切られお富!

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『文楽のツボ』 葛西聖司 著

2006-05-13 20:23:53 | 恋する文楽
今日、国立小劇場へ文楽を観に行ったんだけど、売店にこの新書があったんで、思わず手にとってしまった。これは、NHKの伝統芸能番組でお馴染み、葛西聖司アナの書いた文楽の本なんだけど、彼のプロフィールを見てビックリ。「義太夫協会会員」!!そして、1951年生まれ!55歳かァ~、テレビだとそうは見えないな~(笑)。(もちろん、若いという意味ですよ。)

アナウンサーで義太夫協会会員って、義太夫習ってるんですかね?声がつぶれたりしないのかな?けっこううまいのか、落語の「寝床」みたいな感じなのかは不明だけど…。

そんなことより、この本で特徴的なのは、ひとつひとつの演目の解説に、鑑賞のポイントのマークが入っていて、義太夫なら床本、三味線なら三味線、人形なら頭のイラストが欄外に付いているんですよね。これはなかなか画期的なアイデアかもしれない。

まだこれからじっくり読むんだけど、最初が今月上演している「生写朝顔話」(文楽版「君の名は」といわれているすれ違い恋愛物。)だっていうのも、ちょっとタイムリー。

わたしは後日第二部を観に行く予定ですが、すでに観た方にもこれからの方にもいいんじゃないですか?写真も最近の舞台のものばかりだし。面白そうです、オススメ!



文楽のツボ

日本放送出版協会

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