切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

プレスリー没後三十年。

2007-08-22 23:59:59 | カメレオンのための音楽
前首相のクレイジーなファンぶりで、日本では引いてしまった人も多いであろうエルビス・プレスリー。今年は、没後30年ということで、様々な企画が進行しているようだけど、高橋ジョージ&三船美佳夫妻だの小倉智昭に何かいわれなくても、純粋に音楽的に楽しめないものかって、思うのはわたしだけでしょうか?

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ビートルズと違って、音楽的な側面で語られることが意外なくらい少ないプレスリー。

これというのも支持者に問題があるんだろうけど、「ドーナツ好きな、もみ上げの長いオヤジ」という晩年のビジュアルイメージが定着しすぎたせいじゃないかしら?

具体的にいえば、比較的語られることの多い兵役前のサンレコード時代の音源は元祖パンクといいたいような躍動感に満ち溢れているけれど(スコッティ・ムーア!)、兵役後のサウンド面での面白さを教えてくれたのは、ミュージシャンの大滝詠一氏くらいではないですか?

斯くいうわたしも、兵役後のサウンドに興味を持ったのは、大滝氏のラジオや雑誌、ライナーでの発言がきっかけで、兵役から復帰したプレスリーのレコードがダブルドラムスだったということはそれまでよく知らなかった。

ところで、随分前に、イギリスの音楽誌NMEが企画したチャリティ物で、プレスリーのトリビュート・アルバム"Last temptation of Elvis"というのが限定販売されたことがあるんだけど、現在入手困難なんですよね。

シドニー・ヤングブラッドやタニタ・ティカラムなんかも参加しているんだけど、聞き物は、ポール・マッカートニーの「イッツ・ナウ・オア・ネバー」とブルース・スプリングスティーンの「ビバ・ラスベガス」。

わたしは以前たまたまラジオで聞いたんだけど、「ビバ・ラスベガス」の気持ちよかったこと、気持ちよかったこと~。(少なくとも、この曲に関しては原曲に勝ってます。)後になって、収録されたアルバムを探したんだけど手に入らず、随分悔しい思いをしたんだけど、これって再発なんてことにはならないですよね?

(因みに、スプリングスティーンの限定版ベストに入っているそうですね。不覚にも、最近知りました。)

最後にわたしが好きなプレスリーの曲は、初期なら"My baby left me"、中期以降なら"Little sister"なのでした。偏向してるかな?

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