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大林監督、故郷・尾道市に異論 戦艦大和セット公開巡り

2006-04-26 05:44:44 | アメリカの夜(映画日記)
あんまり好きな監督ではないんだけど、わりと正論を言っているので書き込み。所詮、張りぼてでしかない戦艦大和のセットでえげつない観光商売をしている行政ってどうなんですかね?

大林監督、故郷・尾道市に異論 戦艦大和セット公開巡り (朝日新聞) - goo ニュース

            ☆     ☆     ☆

>大林監督は次のように語っている。

>僕の自慢は、尾道に映画の記念碑やセットを残していないことだ。映画を見た人の心に残ったものが記念碑。セットを残そうなどという提案はすべて断ってきた。尾道市にとってはそれが不満だったのだろう。

>「男たちの大和」という映画がふるさとで撮影されたことは、誇らしく思う。僕の尾道での撮影スタッフも協力した。でもセットは残すためのものじゃない。スクリーンに映し出されて初めてリアリティーを持つ。単なる張りぼては、夢を壊すだけではないか。

>恒久的に残すものとして、戦艦大和の歴史がある呉市につくられたのなら賛成するが、いかにセットを残すかばかりに気を取られた尾道市につくられたことは、大和にとっても不幸だ。

>小学生からも金をとって、ふるさとや戦争を商売にしている。セットが公開されているうちは尾道とは絶縁だ。これは、大林映画30年の理想に対する否定であって、怒らないわけにはいかない。

>僕の願いは、ふるさとがあるがままに残って欲しいということだ。高度成長期、尾道でも古いものが壊されたが、これからは古いものを残すことが資源になる。「そこにしかない暮らし」を求めて旅人は来るのだから。

            ☆     ☆     ☆

思えば去年の衆院選挙中は、ホリエモンの「尾道ハリウッド構想」なんていう噴飯物もあったし、映画に過剰な期待を寄せる地方っていうのはどうなんでしょうか?

・ホリエモンの「尾道ハリウッド構想」。
・千葉真一 会津若松で撮影所経営へ?

「人が集まってるんだからいいじゃない」っていうんなら、拝金主義でしかないし、とっても安っぽい地域振興だとわたしは思うけど、こんなことでもやらないと活性化しないほど地域社会が疲弊しているのなら、やっぱりコイズミ問題か?

大林宣彦のいう、<「そこにしかない暮らし」を求めて来る旅人>って言い方には、ちょっと共感するなあ~。

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1 コメント

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尾道 (尾道の民)
2006-04-26 18:26:01
尾道ポータルで議論しましょう。お待ちしています。
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