なんてあたりがエバーグリーンな傑作だって思うなあ~。

それに比べると、「人間失格」の主人公は、年取ったらとても読めないなあ~、わたしは…。

とはいえ、近頃、本って売れないっていうし、出版社や書店の危機が叫ばれる中、やっぱり著作権の切れた作品で商売はおいしいんじゃないですか?嫌味っぽいけど…。

(おまけ)
・「十二月八日」 太宰治 著


人間失格 (集英社文庫)
太宰 治
集英社

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